サロン開催報告

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第6回ブリッジサロンが開催されました

8月25日(土)、ブリッジサロンを東京・港区の三田NNホールにて開催しました。
当日の参加企業は、(7649)スギ薬局、(9443)インテック コミュニケーションズ、 (4767)テー・オー・ダブリューの3社。
14:00より、各社30分の企業説明会 を行いました。



受付の様子

企業経営者声を聞き、有望銘柄を発掘しようと、熱心な個人投資家の方々が約90名参加しました。

説明会の様子

スギ薬局
杉浦 広一社長

インテック コミュニケーションズ
村椿俊勝社長

テー・オー・ダブリュー
川村 治社長

今回はじめて参加した女性投資家の方は、「こういう機会は大変勉強になるので今後も是非開催して欲しい」との感想を頂きました。また、「熱心に私達のような個人投資家に話をしてくれる社長さんには大変好感を覚えます」とのコメントをくれた方もいらっしゃいました。


交流会の様子

 

プレゼンテーションの要約(プレゼン順)

(7649)スギ薬局 :プレゼンテーション資料

  1. 企業概要
    • 処方箋調剤併設型ドラッグストアを愛知県、岐阜県、三重県を中心に展開。現在117店舗。
    • 地域に密着した「コミュニティー・ファーマシー=かかりつけ薬局」として顧客の信頼を得る。
    • ドラッグストア業界トップの成長性。
    • 無借金経営に代表される安全性。

  2. 医薬分業とドラッグストア
    • 厚生労働省は、高騰する医療費抑制と国民の健康維持のために医薬分業による「かかりつけ薬局」を推奨。
    • 2000年度の全国分業率は39.5%と近年急速に進展。
    • こうした流れの中で、処方箋調剤に対応した調剤併設型ドラッグストアが増加中。
    • 分業率は都道府県によってばらつきがある。同社の地盤である東海地方や近畿地方は分業率が低く、開拓の余地大。
    • 現在のところ調剤の構成比は4.5%程度だが中長期的には10%以上となり、大きな収益源と期待される。

  3. 今後の見通し
    • 今期を含め3年で130店舗の出店を予定。3年で2.2倍を目指す。  株式公開による調達資金を有効に活用。
    • 2005年2月期 店舗数:300店舗、売上高:1000億円  「東海地方、近畿地方への出店」
    • 2010年    店舗数:1,000店舗、売上高:3500億円 「ナショナルチェーン構想」
  4. 流動性の向上
    流動性の向上を目指して以下の施策を実施。
    • 東証上場記念配当:8月末中間配当を10円アップの20円に。
    • 7月2日から単位株を1000株から100株に引き下げ。
    • 年間2回の株主優待

     

 

(9443)インテック コミュニケーションズ :プレゼンテーション資料

  1. 事業内容

    ①通信サービス
    全国展開する当社ネットワークによる付加価値を提供。通信機器に、独自あるいは外部ソフトウェアを組み込み、顧客ごとに最適なネットワークを構築。
     (例)金融業X社の場合
    全国500拠点以上あるATMからリアルタイムで本社管理データベースへアクセス、照会を実施。顧客はいつでもATMより現金の入金、借り入れが可能。

    ②情報システム
    顧客のニーズに合わせ、パッケージソフトウェアの開発や販売、交換機などの通信機器の選定や販売を行う。
     (例)外食業Y社の場合
    全国300ヶ所の店舗から、売上データなどのPOSデータをEDIServにより一括管理。売上データの統合・振分処理により、迅速な発注業務が行われている。
    EDI(データ交換)に必要な機能を全て準備し、顧客のホストコンピュータの付加を軽減。取引先ごとに異なる端末でも、意識せずにデータ交換が可能。

    ③アウトソーシング
    同社ネットワークや通信機器を利用してもらい、運用管理・設備管理サービスを提供。また、顧客の資産を同社データセンターに預かり、運用管理する。
     (例)コンビニエンスストアS社の場合
    店内に情報機器端末を設置してサービスを行ったり、ECサイトを構築するなど新ビジネスに挑戦。これを同社データセンターがサポート。

  2. 強み
    • 2000社に及ぶ強靭な顧客基盤
    • 高スキル、技術者集団
    • ノウハウを活かしたトータルサービス
    • インテックグループのグループパワー  

  3. 業績概要
    • 2001年12月期中間期は、対計画比売上はやや下回ったものの、利益は計画以上に。
    • 無借金
    • 部門別売上では、利益率の高いアウトソーシング事業は順調に増加。

  4. 今後の経営方針
    • 営業サポート部門の増強
    • 次世代サービス基盤の確立
      ① ブロードバンドネットワークの構築
      ② eマーケットプレイスの拡大:Web上でのオープンな市場を開設。まったく新しい取引先の開拓が可能。見積もり、交渉、発注、請求などの手続きを全てWeb上で実現

 

(4767)テー・オー・ダブリュー :プレゼンテーション資料

  1. 概要 
    • 展示会、博覧会や街頭イベント、販促キャンペーンなど各種イベントの企画・制作・運営を行う専業最大手企業。
    • 広告代理店経由もしくは直接クライアントから受注し、企画、制作、運営管理を自社および外注先協力機関とともに行う。 会場の手配、舞台・美術施工、音響・照明、講師・司会者の手配など多岐にわたる。
    • イベント市場は約4兆円といわれる。10人未満の中小企業が多く、企業組織として未成熟な部分もあり、8000社がひしめく業界。同社は企業組織としての充実を図り、株式公開を果たし、専業最大手へ成長。

  2. 業績
    • 2001年6月期   売上高 75億円(+26%)、経常利益 7.3億円(+36%)
    • 2002年6月期(予)売上高 85億円(+12%)、経常利益 8・8億円(+21%)
      株式公開による資金力などのアドバンテージを活かし、受注増へ。

  3. 今後の対応

    • 「得意先の選択と集中」大手3代理店への営業注力(電通、博報堂、アサツーDK)、中堅代理店の絞込み、直クライアントの拡大
    • 「SPへの注力」3兆円といわれるセールスプロモーション領域への拡充。 
    • 「粗利向上」豊富な営業機会を活かした売上額の伸長により、計画粗利額達成を主眼に。
    • 「人的資産の強化」ナレッジマネジメントの推進と教育制度の充実による潜在能力の強化。社内ネットワークの確立と企画書データベースの構築で、全社的スキルアップを図る。 イベントプランナーズスクールにより優秀なプランナーを採用。
    • 「ネットワーク構築」日本全国およびアジアとの提携・M&Aの推進。同業プロダクションへの出資によるパートナー確立。中国、韓国での業務提携など。
    • 「新たなTOWブランドの推進」業界のみならず、社会へ広く認知を図りブランド力の確立によってビジネスチャンスを拡大する。ISO14001の取得など。