クリエイティブな開発スキルを有するデジタルクリエイターのプロダクションである。プログラミングやグラフィックの開発スキルを持った同社社員(クリエイター&エンジニア)が顧客企業に常駐してアプリやゲーム等のエンターテインメントソフトウェア開発を手掛けるソリューション事業、エンターテイメント系に加え、クラウドプラットフォームやCRM(Customer Relationship Management)構築等、持ち帰り形式で対応する受託開発事業、及びゲーム運営やライセンス事業等のその他事業を手掛けている。
グループは、同社の他、飲食店・病院・美容院・時間貸駐車場・エステサロン等の順番予約サイト「EPARK(イーパーク)」の基幹システム開発・保守を手掛ける連結子会社 株式会社EPARKテクノロジーズ(出資比率58.3%)、及びペットサロン・動物病院のポータルサイトを運営(予約・送客サービス)する持分法適用関連会社 株式会社EPARKペットライフ(同25.3%)
【企業コンセプトと行動指針】
企業コンセプトは、「まじめに面白いを
創る会社。未来の楽しいを
造る会社」。行動指針を、「スピード×クオリティ×チャレンジ」としている。
スピード。常にフルスピードを意識する。今日できる事は今日やる。今出来る事は今やる。後回しにしない。
クオリティ。妥協せず常に最高のクオリティを目指す。量は質に転嫁する。多くのアイデア、多くの成果、多くの挑戦など、多くを生み出すことが、クオリティの高いものに結実する。全ての成果はお客様のためにある。お客様が満足するクオリティを目指す。
チャレンジ。失敗を恐れずに前に踏み出す。現状に満足せず、常に改善を心がける。
【(株)EPARKと資本業務提携】
2018年5月に順番予約サイト「EPARK(イーパーク)」の運営主体である(株)EPARKと資本業務提携(第三者割り当てにより5.51%の出資を受けた)すると共に、その孫会社で「EPARK」の基幹システムの開発・保守を手掛ける(株)EPARKテクノロジーズに出資し(出資比率58.3%)、子会社化した。今後、(株)エクストリームと(株)EPARKはパートナーシップ体制を構築し、(株)EPARKテクノロジーズが(株)エクストリームの連結子会社として「EPARK」の基幹システムの開発を担っていく。
今回の資本業務提携により、「EPARK」基幹システムの安定的・継続的な開発業務の受託による収益の安定、同社グループにおける受託開発サービスの高付加価値化、グループ間における技術人材の交流によるスキルアップ、更には知名度の高いサービスの開発を担う事によるグループの技術人材採用マーケットでの知名度向上、等の効果が期待できる。これらの相互作用も顕在化させ、同社グループの成長基盤の確立や企業価値の向上につなげていきたい考え。
尚、「EPARK」とは、登録会員約2,000万人、提携店舗数約10万店舗の人気施設の予約・順番受付サイト。PC、スマートフォン等から無料で利用でき、飲食・歯科・病院・薬局・リラクゼーションサロン・ヘアサロン・駐車場といった様々なジャンルで、予約・順番受付が可能。三井アウトレット、ららぽーとを中心に各種商業施設での導入も進んでいる。
【事業の概要】
事業は、ソリューション事業、受託開発事業、及びその他事業に分かれる。各事業の概要は次の通り。
ソリューション事業
ゲーム・スマートフォンアプリ・WEB・IT企業等に対し、プログラミングやグラフィックの開発スキルを持った同社社員(クリエイター&エンジニア)が顧客企業に常駐して開発サービスを提供する。持続的に強化・拡充していく事ができる自社養成システム(研修・教育システム)を有し、登録型派遣会社とは異なり、タレント性や独自スキルを持った人材を柔軟に供給する事ができる事が強みである(⇒ 競合他社が少ない)。充実した研修・教育制度の下、社員はデバイスの流行廃りに左右されない技術を維持し、同社は社員の技術力を企業として担保している。また、クリエイター&エンジニアは営業マンとしての側面も持ち、常駐先での取引拡大にも貢献している。
受託開発事業
子会社(株)EPARKテクノロジーズが手掛けるEPARKプラットフォームに関わる各種開発・保守、及びナショナルクライアントからのシステム開発・保守・追加案件等の受託開発(持ち帰り型の開発)を手掛けている。ナショナルクライアント向けでは、ビッグデータ分析での分析基盤の設計開発及び分析、AIを利活用したシステム開発、リアルタイムコミュニケーションを実現する技術を活用した映像配信プラットフォーム開発、遠隔地にある設備をデバイス上の操作でオペレーション支援システムの開発等を手掛けている。
その他事業
ゲーム運営、同社が保有するゲームタイトルまたはキャラクター等の使用許諾を行うライセンス事業が含まれている。
ライセンス許諾による「ラングリッサー」の中国での配信
同社が商標権を保有するゲーム「ラングリッサー」の海外スマートフォン向けゲームアプリライセンス許諾を受けて、許諾先である中国のゲーム会社である天津紫龍奇点互動娯楽有限公司(中国・北京市)が、2018年8月(8月2日にi-os版、8月16日にandroid版)に配信を開始した。
i-os版は、2018年11月2日現在、App-Storeゲーム部門セールスランキングの5位(株式会社インタースペースが運営する世界各国のAppStoreランキング「AppGraphy」調べ)にランキングされている。台湾・香港・マカオでも、10月4日から配信を開始しており、各地域においてセールスランキング1位を記録した。