ブリッジレポート:(6050)イー・ガーディアン vol.10
(6050:東証マザーズ) イー・ガーディアン |
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企業名 |
イー・ガーディアン株式会社 |
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社長 |
高谷 康久 |
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所在地 |
東京都港区麻布十番1-2-3 |
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決算期 |
9月 末日 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2012年9月 | 2,232 | 83 | 110 | 51 |
2011年9月 | 1,907 | 176 | 161 | 88 |
2010年9月 | 1,340 | 204 | 212 | 119 |
2009年9月 | 858 | 123 | 123 | 116 |
2008年9月 | 461 | 0 | 0 | -5 |
2007年9月 | 362 | 15 | 15 | -6 |
2006年9月 | 606 | -9 | -17 | 0 |
2005年9月 | 684 | 6 | 3 | -133 |
2005年3月 | 1,425 | 79 | 77 | 43 |
株式情報(8/15現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
【イー・ガーディアンの強み】
同社の強みは「提案力」、「運用力」、「開発力」の3つ。更に、投稿監視システム「E-Trident」やイーオペ(株)子会社化によるサービスラインナップ拡充により事業基盤を強化。また、これらの強みを活かし、大手企業を始めとする優良な顧客を有する。
監視システムやSNS運用支援ツールの提供と多言語対応
監視システムでは、ソーシャルメディア向けの投稿監視システム「E-Trident」を提供しており、運用支援ツールでは、12年11月にソーシャルメディア運用総合支援ツール「ソーシャルダッシュボード+」をリリースした。「ソーシャルダッシュボード+」は、投稿管理、ユーザーのコメント分類・監視、更にはレポーティングといった機能を有し、Google+(Googleが提供するSNS)、Facebook、Twitter等のソーシャルメディアの運用効率と運用効果を高める事ができる。また、13年3月にマスターピース・グループ(株)とのアライアンスにより、「E-Trident」と「ソーシャルダッシュボード+」の中国市場への展開を開始した。中国でのソーシャルメディアを運用している企業や運用を検討している企業を対象とし、中国国内5拠点、タイ・バンコクと多くのオペレーターを擁するコンタクトセンターを持ち、現地でのカスタマーサポートの業務実績が豊富なマスターピース・グループ(株)と連携してサポートしていく。 インターネットを利用した選挙運動解禁に伴う新たなサービス
公職選挙法改正によりインターネットを使った選挙運動が可能となった事を受けて、13年2月に「公職選挙法・選挙広告」に対応した“風評調査・広告監視サービス”や、インターネットを利用した選挙運動解禁に伴って改正された「プロバイダ責任制限法」に対応した“改正プロバイダ責任制限法対策サービス(プロバイダ事業者向けのサービス)”の提供も開始した。尚、「プロバイダ責任制限法」は、ネット上の掲示板等に誹謗中傷や個人情報が掲載され個人の権利が侵害された場合、プロバイダ事業者や掲示板管理者等に対して、これを削除するよう要請するが、削除したプロバイダ事業者や掲示板管理者等が権利者(情報発信者)からの損害賠償の責任を免れる事や権利者の情報の開示請求ができる事等を規定している(警視庁Webサイトを要約)。 |
2013年9月期第3四半期決算 |
前年同期比14.8%の増収、同208.6%の経常増益
売上高は前年同期比14.8%増の18億71百万円。一部大口顧客との取引の伸び悩みでソーシャルサポートの売上がわずかに減少したものの、ソーシャルゲームを中心に案件獲得が進んだゲームサポートの売上が同68.5%増と伸長。広告審査業務に加え、広告枠管理・入稿管理等へのサービス領域拡大や関連するシステム開発とのセット販売等にも取組んでいるアド・プロセスの売上も増加した。
ソーシャルサポート
売上高は前年同期比1.7%減の11億28百万円。前期の第3四半期の売上の伸びが大きかった事や一部の大口顧客との取引の伸び悩みで売上がわずかに減少したものの、企業によるFacebookページ公式アカウントの運用支援、ソーシャルメディアのリスクに対する対策セミナー、ソーシャルメディア上の顧客の声を収集して分析するソーシャルリスニング業務、更にはインターネット選挙運動に関連したサービス等、個々の施策が成果をあげ多様なニーズの取り込みに成功している。
ゲームサポート
売上高は前年同期比68.5%増の5億43百万円。多言語対応といった既存サービス領域の拡大に加え、ブラウザアプリ(サイトにアクセスしてブラウザ上で遊ぶゲーム)からネイティブアプリ(端末にダウンロードして遊ぶゲーム)へとシフトするソーシャルゲームへの対応も順調に進み、需要の取り込みに成功している。尚、ネイティブアプリに移行すると、それまでプラットフォーム提供者が対応していた作業(監視等)をコンテンツプロバイダー自身が自社で行う必要が生じるため、外注が増えるとみられている。また、ネイティブアプリに移行する事で、コンテンツプロバイダーはプラットフォーム提供者のルールに縛られる事なく自由にサービスを提供できるようになるため、新たなサービスが生まれ、その結果、同社の業務領域が広がる可能性もある。 アド・プロセス
売上高は前年同期比24.5%増の1億99百万円。既存の広告審査業務に加え、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等のサービス領域の拡大や、これらサービスと広告入稿管理業務を円滑に実施するためのシステム開発とのセット販売等に取り組む事で競合他社との差別化を図っている。
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2013年9月期業績予想 |
通期業績予想に変更はなく、前期比12.6%の増収、同81.7%の経常増益
営業利益については第3四半期累計(1億72百万円)が通期予想(1億65百万円)を上回っており、経常利益及び当期純利益の進捗率も97%に達しているが、「第4四半期(7-9月)は、首都圏から地方監視センターへの更なる業務移管と海外展開に向けての投資を計画している」として業績予想を据え置いた。
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