ブリッジレポート:(8860)フジ住宅 vol.32
(8860:大証1部,東証1部) フジ住宅 |
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企業名 |
フジ住宅株式会社 |
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社長 |
宮脇 宣綱 |
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所在地 |
大阪府岸和田市土生町1丁目4番23号 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
不動産業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2012年3月 | 71,594 | 4,928 | 4,903 | 2,767 |
2011年3月 | 59,796 | 3,648 | 3,680 | 2,027 |
2010年3月 | 48,614 | 2,137 | 2,118 | 1,237 |
2009年3月 | 45,300 | 2,584 | 2,388 | 1,361 |
2008年3月 | 48,793 | 2,723 | 2,413 | 2,097 |
2007年3月 | 52,221 | 4,233 | 4,090 | 911 |
2006年3月 | 41,333 | 3,229 | 3,196 | 1,312 |
2005年3月 | 43,954 | 3,208 | 2,799 | 1,661 |
2004年3月 | 34,387 | 2,034 | 1,891 | 684 |
2003年3月 | 32,905 | 1,198 | 1,028 | 545 |
2002年3月 | 33,419 | 899 | 692 | 297 |
2001年3月 | 31,433 | 2,928 | 2,681 | 1,503 |
2000年3月 | 34,268 | 1,596 | 1,117 | -2,237 |
株式情報(2/28現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
各事業の内容は次の通り。 分譲住宅事業(12/3期売上構成比39.4%)
用地仕入・許認可の取得から、宅地造成、設計、建築、販売までの一貫体制を構築しており、「自由設計方式」と「街づくり」が特長。マンション分譲も事業領域だが、地価上昇とその後の供給過剰と需要の低下に伴う事業リスクの高まりを予見。市場の悪化を予測し05年春の顧客への引渡しを最後に停止していた。リーマン・ショック後の地価の下落と分譲マンション市場の需給改善を踏まえ、12年2月より駅近の利便性の高い立地に1次取得者向け低価格帯の分譲マンション販売事業を再開した。
住宅流通事業(同38.9%)
「快造くん」のブランド名で展開している中古住宅の再生・販売や、小規模分譲地に廉価な新築建売住宅の販売を手掛けている。エリアごとに住まい探しの情報拠点となる「おうち館」や、仕入・販売の拠点となる「フジホームバンク」を設け、地域密着営業により交差点単位での地域情報の収集・分析力をベースとした物件の鑑定力や仕入・販売価格の査定の速度と正確性、更にはリフォーム業者の育成とマニュアル化等、独自のノウハウが強み。
土地有効活用事業(同10.2%)
賃貸住宅の建築請負と個人投資家向け一棟売賃貸マンションに分かれる。賃貸住宅の建築請負では、遊休地の有効活用を目的とした賃貸マンション・アパート等の建築提案を行なっており、市場調査・企画・設計・建築・竣工引渡後の運営管理までを一貫してサポート。コスト競争力の高い木造アパート「フジパレス」シリーズに08年11月サービス付き高齢者向け住宅「フジパレスシニア」が加わり、より独自性が強まった。金融機関や既契約者からの紹介案件が多い。また、個人投資家向け一棟売賃貸マンションでは、1棟あたり1億円前後の賃貸アパートを中心に展開。資金運用手段として根強い需要がある。
賃貸及び管理事業(同11.0%)
100%子会社フジ・アメニティサービス(株)が手掛けている。安定収益源となるばかりでなく、賃貸住宅の建築請負や個人投資家向け一棟売賃貸マンションの他、分譲マンションの販売等との相乗効果も高い事業。
注文住宅事業(同0.5%)
建て替え案件を中心にした注文住宅建築及びリフォームを手掛ける。これまでテストマーケティングを行ってきたが、11/3期より新たなセグメントとして独立させた。
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2013年3月期第3四半期決算 |
前年同期比8.5%の減収、同30.8%の経常減益
売上高は前年同期比8.5%減の476億51百万円。工事進行基準による売上増で土地有効活用事業の売上が大きく伸びたものの、自由設計住宅の引渡戸数の減少で分譲住宅事業の売上が落ち込んだ他、仕入競争の激化で改装付中古住宅「快造くん」を中心に住宅流通事業の売上も減少した。利益面では、売上の減少で売上総利益が減少する中(収益性の高い土地有効活用事業の寄与等で売上総利益率は前年同期を0.1ポイント上回った)、営業拠点の増設、分譲マンションの販売本格化に伴う広告宣伝費の増加(10億54百万円→12億60百万円)、営業強化のための人員採用に伴う人件費の増加(17億88百万円→18億82百万円)等の先行投資で販管費が増加。営業利益は26億07百万円と同30.0%減少した。 (3)財政状態
第3四半期末の総資産は前期末比39億95百万円増の692億05百万円。分譲マンションや自由設計住宅で予定している大型案件等を中心にたな卸資産が増加(仕掛販売用不動産:96億51百万円→154億80百万円)。たな卸資産の取得資金等の調達に充てるため有利子負債を積み増した。
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2013年3月期業績予想 |
前期比7.5%の減収、同22.5%の経常減益
分譲住宅及び住宅流通を中心に、事業全般の見直しを行った。通期予想に対する進捗率は、売上高72.0%、営業利益68.6%、経常利益67.8%。収益性の高い大型分譲戸建プロジェクトの引渡しが第4四半期(1-3月)に集中する事に加え、中古住宅も四半期ベースでの回復傾向が続いている。配当は1株当たり10円の期末配当を予定しており、上期末配当10円と合わせて年20円となる。 【創業40周年と記念ロゴマークの制定】
同社は、13年1月22日に創業40周年を迎え、これを記念して新たにロゴマーク(創業40周年記念ロゴマーク)を制定した。今後、ホームページや株主通信・IR資料、その他広告宣伝物、発行物等に使用していく予定。
このため、同社は“お客様に幸せになっていただくこと”を事業の目的とし、「社員のため 社員の家族のため 顧客・取引先のため株主のため 地域社会のため ひいては国家のために当社を経営する」という経営理念の下で事業を行ってきた。ロゴマークのデザインは、同社の社名の由来であり原点の富士山(フジ住宅の社名には「富士山のように、日本一愛される会社」という想いが込められている)を使用し、また、創業40周年を迎え、次のステージへ向かう出発イメージを富士山から昇る日の出で表現している。 |
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