ブリッジレポート:(2925)ピックルスコーポレーション vol.20
(2925:JASDAQ) ピックルスコーポレーション |
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企業名 |
株式会社ピックルスコーポレーション |
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社長 |
荻野 芳朗 |
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所在地 |
埼玉県所沢市くすのき台3-18-3 |
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決算期 |
2月末日 |
業種 |
食料品(製造業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2012年2月 | 21,587 | 982 | 1,066 | 591 |
2011年2月 | 20,824 | 577 | 624 | 365 |
2010年2月 | 18,234 | 536 | 583 | 322 |
2009年2月 | 18,502 | 399 | 413 | 202 |
2008年2月 | 17,870 | 286 | 373 | 205 |
2007年2月 | 16,775 | 293 | 355 | 218 |
2006年2月 | 16,563 | 158 | 205 | -37 |
2005年2月 | 18,186 | 74 | 146 | 144 |
2004年2月 | 18,038 | 268 | 285 | 99 |
2003年2月 | 18,047 | 101 | 98 | 36 |
2002年2月 | 16,542 | 548 | 514 | 230 |
2001年2月 | 16,895 | 302 | 287 | 266 |
株式情報(1/15現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
12/2期の品目別売上構成は、製品売上が63%(浅漬・キムチ48%、惣菜12%、ふる漬3%)、商品(漬物)売上が37%。資本関係では、東海漬物(株)が株式の49.6%を保有するが、取引はわずかにふる漬等の仕入があるのみ(12/2期は仕入高全体の2.1%)。主要な販売先は、セブン&アイ・ホールディングス(3382)で、12/2期は同グループ向けの売上が全体の37.9%(11/2期は39.3%)を占めた。 【沿革】
1977年2月、(株)東海デイリーとして愛知県で設立。同年12月にはセブンイレブンとの取引が始まり、その後、取引はイトーヨーカ堂、デニーズジャパン等、セブン&アイ・ホールディングスの主要企業へと拡大。93年9月、商号を(株)ピックルスコーポレーションに変更。2001年12月に株式を店頭登録(JASDAQ上場)した。
【強み】
大ヒットしている「ご飯がススムキムチシリーズ」や各種惣菜等、切れ目無く新商品を投入できる商品開発力と、全国をカバーする営業・製造・物流ネットワークを強みとする。キムチの製法や味付け手法は多種多様。同社は強みである商品開発力を活かしてキムチのラインナップを強化する事で継続的に需要を生み出しており、この商品開発力が第3の柱として育成中の惣菜事業にも活かされている。また、もう一つの強みである全国ネットワークについて言えば、漬物業界・惣菜業界において、全国ネットワークを有するのは同社のみである。
【冬の浅漬新製品】
冬の浅漬新製品として、「ぽかぽか生姜と糀で漬けた白菜漬」、「塩糀入りかぶの浅漬」、「4種の野菜酒粕ミックス」の3品を12年12月に発売した(いずれも関東地区)。
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2013年2月期第3四半期決算 |
前年同期比12.9%の増収、同2.1%の経常減益
イタリア料理シェフ川越達也氏とのタイアップ製品(「川越達也オススメキムチ」、「川越達也オススメ辛口キムチ」)や、ピザ宅配大手ピザーラとのコラボレーション製品「ご飯がススムイタリアンキムチ」等の新製品を投入した他、「ご飯がススムキムチ」や「なまらうまいキムチ」のリニューアルを行い製品力を強化。販売面では、全国の製造・販売拠点を活用した営業活動やCM等の広告宣伝活動に加え、売場提案等の販売促進活動を積極的に展開。また、12年4月に福岡営業所を開設し、九州地区の営業活動を強化した。上記の結果、既存得意先の深耕及び新規取引先の開拓が進み、浅漬・キムチや惣菜を中心に売上高が183億27百万円と前年同期比12.9%増加した。ただ、第1四半期の利益率悪化(春先の天候不順による原料野菜の仕入価格高騰が原因)が響き、売上総利益率が23.5%と同1.6ポイント低下。物流費(新規取引先の増加を反映したもの)や人件費を中心にした販管費の増加が負担となり、営業利益は8億18百万円と同1.2%減少した。 尚、原料野菜の仕入価格が安定した第2四半期(6-8月)及び第3四半期(9-11月)は、売上の増加が利益に反映され対前年同期比増収・増益。 |
2013年2月期業績予想 |
通期業績予想に変更はなく、前期比10.7%の増収、同0.2%の経常減益予想
第2四半期(6-8月)決算発表時に上方修正した通期業績予想に変更はなかった。第3四半期(9-11月)の売上・利益が順調に伸びたため、結果として、第4四半期(12-2月)の予想は慎重なものとなった。通期では新製品の投入と積極的な広告宣伝により浅漬・キムチや惣菜を中心に売上が伸び、連結売上高が過去最高を更新する見込み。第1四半期の苦戦が響きわずかに減少する営業利益も、9億80百万円と過去最高(12/2期の9億82百万円)水準を維持する。1株当たり配当金は上場10周年記念配5円を落とし、普通配を2円増配の期末12円を予定している。
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