ブリッジレポート:(7590)タカショー vol.23
(7590:JASDAQ) タカショー |
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企業名 |
株式会社タカショー |
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社長 |
高岡 伸夫 |
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所在地 |
和歌山県海南市南赤坂20-1 |
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決算期 |
1月 |
業種 |
卸売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2012年1月 | 14,969 | 708 | 690 | 315 |
2011年1月 | 13,019 | 687 | 657 | 339 |
2010年1月 | 12,756 | 580 | 584 | 296 |
2009年1月 | 13,118 | 440 | 393 | 246 |
2008年1月 | 13,437 | 597 | 474 | 289 |
2007年1月 | 12,420 | 424 | 414 | 183 |
2006年1月 | 11,112 | 528 | 541 | 305 |
2005年1月 | 10,895 | 528 | 498 | 270 |
2004年1月 | 10,153 | 466 | 346 | 213 |
2003年1月 | 10,057 | 360 | 257 | 162 |
2002年1月 | 9,457 | -17 | -83 | -89 |
2001年1月 | 9,045 | 523 | 467 | 177 |
2000年1月 | 8,535 | 580 | 575 | 258 |
株式情報(9/11現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
製造は国内及び中国、販売は国内のみならず、欧州、アジア、オセアニアへも展開。商品の企画から製造、販売までを一貫して手掛けるグループ力を強みとし、日本においても確立した市場となりつつある「ガーデニング市場」のリーディングカンパニーとして期待されている。 【販売ルート】
営業部門は、販売ルート別に設計・施工が必要な工務店向け「プロユース」、ホームセンターへの卸売を中心にした一般消費者向け「ホームユース」、「e-コマース・通信販売」、「輸出」に分かれる。個別ベースの売上構成比は、それぞれ47.3%、46.1%、2.8%、3.8%(12/1期実績)。「プロユース」では、プロユーザー向けのカタログ「PROEX(プロエクス)」を業界最大の約25万冊印刷し、造園業者、設計士、エクステリア施工店、商業施設等にダイレクトメールで配布している。カタログには商品を使った庭園イメージの写真が掲載されており、この写真を見ながら実際に施工する場所と庭園の簡単な図面を書いてファックスもしくはWebで発注すると、CAD(コンピュータによる設計支援システム)、CG(コンピュータ映像)を駆使した完成予想図と共に見積書を当日中に返送し、正式な注文があれば商品を短納期する仕組み作りが確立している。 |
事業戦略 |
垂直ビジネスでは、商品の企画・製造・販売だけでなく、最下流に当たるサービスにも注力していく考え。ネットと他のメディアによるメディアミックスと商品・サービスのコンテンツの充実により、ガーデンに係る全てをサポートしていく。尚、販売については、ガーデンセンター、各地域展示場、ガーデニング関連雑誌「BISES」(連結子会社(株)日本インテグレート)等を展開しており、この一環として2012年4月に日本初の本格的なガーデンセンターを本社隣接地にオープンした。オープンガーデンのように、施設全体の半分が緑に包まれ、長時間滞在したくなる楽しい空間に造り込んだと言う。 グローバルビジネスでは、中国の生産工場を拡大し、日本品質の製品を、米、英、独、豪、中国、韓国に展開していく。また、米ガーデナーズサプライ社と提携し、サービス・商材・施工等をセットにした展開を、ネット対応を含めて進めている。尚、ホームユース商材については、九江高秀(中国江西省)をはじめ中国各地の工場で生産しており、プロユース商材は、100店舗ものフランチャイズを有する企業(正特集団)との合弁会社である正特高秀(中国浙江省)においてエバーアートウッド等を生産し日本向けの出荷が始まっており、中国国内での販売も計画している。 トータル化ビジネスでは、プロユース、ホームユース、ネット関連等、「ガーデン」を起点にトータル化して展開していく。具体的には、「ガーデン」にかかる国際ビジネス、アジア・中国ビジネス、国内ビジネス、環境・エコビジネス、小売ビジネス、ネットビジネス等すべてを国内外のクループネットワークでつなぎ、利益を確保しながら積極的に投資していく。 近代化ビジネスでは、成長分野である「スマートリビングガーデン」と「景観建材」(非住宅)に注力していく。前者では、「スマートハウス」に力を入れているハウスメーカーのとの提携の中で、「庭からできる省エネ・節電」と銘打って「スマートリビングガーデン」を提唱している。「スマートリビングガーデン」では、庭の緑化やグリーンカーテン等、昔からの知恵をうまく取り込んだ生活を基板としつつ、ソーラーパネルやソーラーライト等の利用により更に省エネ機能を高める。 一方、「景観建材」(非住宅)では1県に1社の代理店を設置して、病院・施設等非住宅の市場開拓を進める。ポイントは、高齢化、情報化への対応、快適性の向上、空間の有効利用、防災・安全化、省エネ・省力化、イメージ向上等で、中でも内外装のイメージ向上が非常に重要であり、外装分野で同社の商品や技術・ノウハウを活用する余地が大きい。 |
2013年1月期上期決算 |
前年同期比10.6%の増収、同11.6%の経常増益
売上高は前年同期比10.6%増の92.5億円。プロユース部門をけん引役に個別売上高が増加した他、事業の再構築に取り組む欧州子会社の苦戦を国内や中国子会社の好調でカバーして子会社全体の売上も増加した。利益面では、先行投資負担等で売上総利益率が低下した事に加え、子会社の設立等で販管費も増加したが、増収効果で吸収。営業利益は7.5億円と同19.2%増加した。リスクヘッジと活用している為替予約に係る差損益の悪化(7百万円→△35百万円)で経常利益は同11.6%の増加にとどまったものの、特別損失の減少(41百万円→23百万円)や税負担率の低下等で四半期純利益は3.8億円と同18.4%増加した。 子会社では、同社の子会社としては最大の売上規模を誇るガーデンクリエイト(株)(和歌山県海南市)の売上がラッピング工場の増設効果で増加した他、新潟支店(約800m2(約240坪)のスペースにガーデン・エクステリア関連のトータル的な商材をそろえた大型展示場を有する)が本格稼働したトーコー資材(株)の売上も伸長。ガーデニング関連雑誌「BISES」等の発行を手掛ける(株)日本インテグレートの売上も伸びた。 海外では、江西高秀(中国江西省)による日本のホームセンター各社への直送が軌道に乗った他、生産が本格化した正特高秀(中国浙江省)が日本への輸出を開始した。一方、欧州子会社は、現地の販売先が中国からの直接仕入れにシフトしたため商流が細り業績が悪化した。このため、8月に100%子会社化し、現在、現地の小売店の開拓に力を入れている(従来の商社的な輸入代理ビジネスからのシフトを進めている)。 この他、今期2月に屋内LED 照明機器及び業務用サイン照明の販売等を手掛けるデジライト販売(株)を設立した(和歌山県海南市)。尚、ガーデンクリエイト(株)は、12年1月に和歌山ガーデンクリエイト(株)が奈良ガーデンクリエイト(株)を吸収合併すると共に商号を改めた。 主な商材の売上高
人工竹垣関連 1,152百万円(前年同期9%増)エバーアートウッド 1,035百万円(同26%増) 日除け商品 1,876百万円(同16%増) ソーラーライト 268百万円(同41%減) ローボルトライト 102百万円(同83%増) |
2013年1月期業績予想 |
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