ブリッジレポート:(4849)エン・ジャパン vol.32
(4849:JASDAQ) エン・ジャパン |
|
||||||||
|
企業名 |
エン・ジャパン株式会社 |
||
会長 |
越智 通勝 |
||
社長 |
鈴木 孝二 |
||
所在地 |
東京都新宿区西新宿 6-5-1 |
||
決算期 |
3月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2012年3月 | 15,687 | 3,047 | 2,884 | 1,135 |
2010年12月 | 9,991 | 1,774 | 1,803 | 875 |
2009年12月 | 10,209 | 1,259 | 1,212 | 459 |
2008年12月 | 21,329 | 5,943 | 5,906 | 3,090 |
2007年12月 | 22,686 | 7,564 | 7,573 | 4,168 |
2006年12月 | 16,919 | 5,605 | 5,607 | 3,105 |
2005年12月 | 11,491 | 3,791 | 3,826 | 2,203 |
2004年12月 | 6,980 | 2,245 | 2,254 | 1,253 |
2003年12月 | 4,372 | 1,749 | 1,754 | 1,038 |
2002年12月 | 3,107 | 1,305 | 1,283 | 663 |
2001年12月 | 1,876 | 933 | 898 | 464 |
2000年12月 | 620 | 254 | 249 | 132 |
株式情報(9/3現在データ) |
|
|
今回のポイント |
|
会社概要 |
【エン・ジャパングループ】
グローバル企業を顧客とし、バイリンガル人材の紹介と人材派遣を手掛けるEWJ社、及び中国でネット求人広告事業を展開する持分法適用関連会社 英才網聯(北京)科技有限公司と共にグループを形成している。尚、EWJ社は2012年8月1日付で完全子会社のウイングコンサルティングを吸収合併し、新たな人材紹介サービス「en premium」の提供を始めた。 【事業内容と運営サイト】
事業は、中途採用事業、新卒採用事業、及び教育・評価事業に分かれ、12/3期の売上構成比は、それぞれ86.8%、10.3%、1.9%。尚、中途採用事業には連結子会社EWJ社の売上が含まれており、連結売上高に占める割合は18.3%。また、運営サイトは、「[en]社会人の転職情報」、「[en]転職コンサルタント」、「[en]派遣のお仕事情報」、「[en]チャレンジ!はた☆らく」(以上中途採用事業)、及び「[en]学生の就職情報」(新卒採用事業)の5サイト。 |
2013年3月期第1四半期決算 |
企業の旺盛な人材採用ニーズを背景に主力サイトの戦略商品が好調に推移
前期は11年1月から12年3月までの15ヶ月決算のため4-6月は第2四半期に当たるが、以下、11年4-6月を前年同期とする。売上高は前年同期比16.0%(4.5億円)増の32.9億円。主力の「[en]社会人の転職情報」の売上が同1.4億円増加した他、EWJ社も2.0億円増加する等、「[en]派遣のお仕事情報」を除く全てのサイトや事業で売上が増加した。 利益面では、労務費・人件費を中心に営業費用が増加したものの、増収効果で吸収して営業利益が7.2億円と同58.0%増加。特別損失の減少もあり、四半期純利益は4. 6億円と同67.2%増加した(前年同期は固定資産除却損や子会社設立費用等で特別損失1.4億円を計上)。 中途採用事業
当事業には、「[en]社会人の転職情報」、「[en]転職コンサルタント」、「[en]派遣のお仕事情報」、「[en]チャレンジ!はた☆らく」、EWJ社(WING含む)、及び適性テスト等の「中途関連その他」の収益が計上されている。
新卒採用事業
当事業には、「[en]学生の就職情報」、新卒その他(適性テスト等)の収益が計上されている。売上高2.2億円(前年同期比14.9%増)、セグメント損失93百万円(前年同期は159百万円の損失)。2012年6月時点の2013年度学生の内定取得率は52.7%と2011年度並みだが、採用予定数に達していない企業が多く、2013年度の採用活動が長期化している(この結果として、「[en]学生の就職情報2013」の販売が堅調に推移した)。また、2014年度は約7割の企業が採用予定数を増加または2013年度並みとしており、平成26年(2014年)3月卒業予定学生向けの「[en]学生の就職情報2014」の受注も足元は順調なようだ。 教育・評価事業
当事業には、教育評価、定額制研修サービス「エンカレッジ」、適性テストの収益が計上されている。売上高81百万円(前年同期比16.5%増)、セグメント利益20百万円(前年同期比399.6%増)。定額制研修サービスの提供を新たに開始した企業もあり競争が激しくなっているが、前期の営業活動の成果による会員企業数の増加で定額制研修サービス「エンカレッジ」の売上が増加した。 |
2013年3月期業績予想 |
前年同期間(11年4月~12年3月)との比較で、7.7%の増収、15.5%の経常増益予想
売上高は前年同期間(11年4月~12年3月)との比較で7.7%増の137.7億円。成功報酬型商品をけん引役に「[en]社会人の転職情報」が伸びる他、EWJ社も伸長し、中途採用事業の売上が増加する見込み。新卒採用事業や教育評価事業も増収が見込まれる。利益面ではエン・ジャパン及びEWJ社において人員の増加を見込んでいることから販管費が増加するものの、増収効果に加え、不採算事業からの撤退及び関係会社への移管効果もあり営業利益が同6.3%増加。営業外損益、特別損益共に改善が見込まれ、当期純利益は15.3億円と同58.9%増加する見込み。配当は1株当たり100円増配の期末1,950円を予定。 |
|
本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。また、本レポートに記載されている情報及び見解は当社が公表されたデータに基づいて作成したものです。本レポートに掲載された情報は、当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。当該情報や見解の正確性、完全性もしくは妥当性についても保証するものではなく、また責任を負うものではありません。 本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあり、本レポートの内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。 投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。 Copyright(C) 2024 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved. |