ブリッジレポート:(7839)SHOEI vol.29
(7839:東証2部) SHOEI |
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企業名 |
株式会社SHOEI |
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会長 |
山田 勝 |
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社長 |
安河内 曠文 |
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所在地 |
東京都台東区上野5-8-5 |
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決算期 |
9月 末日 |
業種 |
その他製品(製造業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2011年9月 | 9,047 | 395 | 371 | 217 |
2010年9月 | 10,078 | 898 | 978 | 638 |
2009年9月 | 10,300 | 1,047 | 1,335 | 837 |
2008年9月 | 14,995 | 3,608 | 3,532 | 2,214 |
2007年9月 | 13,586 | 2,942 | 2,751 | 1,630 |
2006年9月 | 11,796 | 2,310 | 2,117 | 1,248 |
2005年9月 | 10,661 | 1,581 | 1,510 | 890 |
2004年9月 | 9,725 | 1,364 | 1,282 | 732 |
2003年9月 | 9,575 | 757 | 703 | 381 |
2002年9月 | 8,700 | 379 | 190 | 85 |
2001年9月 | 9,088 | 694 | 592 | 359 |
株式情報(8/6現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
①「世界一の品質」…Made In Japanのグローバルブランド ②「世界一のコスト競争力」…ヘルメット業界唯一のトヨタ生産方式でコスト管理
③「世界一の楽しい会社」…お客様、株主の皆様、並びに従業員、役職員の満足度を追及
という、3つの世界一を実現する事を経営方針に掲げている。また、「商品戦略」、「生産戦略」、「市場戦略」を融合させた三位一体の事業戦略も同社の特徴。三位一体の事業戦略を進める事で、顧客満足度、株主及び役職員の満足度向上に努めている。
【事業内容】
二輪乗車用ヘルメット(以下、「プレミアムヘルメット」)の売上高が約90%を占めている。なかでも、高品質で高付加価値の「プレミアムヘルメット」に特化し、茨城工場(茨城県稲敷市)、岩手工場(岩手県一関市)の国内2工場で生産。国内生産にこだわる事で、より高い品質を維持すると共に技術の流出防止にも努めている。また、業界では唯一の「トヨタ生産方式」導入企業として、高い限界利益率と在庫回転率、及び優れた資産効率を誇る。
【中長期的安定成長と安定利益の実現に向けた基本方針】
・ 自分の会社は自分で守る・ Made in Japanと雇用の維持(ものづくりの伝承) ・ 健全な財務内容の堅持 ・ 投資の継続(新製品開発,コストダウン,品質向上,より確かな安全) ・ 世界中のプレミアムヘルメット市場でナンバーワンを目指す ・ 新市場開拓と既存市場の深堀り ・ 利益の公平、公正な分配(50%配当性向,従業員への配分、会社への分配 (内部留保)) 【SHOEIシステムヘルメットの最新モデル 「NEOTECH」】
「NEOTEC」は、ある程度の年齢層のモーターサイクルファンを念頭に、ロングツーリングから日常的な市街地走行まで、様々な状況での快適なライディングを想定して開発された。
(同社Webサイトより) |
2012年9月期第3四半期決算 |
前年同期比2.5%の減収、同54.1%の経常減益
売上高は前年同期比2.5%減の65.1億円。市場の底打ちと在庫調整の完了で回復傾向にあった北米が第3四半期に入り若干調整したものの第3四半期累計では売上が増加した。加えて、オセアニア向けの売上が増加したその他地域や、海外市場にて先行投入した品質・技術面で優れたニューモデルの販売が寄与した国内の売上が増加した。一方、欧州はニューモデルを投入した効果から第3四半期の売上が前年同期比プラスとなったものの、上期に南欧経済悪化の影響からスポーツバイク低迷の影響を受け、主力市場であるドイツ・フランスを中心に売上が減少した影響が響き、第3四半期累計の売上は減少した。加えて、歴史的な円高も逆風となった。利益面では、円高の影響や販売減少に伴う生産調整により、売上原価率が大幅に悪化した結果、営業利益が164百万円と同63.7%減少した。但し、為替予約が寄与し、営業外収益に為替差益(41百万円)を計上したことや特別損益に雇用調整助成金(22百万円)を計上したことなどから、四半期純利益は1.0億円と同51.9%の減少にとどまった。 尚、為替差益は為替予約(1USドル=79.16円(会社売上換算レート比+0.28円)、1ユーロ=109.21円(同+4.90円))によるもの。 通期連結業績予想の下方修正
第3四半期の結果を踏まえ、会社は通期連結業績の下方修正を実施。通期連結業績予想が下方修正された要因として、歴史的な円高(特にユーロ)と長引く欧州市場低迷の影響等から売上高が前回予想数値を下回る見通しとなったことに加え、販売の減少に伴って実施した生産調整により各利益も予想数値を下回る見通しとなったことが挙げられる。売上面では、対ユーロにおいて、第3四半期累計の期中平均レートと海外子会社換算レートが期初想定レートである110円をそれぞれ下回って推移したことが、また、期初3.2%の増加を見込んでいた欧州の売上が、第3四半期累計で、前年同期比16.9%減少したことが影響している。 利益面でも、欧州における販売計画の未達成とこれを受けて実施した生産調整が影響している。 |
2012年9月期業績予想 |
下方修正後の通期業績予想は、前期比-3.8%の減収、同-63.9%の経常減益
円高と欧州市場の低迷、並びにそれを受けた生産調整を反映して通業績見通しの下方修正を実施。配当金予想も株主還元の方針である連結配当性向50%を目途に、1株当たり11円から2円に引き下げられた(前期比6円の減配)。 |
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