ブリッジレポート:(5162)朝日ラバー vol.18
(5162:JASDAQ) 朝日ラバー |
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企業名 |
株式会社朝日ラバー |
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社長 |
横山 林吉 |
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所在地 |
埼玉県さいたま市大宮区土手町2-7-2 |
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決算期 |
3月 末日 |
業種 |
ゴム製品(製造業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2011年3月 | 4,806 | 161 | 117 | 21 |
2010年3月 | 4,667 | 125 | 91 | 41 |
2009年3月 | 4,904 | 46 | 14 | -80 |
2008年3月 | 6,284 | 414 | 325 | 211 |
2007年3月 | 5,314 | 399 | 375 | 176 |
2006年3月 | 4,578 | 366 | 353 | 209 |
2005年3月 | 4,057 | 251 | 251 | 147 |
2004年3月 | 3,449 | 233 | 211 | 112 |
2003年3月 | 3,154 | 172 | 159 | 75 |
2002年3月 | 2,907 | 98 | 85 | 10 |
2001年3月 | 3,582 | 315 | 336 | 189 |
2000年3月 | 3,140 | 313 | 300 | 141 |
株式情報(3/8現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
グループは、同社の他、ゴム・プラスチック等の研究開発を行う(株)ファインラバー研究所、米国の販売会社ARI International Corp.、及び工業用ゴム製品の販売を手掛ける朝日橡膠(香港)有限公司、10年7月に設立した工業用ゴム製品の製造・販売を手掛ける東莞朝日精密橡膠制品有限公司の連結子会社4社からなる。 <事業内容と主要製品>
事業は、自動車の内装照明の光源向けの「ASA COLOR LED」や各種センサ向けのレンズ製品「ASA COLOR LENS」、或いは弱電製品に使われる応用製品等の工業用ゴム事業、点滴輸液バッグ用ゴム栓や真空採血管用ゴム栓等の医療・衛生用ゴム事業に分かれる。11/3期の売上構成比は、それぞれ、81.1%、18.9%。
<成長投資>
既存・基盤製品を原資に成長投資を行っており、薬剤を使わずゴムと素材を接着する表面改質技術によるRFID向けの半導体保護用シリコーンゴム製品やプリント配線基板に塗布する事で基板に実装されている白色LEDの光取り出し効率(95%の反射率)を高める事ができるレジスト材料「ASA COLOR RESIST INK」等の製品化に成功している。
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2012年3月期第3四半期決算 |
前年同期比2.6%の増収、同47.5%の経常増益
売上高は前年同期比2.6%増の3,696百万円。自社開発した新製品の寄与で医療・衛生用ゴム事業の売上が大きく伸びた他、東日本大震災後に自動車関連製品を中心に受注が急減した工業用ゴム事業も順調に回復。利益面では、子会社の増加や抑制していた人件費の復元等で販管費が増加したものの、収益性の高い自社開発新製品の寄与で医療・衛生用ゴム事業の利益が同2.2倍弱に拡大。営業利益は165百万円と同21.5%増加した。支払利息や為替差損の減少で営業外損益も改善したものの、税負担の増加で四半期純利益は46百万円と同32.5%減少した。尚、90百万円を特別利益に計上する一方、固定資産除却損の増加や災害による損失等で99百万円の特別損失を計上した。 工業用ゴム事業
売上高27.9億円(前年同期比4.9%減)、セグメント利益169百万円(同28.4%減)。東日本大震災後に自動車メーカーの生産が大きく落ち込んだ影響で、第1四半期(4-6月)はASACOLOR LEDを始めとした自動車関連製品を中心に前年同期比17.6%の減収、同82.6%減益。しかし、その後受注が順調に回復し減収率・減益率共に縮小。在庫調整の完了と新機種の寄与でスポーツ用ゴム製品の売上も増加した。
※ ASA COLOR LED
同社が開発・製造した蛍光体配合のシリコーンゴム製キャップを青色LED に被せる事で10,000色以上の光のバリエーションを提供できる。スピードメーターやカーオーディオ等、自動車内装照明や特殊照明向け。
医療・衛生用ゴム事業
売上高は900百万円(前年同期比36.1%増)、セグメント利益は162百万円(同118.8%増)。新製品の薬液充填済み注射器(プレフィルドシリンジ)用ガスケットが新規得意先向けに拡大。収益性の高い同製品の寄与で利益率も改善した。
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2012年3月期業績予想 |
前期比1.6%の増収、同58.4%の経常減益予想
工業用ゴム事業においてタイの洪水被害からの回復が予想以上に早かった事や医療・衛生用ゴム事業の好調を踏まえて通期予想を上方修正した。自動車関連製品を中心にした工業用ゴム事業の売上の上振れと医療・衛生用ゴム事業における自社開発新製品の寄与で利益率も改善。営業利益が219百万円と同35.5%増加する見込みで、前回予想を8.4%上回る。金融収支の改善や為替差損の減少等で経常利益は同58.4%増加し、前回予想を32%弱上回る見込みだが、固定資産除却損の発生及び税制改正に伴う税率変更の影響を織り込み当期純利益は前回予想の83百万円を下回る75百万円とした。期末配当は1株当たり2円増配の5円を予定している(上期末配当と合わせて年8円)。 |
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