ブリッジレポート:(4849)エン・ジャパン vol.29
(4849:JASDAQ) エン・ジャパン |
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企業名 |
エン・ジャパン株式会社 |
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会長 |
越智 通勝 |
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社長 |
鈴木 孝二 |
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所在地 |
東京都新宿区西新宿 6-5-1 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2010年12月 | 9,991 | 1,774 | 1,803 | 875 |
2009年12月 | 10,209 | 1,259 | 1,212 | 459 |
2008年12月 | 21,329 | 5,943 | 5,906 | 3,090 |
2007年12月 | 22,686 | 7,564 | 7,573 | 4,168 |
2006年12月 | 16,919 | 5,605 | 5,607 | 3,105 |
2005年12月 | 11,491 | 3,791 | 3,826 | 2,203 |
2004年12月 | 6,980 | 2,245 | 2,254 | 1,253 |
2003年12月 | 4,372 | 1,749 | 1,754 | 1,038 |
2002年12月 | 3,107 | 1,305 | 1,283 | 663 |
2001年12月 | 1,876 | 933 | 898 | 464 |
2000年12月 | 620 | 254 | 249 | 132 |
株式情報(12/2現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
また、10/12期には、高い専門性と語学力が求められる外資系企業のエグゼクティブ職を中心とした人材紹介と人材派遣を手掛けるウォールストリートアソシエイツ(株)(以下、WSA社)を子会社化した他、クラウド型人事システム&給与計算アウトソーシング「FINE」の販売や結婚式場情報サイト「エン・ウエディング」の運営を開始する等、新たな事業分野へも積極的に展開している。 |
2012年3月期第3四半期決算 |
前年同期比34.3%の増収、同76.4%の経常増益
売上高は前年同期比34.3%増の89.0億円。「[en]社会人の転職情報」を中心に主力の中途採用事業の売上が伸びた。利益面では、労務費(2.3→5.5億円)・人件費(22.5→33.3億円)を中心に売上原価及び販管費が増加したものの、増収効果で吸収し営業利益が同99.5%増加。財団設立に伴う寄付金(1.3億円)の計上で営業外費用が増加した他、子会社設立費用等1.7億円を特別損失に計上したものの、四半期純利益は6.8億円と同68.1%増加した。
中途採用事業
当事業には、「[en]社会人の転職情報」、「[en]転職コンサルタント」、「[en]派遣のお仕事情報」、「[en]チャレンジ!はた☆らく」、WSA社、及び適性テスト等の「中途関連その他」の収益が計上されている。第3四半期累計期間は売上高が前年同期比36.9%増の80.2億円、セグメント利益が同31.4%増の23.5億円。「[en]社会人の転職情報」は、中途採用ニーズの回復を受けて掲載件数が前年同期比8.9%増加。特にサーチ型採用ソリューションは掲載件数が同176.3%増加すると共に、採用成功確率も上昇する等、計画を上回る成果をあげた。また、「[en]チャレンジ!はた☆らく」は、マーケットが回復傾向にある中、営業戦略が奏功し9月はサイトリニューアル後で過去最高の売上高となった。この他、掲載事業所数が改善傾向にある「[en]派遣のお仕事情報」で緩やかな回復が続いている他、WSA社も計画を上回る売上を上げた。一方、「[en]転職コンサルタント」は、一部の大手人材紹介会社に案件が集中しており、同社の主な顧客である中小の人材紹介会社は依然として厳しい状況が続いている。このため、「[en]転職コンサルタント」と「[en]社会人の転職情報」の一部データベースを共有するサービスを開始した。成功報酬型であるため、利用企業は増加しており、成果も出始めていると言う。 新卒採用事業
当事業には、「[en]学生の就職情報」及び「新卒関連その他」(適性テスト等)の収益が計上されている。第3四半期累計期間は売上高が前年同期比18.0%増の6.2億円、損失4.1億円(前年同期は5.5億円の損失)。「採用選考に関する企業の倫理憲章」の改訂に伴い、採用企業各社の「13年3月卒業予定学生向けサイト」のオープンが従来よりも遅い12月になったため、各社の採用開始時期にばらつきが出ている。このため、第3四半期(7-9月)においては、未だ採用開始時期が明確に決まっていない企業も多く、同社の受注ペースは当初計画よりも遅れ気味で推移した。ただ、その一方で、「中堅・中小・ベンチャー企業に特化したサイト」という同社サイトの認知度が高まり、サイト商品の受注単価は前年同期の実績及び目標を上回って推移している。 尚、新卒採用事業の売上高及び利益の大半は、例年10月~11月に集中していたが、今期については12月~3月に分散する見込み。これは、「採用選考に関する企業の倫理憲章」の改訂により、就職情報サイトのオープンが10月から12月に変更となった事による。 教育・評価事業
第3四半期累計期間は売上高が前年同期比19.0%減の1.7億円、損失24百万円(前年同期は12百万円の利益)。震災の影響が一巡し、企業の人材育成投資に対するニーズは震災前の水準に戻りつつあることから、足下の定額制研修サービス「エンカレッジ」の売上は計画線で推移しているが、第3四半期累計では第2四半期までの落ち込みをカバーするまでには至らなかった。一方、企業の厳選採用傾向が継続しており、人材の見極めツールに対する関心は依然として高い。尚、企業におけるグローバル人材の採用ニーズが高まっている事から、中国語版及び英語版の適性テストを開発し10月から営業を開始した。 その他の事業
第3四半期累計期間は売上高が前年同期比213.5%増の83百万円、損失234百万円(前年同期は407百万円の損失)。「エン・ウエディング」は、4月のサイトリニューアルに伴い実施した営業戦略及びプロモーション戦略の見直しの効果が出始めた(9月末現在の掲載件数283件)。一方、経営人事戦略システム「FINE」は苦戦が続いている。来期以降の巻き返しに向け、新規顧客開拓と共に商品コンセトを具現化するための新機能の開発に着手した。
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2012年3月期業績予想 |
15カ月決算となる12/3期通期業績は、売上高155.8億円、経常利益26.8億円
10年1月~11年3月までの15ヶ月間との比較では、20.9%の増収、18.6%の経常増益。労務費(5.8→9.8億円)、人件費(44.1→56.5億円)、広告宣伝費・販促費(22.2→24.2億円)等が増加するものの、増収効果で吸収し営業利益が同21.9%増加する見込み。配当は1株当たり期末1,825円を予定。
(3)新たな取り組み
①「enTree Work」&「カイシャの評判」
「enTree Work」は、企業の採用活動を支援するFacebookアプリ。求職者は自身の人脈(Facebook上での知人とのネットワーク)を活かした転職活動を行なう事ができ、採用企業は自社の社員を通じて社員の友人にアプローチする事が可能な上、社員の同大学・同学科・同業といった人材、或いは転職サイトや人材紹介会社に登録していない「潜在層」への接触も可能。求職者向けアプリの無料提供からスタートし、9月から企業向け管理ツールの提供を本格的に開始した。一方、「カイシャの評判」は、就職・転職に活かせる口コミサイト。「社風」、「年収」、「勤務時間」をはじめ、企業に関する様々な情報を”口コミ”をもとに提供する。会員登録の際に、ユーザーから「在籍企業」、「過去に在籍した企業」についての情報を収集し、「知人や家族が勤めている企業」や「取引先の企業」等についての情報も、サイト利用の際に収集。これらの集めた情報を分かりやすく整理し、会員に対して無償で公開する。 オープンに先立ち11年9月から口コミの募集をスタートし、2011年11月30日のオープン時点での口コミ掲載社数は8,000社を数え、総口コミ数は30,000件を突破した。 enTree Work
導入企業数 :155社(11月10日現在)導入企業 :ニフティ(株)、ネットイヤーグループ(株)、 (株)サイバードホールディングス他 総ネットワーク数:171,660ネットワーク(11月10日現在) <参考>
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