ブリッジレポート:(2468)フュートレック vol.18
(2468:東証マザーズ) フュートレック |
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企業名 |
株式会社フュートレック |
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社長 |
藤木 英幸 |
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所在地 |
大阪市淀川区西中島 6-1-1 |
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決算期 |
3月 末日 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2011年3月 | 2,085 | 482 | 485 | 284 |
2010年3月 | 1,996 | 530 | 540 | 315 |
2009年3月 | 1,777 | 404 | 415 | 221 |
2008年3月 | 1,598 | 264 | 277 | 159 |
2007年3月 | 1,253 | 249 | 256 | 162 |
2006年3月 | 1,443 | 173 | 165 | 99 |
2005年3月 | 1,059 | 69 | 79 | 33 |
2004年3月 | 907 | 9 | 6 | -1 |
2003年3月 | 736 | 12 | 12 | 3 |
2002年3月 | 435 | 17 | 34 | 29 |
株式情報(8/12現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
尚、イズ(株)及び(株)スーパーワンは2011年4月1日付で子会社化。 <音声認識・UIソリューション事業分野について>
音声認識・UIソリューション事業分野の収益は、製品が搭載された事による「イニシャルフィーとランニングロイヤルティ」、製品搭載に伴う「カスタマイズ収益」、及びコンテンツにかかるエンドユーザーからの月額使用料からなる。
製品ラインナップ
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2012年3月期第1四半期決算 |
前年同期比13.8%の減収、同89.0%の経常減益
売上高は前年同期比13.8%減の4.9億円。携帯電話がフィーチャーフォン(従来型携帯電話)から高機能なスマートフォンへの移行期を迎えており、同社もスマートフォン対応を進めているが12/3期上期は一時的な端境期となる。このため、第1四半期は新たに連結対象となった子会社の寄与があったものの、カスタマイズ業務やランニングロイヤルティによる収入の減少で主力の音声認識・UIソリューション事業分野の売上が減少した他、フィーチャーフォンの販売減少で音源事業の売上も落ち込んだ。営業利益は同89.4%減の9百万円。減収で売上総利益が減少する中、音声認識の更なる性能向上やスマートフォン向けアプリの開発、更にはソリューションビジネス展開の為の開発といった先行投資に加え、新規事業「E検定」の立ち上げもあり、販管費が増加した。 (2)セグメント別動向
※ イズ(株)及び(株)スーパーワンの子会社化について
イズ(株)は、約150社の顧客にSaaS型CRMソリューションを展開しており、イズ(株)の子会社(株)スーパーワンはi-Phoneアプリ開発を含めたシステム開発を手掛けている。今後、CRM ソリューションをフュートレック・グループの新たな事業ドメインと位置付け業容拡大を図る他、フュートレックのコア技術である音声認識・合成・翻訳技術とイズ(株)及び(株)スーパーワンのWeb アプリケーション開発能力を融合させ、成長分野であるスマートフォン向けアプリ開発を強化していく考え。また、イズ(株)が有するSaaS 型ビジネスモデルは、音声認識・合成・翻訳等のサービス(コンテンツ提供)とのシナジーが高い事から、既存事業の強化にもつながると考えられている。
(3)財政状態
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2012年3月期業績予想 |
上期及び通期の業績予想に変更は無く、通期で前期比24.7%の増収、同2.9%の経常増益予想
当初から、上期は、研究開発投資や新事業「E検定」の立ち上げ等、下期以降の収穫に向けた種まきの時期との位置づけ。下期以降、アプリケーションやソリューション等、スマートフォン向けビジネスの収益化が見込まれる(スマートフォン向けアプリは、2011年夏モデルの一部のスマートフォンでの搭載が確定済み)。また、連結子会社イズ(株)及び(株)スーパーワンとの連携によるCRM ソリューション、業務・資本提携先である(株)エフ・シー・エスとのソリューションビジネス、更には(株)アクロディアとの次世代UIプラットフォームの開発等、新しいビジネスパートナーとのアライアンス戦略も進めていく。配当は1株当たり2,100円の期末配当を予定している。
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