ブリッジレポート:(9445)フォーバルテレコム vol.25
(9445:東証マザーズ) フォーバルテレコム |
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企業名 |
株式会社フォーバルテレコム |
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社長 |
谷井 剛 |
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所在地 |
東京都千代田区神田小川町 3-9-2 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
情報・通信 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2011年3月 | 13,560 | 391 | 391 | 155 |
2010年3月 | 13,956 | 347 | 327 | 194 |
2009年3月 | 15,042 | 391 | 388 | 133 |
2008年3月 | 13,466 | 337 | 344 | 192 |
2007年3月 | 12,461 | 845 | 840 | 975 |
2006年3月 | 11,024 | 859 | 868 | 841 |
2005年3月 | 7,740 | 470 | 452 | 726 |
2004年3月 | 6,114 | 214 | 205 | 205 |
2003年3月 | 7,746 | 93 | 40 | 69 |
2002年3月 | 11,879 | -1,732 | -1,779 | -4,939 |
2001年3月 | 18,224 | 284 | 134 | 45 |
2000年3月 | 20,503 | 53 | -50 | 88 |
株式情報(6/3現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
具体的な事業内容は、法人向けVoIPサービス(高速ブロードバンド回線を利用した電話やインターネット接続サービス)や法人向けFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスの提供等を展開する「IP&Mobileソリューション事業」、普通印刷・特注文具の製造及び販売を手掛ける「ドキュメント・ソリューション事業」、経営支援コンサルティング、保険サービス及びセキュリティサービスを提供する「コンサルティング事業」である。 |
2011年3月期決算 |
経常利益段階では会社計画で着地するも、減損損失計上で当期利益は計画割れとなる
2011年3月期は、前期比2.8%減収、同19.5%経常増益となった。子会社群は前期比7.3%増収と健闘したものの、単体売上が前期比5.8%減と振るわなかった。課金事業に注力したものの、課金回線数が減少したこと、一時収益の減少が単体売上のマイナス要因である。但し、課金利ざやの維持に努めたこともあり、単体の売上総利益率は前期比+0.6ポイントとなった。一方、子会社群は増収効果に加え、売上総利益率も大幅に改善(前期実績29.2%→34.2%)した。以上のことから、連結売上総利益は前期比プラスを確保した。販売網拡大を推し進めたことから人件費負担が増大(期中平均人員は前期比+21名)、売上高販管費率は前期比+1.7ポイントと上昇した。しかし、売上高総利益率改善で吸収できたため、営業利益は前期比12.7%増での着地となった。人員については今後も拡大戦略を採っていくとのこと。 持分法投資損益が黒字転換したことを理由に営業外損益が改善したため、経常利益は前期比19.5%増となった。しかし、当期利益は前期比減益に転じた。のれんの減損損失計上(IP&Mobileソリューション事業41百万円、ドキュメント・ソリューション事業52百万円、コンサルティング事業13百万円、計107百万円)に加え、投資有価証券売却損も43百万円計上したことがその理由。 |
2012年3月期業績予想 |
前期比9.8%経常増益を計画
2012年3月期は、前期比3.2%増収、同9.8%経常増益を見込む。前期より取り組んでいる注力サービス(ツーウェイスマート、スマートひかり)の強化、及び販売網の拡充を推進していく。なお、東日本大震災の影響から一部部材の調達難に陥っているが、オリジナル製品のリリースなどでカバーしていくことになろう。「ツーウェイスマート」は、1台のスマートフォンを、社内では内線電話、社外では携帯電話として使用するFMCサービスである。通信機器の合理化、業務の効率化が期待できる。小規模法人に対応した小型通信機器の提供も予定するなど、利便性の向上にも努めていることから、今後の展開には期待したい。 |
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