ブリッジレポート:(6890)フェローテック vol.25
(6890:JASDAQ) フェローテック |
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企業名 |
株式会社フェローテック |
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社長 |
山村 章 |
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所在地 |
東京都中央区京橋 1-4-14 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
電気機器(製造業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2010年3月 | 31,541 | 703 | 524 | 156 |
2009年3月 | 36,653 | 2,790 | 2,097 | 743 |
2008年3月 | 36,625 | 3,057 | 2,414 | 1,903 |
2007年3月 | 32,517 | 2,288 | 2,081 | 1,703 |
2006年3月 | 23,946 | 1,210 | 1,040 | 708 |
2005年3月 | 21,105 | 1,762 | 1,456 | 633 |
2004年3月 | 15,000 | 615 | -177 | -645 |
2003年3月 | 12,845 | 111 | -626 | -899 |
2002年3月 | 14,775 | 916 | 984 | -357 |
2001年3月 | 16,435 | 2,665 | 2,561 | 1,644 |
2000年3月 | 7,988 | 892 | 629 | 288 |
株式情報(6/15現在データ) |
このツアーは、機関投資家を中心としたステークホルダーに対し、同社の中国での事業展開を実際に見てもらうことにより、理解を一段と促進することを目的としたもので、今回で12回になるそうです。 |
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【コムテックソーラー社訪問】 |
創業者で筆頭株主でもあるCEO JOHN ZHANG氏、COO JIM WANG氏、CFO Keith Chau氏に会社の概要、今後の展開、フェローテックとの関係などを説明いただきました。 同社の概要
同社は、半導体インゴッド及びウェハーの製造メーカーとして1999年に創業。2004年からは太陽電池向けのインゴッド及びウェハーの製造を手がけて業容を一段と拡大し、2009年10月に香港証券取引所のメインボードに上場した。
フェローテックとの関係
コムテックソーラーは、高品質な製品を効率的に製造する生産体制を構築しているが、それを支えているのが、優秀な設備・システムのサプライヤーとの強力なリレーションであると考えており、品質重視の観点から、全て世界的に認められたトップメーカーの設備・システムを導入している。同社が稼動させているシリコン単結晶製造装置は当初から全てフェローテックが納入している。 (平成22年1月22日のリリース「太陽電池向けシリコン結晶製造装置の受注状況に関するお知らせ」にもあるように、既設120台に加え、150台をフェローテックに発注している。) ミーティング後、工場の一部を見学しました。工場内に整然と並ぶシリコン結晶製造装置(単結晶シリコンインゴッド引上装置)は全てがフェローテック製。 品質の更なる向上と製造能力の大幅な拡大を計画しているコムテックソーラーにとってフェローテックは重要なビジネスパートナーであることが強く印象付けられました。 |
【フェローテック(上海)を見学】 |
また賀氏は、従来の部品メーカーから装置メーカーへと一段の変革を進めていくと共に、具体的なビジネスドメインは明らかにされませんでしたが、「環境、New Energy分野に注力していく」との方針を強調されていました。 |
【フェローテック(杭州)を見学】 |
フェローテック(杭州)は杭州大和熱磁電子有限公司、杭州先進石英材料有限公司、杭州和源精密工具有限公司の3社からなり、約90,000m2の敷地に3つの工場が並び、約2,700名の従業員が働いています。 主要な生産品目は、石英製品、真空シール、石英坩堝などです。 常務副総経理の戴 明氏にご説明いただきました。
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【視察を終えて】 |
また私にとっては、同社の顧客でもある、コムテックソーラー社を訪問できたことは、同社の顧客の信頼性や業界内でのポジショニングなどを理解することができた、大変有意義な機会でありました。 加えて、3日間の工程中、食事をご一緒しながら、同社の方々からいろいろなお話を伺うことができました。 フェローテック(中国)の総経理 賀さんは日本語が極めて流暢ですが、日本留学の当初、毎日寝る間も惜しんで猛勉強し、たったの数ヶ月で日本語をほぼ完全に習得されたそうですが、現在もその時と変わらないエネルギーを持って、フェローテック(中国)を更なる成長に向けてグイグイ引っ張っていらっしゃるようです。 現在の日本と中国の元気度合いの違いが殊更強く感じられ、日本にも元気な企業がもっとたくさん出てきて欲しいと願うばかりです。 同社説明会資料によれば世界の太陽電池設置量は、2009年の7.3GW(ギガワット)が2030年には281GWへと年率 約20%成長が予測されています。(出典:Solarbuzz) 製造装置、消耗品、結晶販売、サポートと太陽電池関連事業にトータルソリューションを提供して成長を目指す同社の今後を引き続き注目していきたいと思います。 |
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