ブリッジレポート:(4955)アグロ カネショウ vol.27
(4955:東証2部) アグロ カネショウ |
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企業名 |
アグロ カネショウ株式会社 |
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社長 |
櫛引 博敬 |
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所在地 |
東京都港区赤坂 4-2-19 |
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決算期 |
12月 |
業種 |
化学(製造業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年12月 | 12,556 | 1,079 | 1,021 | 593 |
2008年12月 | 13,592 | 694 | 652 | -108 |
2007年12月 | 13,391 | 533 | 476 | 258 |
2006年12月 | 12,851 | 576 | 497 | 272 |
2005年12月 | 12,154 | 442 | 385 | 114 |
2004年12月 | 10,742 | 536 | 366 | 186 |
2003年12月 | 7,322 | -220 | -208 | -278 |
2002年12月 | 7,792 | 113 | 150 | 41 |
2001年12月 | 7,733 | 242 | 279 | 63 |
2000年12月 | 8,300 | 662 | 709 | 423 |
1999年12月 | 7,821 | 642 | 656 | 224 |
株式情報(6/14現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
グループは、同社の他、ベルギーに、D-Dやバスアミドといった農業用土壌処理剤事業を取り扱う子会社 Kanesho Soil Treatment SPRL/BVBA(同社出資比率60%。以下、KST)、及び染料、医薬、農薬等の受託製造・販売を手掛ける100%子会社の三和化学工業(株)の2社。 |
2010年12月期第1四半期決算 |
新製品立上げ費用を吸収して経常増益
売上高は前年同期比2.8%増の4,043百万円。農作物の価格低迷等で農家の収益環境は厳しく買い控え傾向が続いている上、円高ユーロ安も減収要因となったが、病害虫防除剤の値上げに伴う駆け込み需要の反動減が一巡、本年1月に農薬登録を完了した土壌処理剤(線虫防除剤)「ネマキック」も順調に立ち上がった。利益面では、円高ユーロ安等により売上総利益率が低下した他、「ネマキック」の広告・販促費負担等もあり営業利益が同3.2%減少したものの、金融収支や為替差損益の改善により経常利益は同10.9%増加。特別損失の減少もあり、四半期純利益は同14.8%増加した。
(2)財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
第1四半期末の総資産は前期末比860百万円増の18,887百万円。借方では、3月末にかけての売上の増加で売上債権が増加する一方、減価償却やのれん償却で固定資産が減少。貸方では、資金需要を賄うべく有利子負債が増加する一方、自社株買いと配当の支払で純資産が減少した。CFの面では、利益の増加等で営業CFのマイナス幅が縮小した事に加え、定期預金の預入の減少で投資CFも大幅に改善。前年同期は587百万円のマイナスだったフリーCFが120百万円の黒字となった。
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2010年12月期業績予想 |
前期比7.0%の増収ながら、6.0%の経常減益予想
第2四半期以降も売上の堅調な推移が見込まれるものの、委託試験費の増加(200百万円)、「ネマキック」の広告・販促費負担、更には6月に増改築の終わる所沢事業所の減価償却費増等が負担となり、営業利益が同13.9%減少する見込み。設備投資は358百万円(09/12期は1,102百万円)を計画しており、減価償却費は1,003百万円(同 790百万円)を織り込んだ。配当は、創立60周年記念配を落とし1株当たり期末20円を予定。
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