ブリッジレポート:(3041)ビューティ花壇 vol.11
(3041:東証マザーズ) ビューティ花壇 |
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企業名 |
株式会社ビューティ花壇 |
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代表取締役社長 |
三島 美佐夫 |
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所在地 |
〒105-0003 東京都港区西新橋2-16-2 |
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決算期 |
6月 末日 |
業種 |
卸売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年6月 | 3,724 | 61 | 65 | -15 |
2008年6月 | 3,808 | 106 | 106 | 28 |
2007年6月 | 3,188 | 153 | 147 | 71 |
2006年6月 | 2,668 | 170 | 154 | 98 |
2005年6月 | 2,339 | 78 | 60 | 20 |
2004年6月 | 1,888 | 36 | 16 | 5 |
2003年6月 | 1,519 | 13 | 9 | 4 |
2002年6月 | 1,111 | 15 | 15 | 1 |
2001年6月 | 877 | -5 | -4 | -3 |
株式情報(2/19現在データ) |
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会社概要 |
1974年5月創業。97年1月に(有)ビューティ花壇として法人化され、2000年6月株式会社化。06年6月に東証マザーズに株式を上場した。 <事業系統図>
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新経営体制について |
<代表交代の経緯>
取締役 舛田正一 取締役 渡邊一功 常勤監査役 大山 亨 監査役 亀井 浩太郎 監査役 柳本 信一郎 (1) 取締役会の機能強化:効率の悪い投資を止め、経営資源を利益創出施策に集中的に投下し、高収益体質を早期に確立する (2) 花卉事業の成長加速:花卉事業に精通した取締役の就任により、事業成長を加速させる <新しい方針>
花をより身近なものとし、美しく豊かな世界を創造する。 (創業以来掲げてきたこの企業理念を再認識、再徹底 ⇒ 最重要施策) 2.経営基本方針 ① 収益率の向上と生花祭壇事業・生花卸売事業の更なる強化 収益構造の抜本的な見直しを進める。また2本柱である生花祭壇事業と生花卸事業について、環境変化に応じた深化を進める。 ② 新規事業への取組み・徹底基準の明確化 新規事業への取組み及び撤退の基準を明確にし、収益に貢献する事業の育成を加速させる ③ コスト削減 売上に貢献しない経費については基本的にすべてカット。過去に導入し、現在十分に活用されていない資産も厳格な基準で見直しを行い、状況に応じて適切な処理を行う。 ④ 社員教育の充実 コストカットにより捻出できた資金を、積極的に社員教育にも投資する。 |
2010年6月期第2四半期累計業績 |
<損益計算書>
①生花祭壇事業の増収: +17
②台湾子会社の増収: +6 ③生花卸売事業の減収: +54 ④ブランツスケープ事業の増収: +5 ⑤ブライダル事業の減収: +21 (単位:百万円) 営業利益の増益要因を分析すると、
①売上増に伴う売上総利益増: +58
②技術部門費削減(売上原価圧縮) +31 ③販売管理費の削減 +11 ④営業外費用の減少 +3 (単位:百万円) <計画との比較>
売上高は期初予想を11.8%下回ったが、経費削減などにより営業利益、経常利益は微減に止まった。ただし、前期損益修正損などを特別損失に計上したことから、四半期純利益は計画比で大幅減となった。 <貸借対照表>
<キャッシュ・フロー>
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2010年6月期業績予想 |
<業界動向>
(生花祭壇事業) ・ 一時の拡大傾向は落ち着き、現在は安定した市場を維持している ・ 葬儀の小型化や葬儀社間の競争により単価は平均下落傾向 (生花卸売事業) ・ 小売、ブライダル、法人の慶弔需要の減退により卸売販売は減少傾向 ・ 花単価は安価に推移(低位安定) (ブライダル装花事業) ・ 少子化により婚礼件数は減少傾向 ・ こだわりやオリジナルウェディングの高まりによる単価の上昇傾向 (差別化が鍵) 要約すると、葬祭市場は拡大しているが単価は下落傾向、ブライダル市場は縮小しているが、単価は上昇傾向と、二つの市場は相反する動き。卸売市場の生花単価下落はマイナス要因だが、葬祭分野での生花祭壇事業にはプラス要因。 以上のような状況から、同社としては、「葬祭分野の生花祭壇事業に経営資源を集中させることで収益の拡大を図る」方針。 <業績予想>
<主な施策>
<子会社等>
本社の渡邊取締役をクラウンガーネックスの取締役として派遣。既存客との関係再強化、新規顧客の拡大などで売上増を図った。加えて、旬の花材(価格安い)の積極的な採用、仕入れルートの多様化などにより原価改善に注力、この結果、収益は改善しつつある。下半期からは造園事業への本格的な取組みを開始し、来期には通年で黒字化を目指す。 ・ 美麗花壇(台湾子会社) 生花祭壇事業では、付加価値の高い日本式生花祭壇売上件数の増加により、確実に利益を出せる事業モデルが確立された模様。 また生花卸事業では現地最大の胡蝶蘭生産者との業務提携により、胡蝶蘭の対日輸出を拡大。これにより同社の収益が改善すると同時に、ビューティ花壇の商品差別化戦略にも寄与している。 収益面では既に昨年度から黒字化しているが、今期は約3倍(約18百万円)の営業利益を予想している。次の目標は累損の解消。 |
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