ブリッジレポート:(8931)和田興産 vol.8
(8931:JASDAQ) 和田興産 |
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企業名 |
和田興産株式会社 |
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会長 |
和田 憲昌 |
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社長 |
小阪 堅三 |
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所在地 |
〒650-0023 神戸市中央区栄町通4-2-13 |
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決算期 |
2月 末日 |
業種 |
不動産業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年2月 | 32,333 | 2,577 | 1,548 | 118 |
2008年2月 | 29,564 | 4,020 | 3,063 | 1,613 |
2007年2月 | 30,629 | 3,318 | 2,736 | 1,357 |
2006年2月 | 25,256 | 2,769 | 2,366 | 1,292 |
2005年2月 | 22,965 | 2,594 | 2,203 | 1,162 |
2004年2月 | 23,723 | 2,226 | 1,689 | 912 |
2003年2月 | 22,080 | 2,100 | 1,499 | 652 |
2002年2月 | 22,630 | 2,296 | 1,846 | 917 |
2001年2月 | 22,926 | 3,399 | 2,941 | 1,315 |
株式情報(1/8現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
ブランドの高い認知度 価格競争力 常設ギャラリーは内装の変更で繰り返し利用が可能なため、物件 毎に新設の必要なし |
2010年2月期第3四半期決算 |
大幅な減収ながら販売に底打ち感
売上高は前年同期比30.2%減の18,498百万円。引渡戸数の減少で主力の不動産販売事業の売上が大きく減少した他、収益性・効率性の観点から賃貸資産の入れ替えを進めている賃貸その他事業の売上も小幅減少した。ただ、分譲マンションの販売は回復傾向にあり、期中契約高(戸数)は同39.8%増加した。営業利益は同82.8%減の502百万円。販売価格の見直しや収益性の低下した物件の簿価切り下げ等で売上総利益率が悪化、経費削減に努め販管費の削減が進んだものの、売上の減少と利益率悪化の影響をカバーできなかった。金利負担を吸収できず経常損失となったものの、有形固定資産売却益278百万円を特別利益に計上したため、四半期純損益は黒字を確保した。 不動産販売事業
売上高は前年同期比32.5%減の16,556百万円。収益物件の売却等でその他の不動産販売が4,977百万円と同11.4%増加したものの、引渡戸数の減少(前年同期は100億円プロジェクトの引渡しがあった)で分譲マンションが11,579百万円と同42.3%減少した。ただ、販売価格の見直しや住宅優遇税制の改正効果等でマンション購入者のマインドにも変化の兆しが見えつつあり、契約戸数が同39.9%増加した他、契約残戸数も同43.0%増加した。
賃貸その他事業
売上高は前年同期比2.6%減の1,942百万円。内訳は、賃貸収入が1,506百万円と同2.9%増加したものの、物件の売却等によるその他賃貸収入の減少でその他収入が435百万円と同17.9%減少した。
前年同期比22.3%の減収、286百万円の経常損失
第3四半期は物件引渡しの端境期に当たるため、例年、売上が低水準にとどまる。2010年2月期第3四半期は売上が前年同期比で減少し損失計上となったが、概ね当初の予想通りの推移。売上総利益率が悪化したのは、販売価格の見直しや収益性が低下した棚卸資産の簿価切り下げ(棚卸資産評価損失81百万円を計上)の影響による。セグメント別では、不動産販売事業の売上高が3,412百万円。内訳は、分譲マンションが2,385百万円、その他の不動産販売が1,026百万円。賃貸その他事業の売上高は641百万円。内訳は、賃貸収入が520百万円、その他収入が120百万円。
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2010年2月期業績予想 |
通期の業績予想に変更は無く、前期比1.0%の減収、同80.6%の経常減益予想
第3四半期までの進捗率は、売上高が57.8%、営業利益が45.6%、経常利益が40.7%。売上・利益共に進捗が遅れているが、期初予想に沿ったもの。今期は引渡しが第4四半期に集中するため、売上高・利益の計上も第4四半期に集中する。配当は1株当たり15円を予定。
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