ブリッジレポート:(2687)シー・ヴイ・エス・ベイエリア vol.25
(2687:東証1部) シー・ヴイ・エス・ベイエリア |
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企業名 |
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア |
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社長 |
泉澤 豊 |
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所在地 |
千葉県浦安市美浜1-9-2 |
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決算期 |
2月 |
業種 |
小売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年2月 | 25,271 | 571 | 334 | -78 |
2008年2月 | 24,277 | 623 | 446 | 216 |
2007年2月 | 23,347 | 699 | 610 | 310 |
2006年2月 | 22,332 | 1,018 | 1,055 | 600 |
2005年2月 | 20,956 | 1,081 | 1,101 | 578 |
2004年2月 | 17,236 | 946 | 1,048 | 499 |
2003年2月 | 14,024 | 880 | 878 | 390 |
2002年2月 | 12,358 | 847 | 873 | 445 |
2001年2月 | 11,835 | 753 | 722 | 386 |
2000年2月 | 9,840 | 641 | 673 | 306 |
株式情報(1/29現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
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2010年2月期第3四半期決算 |
前年同期比0.8%の増収、同55.1%の経常増益
天候不順による夏物商材の苦戦やtaspo導入による店頭でのタバコ対面販売効果の一巡等で主力のコンビニ事業の売上が減少したものの、10月に(株)アスクを連結子会社化した効果で営業総収入は前年同期の実績をわずかに上回った。利益面では、低単価商品やタバコの売上構成比の上昇等で売上総利益率が悪化。パート・バイトの人件費、消耗品費、採用費等を削減したものの、新システム導入(サークルKサンクスのシステム更新に伴うもの)に伴う機器保守料、通信費、リース減価償却費等が増加した他、ビジネスホテル「CVSベイホテル」の立ち上げもあり販管費も増加したため、営業利益は同38.1%減少した。ただ、有価証券運用益を計上する一方、投資有価証券評価損が無くなったため営業外損益が改善、大幅な経常増益となった。
(2)セグメント別動向
コンビニエンス・ストア事業
収益性重視の観点から不採算店5店舗を閉店した結果、第3四半期末の店舗数は130店舗。加盟店を含む全店売上高は店舗閉鎖の影響もあり、前年同期比6.5%減の20,558百万円。既存店は平均客数が1,027人と同3.4%減少すると共に客単価も557円と同2.7%減少、平均日販は572千円と同6.0%減少した。収益性向上に向け、引き続き既存店の賃料見直しや経費の削減を進めていく考え。
その他事業の概況
当事業では、同社の企業理念である「便利さの提供」の下、コンビニエンス・ストア事業と異なる切り口で新サービスの開発に取り組んでおり、この一環として、昨年10月にマンションフロント(コンシェルジュ)サービスで業界トップの(株)アスクを子会社化した他、11月にはJR京葉線市川塩浜駅前にビジネスホテル「CVSベイホテル」(千葉県市川市)を開業した。「CVSベイホテル」は第3四半期累計期間の稼動が1週間程度にとどまったため、営業総収入への寄与はほとんど無く、先行して計上された開業経費が利益面での負担となった。一方、(株)アスクの子会社化は営業総収入を964百万円押し上げる要因となった。この他、連結子会社(株)エフ・エイ・二四(以下、FA 24)は、マンションフロントでの「クリーニング取次ぎサービス」の新規取引先の開拓が進み、第3四半期末現在のサービス提供物件数は200物件超。新たなサービスの提供を開始した片づけ・掃除事業も堅調に推移した。
※ (株)アスクの概要
で各種案内やクリーニングの取次ぎ等を行うマンションフロント(コンシェルジュ)サービスで業界トップ。メンテナンスサポートやハウスクリーニング業者紹介等のレジデンスサポート、ミニショップや売店の運営、更にはカーシェアリング事業(22物件、4,400世帯を対象に30台の車両を提供中)も手掛けている。首都圏を中心に約800物件を受託しており、FA 24とは幅広い分野での業務提携が可能で多様なシナジーが期待できる。
※ 「CVSベイホテル」
コンビニを併設した客室108室(シングル54室、ダブル12室、ツイン41室、バリアフリー1室)のビジネスホテル。市川市が保有する駅前の遊休地を定期借地で借受けた物件で、投資額は722百万円(建物660百万円、客室設備62百万円)。オペレーションは同社が行い、料金は朝食付きで1泊5,800円から。
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2010年2月期業績予想 |
通期業績予想に変更は無く、前期比4.5%の増収、同58.7%の経常増益予想
加盟店を含む売上高が26,444百万円と同8.0%減少する見込みだが、(株)アスクの寄与により営業総収入は同4.5%増加する見込み。利益面では、コンビニ事業の苦戦で営業利益が同33.5%減少するものの、有価証券運用益等の計上による営業外損益の改善で経常利益は530百万円と同58.7%増加する見込み。ただ、店舗資産等の減損損失を予定しているため、当期純利益は165百万円にとどまる。1株当たり2円の期末配当を予定している(上期末配当2円と合わせて年4円)。尚、(株)アスクの10/2期(決算月変更により5ヶ月決算)業績は、売上高2,450百万円、営業利益30百万円が見込まれる。ただ、同社の株式取得に伴い発生するのれん償却費41百万円を営業外費用に計上するため、連結ベースでは経常利益段階で減益要因となる。 |
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