ブリッジレポート:(3041)ビューティ花壇 vol.10
(3041:東証マザーズ) ビューティ花壇 |
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企業名 |
株式会社ビューティ花壇 |
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代表取締役社長 |
三島 美佐夫 |
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所在地 |
〒105-0003 東京都港区西新橋2-16-2 |
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決算期 |
6月 末日 |
業種 |
卸売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年6月 | 3,724 | 61 | 65 | -15 |
2008年6月 | 3,808 | 106 | 106 | 28 |
2007年6月 | 3,188 | 153 | 147 | 71 |
2006年6月 | 2,668 | 170 | 154 | 98 |
2005年6月 | 2,339 | 78 | 60 | 20 |
2004年6月 | 1,888 | 36 | 16 | 5 |
2003年6月 | 1,519 | 13 | 9 | 4 |
2002年6月 | 1,111 | 15 | 15 | 1 |
2001年6月 | 877 | -5 | -4 | -3 |
株式情報(11/13現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
1974年5月創業。97年1月に(有)ビューティ花壇として法人化され、2000年6月株式会社化。06年6月に東証マザーズに株式を上場した。 <事業系統図>
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2010年6月期第1四半期業績 |
<連結業績>
販売費及び一般管理費は、広告宣伝費を抑えたものの、人件費や顧問料の増加等があり、208,804千円(前年同期比2.1%増)となった。その結果、営業損失は26,404千円(前年同期は22,529千円の損失)となった。また、経常損失は受取地代家賃等により22,836千円(前年同期は21,333千円の損失)となり、四半期純損失は法人税等調整額や少数株主利益により34,566千円(前年同期は31,098千円の損失)となった。 <事業の種類別セグメントの業績>
生花祭壇事業の売上高は、703,386千円(前年同期比2.5%減)となった。 台湾にある連結子会社・美麗花壇股有限公司の生花祭壇事業は、台湾式の生花祭壇と比較して単価の高い日本式の生花祭壇施行件数が前年同期は112件であったのに対して、当期は553件と大幅に増え、日本式の生花祭壇は全祭壇の施行件数の60.8%を占め、売上高では82.4%を占めるに至った。また、受注件数も前年同期の475件から20.0%増加し、570件となった。しかしながら、為替変動の影響により売上高は減少となった。 国内においては、厚生労働省の人口動態統計速報(平成21年8月分)によると、死亡人口は引き続き増加傾向にあるが、2009年7-8月の累計において176,929人と前年同期比で0.3%減少した。これは、2008年7月が前年同月比3.5%増と増加率が高かったため。 また、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、葬儀業の2009年7-8月の取扱件数は前年同期比0.8%減の50,594件、売上高は1.7%減の76,763百万円となっている。これは、葬式を行わず火葬のみを行う直葬が広まりつつあるからであると推察される。 このような状況のもと、当事業の国内売上高は、666,414千円(前年同期比2.3%減)となった。施行件数においては前年同期が3,709件に対し200件増加し、3,909件となった。生花祭壇事業は、収益の向上を目指して社葬・大型葬の獲得に取り組んでおり、従来の営業拠点に限定することなく全国で受注・営業活動を行っているが、当第1四半期においては24件と、前年同期の40件に比べ、減少した。 これらの理由により、営業利益は85,797千円(前年同期比22.3%減)となった。 (生花卸売事業) 生花卸売事業の売上高は、161,234千円(前年同期比19.4%増)となった。東京中央卸売市場「市場統計情報」(平成21年9月)によると、切り花の単価は前年同月比で7月は1.8%増、8月は1.9%増、9月は5.5%増とプラスで推移した。 一方で、同社の輸入比率(本数ベース)は、前年同期の18.2%に比べ10.4ポイント上昇し、当期は28.6%となり、輸入比率を高めることで原価上昇を抑制した。 また、輸入に係る荷造運賃、調達人員の安定化により、営業利益は19,898千円(前年同期は1,043千円の利益)となった。 (その他事業) その他事業は、ブライダル事業及びプランツスケープ事業からなり、売上高は37,890千円(前年同期比46.1%増)となった。営業損失は9,157千円(前年同期は11,759千円の損失)となった。 連結子会社の株式会社クラウンガーデネックスにおいては、東京でのブライダル装花により、売上高、売上総利益共に増加、販売費及び一般管理費も増加となった。 また、オフィス・商業施設の植栽による空間演出を行うプランツスケープ事業は、植栽工事の大型受注により売上高が増加した。 <財政状態>
流動資産は、前年度末に比べ112,594千円減少し、598,735千円となった。これは主に、現金及び預金の減少等によるもの。 固定資産は、前年度末に比べ17,488千円減少し、586,838千円となった。 当第1四半期間末の負債は、前年度末に比べ90,604千円減少し、741,441千円となった。 流動負債は、前年度末に比べ49,496千円減少し、593,207千円となった。これは主に、短期借入金の減少等によるもの。 固定負債は、前年度末に比べ41,108千円減少し、148,233千円となった。これは、社債及び長期借入金の減少等によるもの。 当第1四半期間末の純資産は、前年度末に比べ39,478千円減少し、444,132千円となった。これは主に、剰余金の配当による利益剰余金の減少等によるもの。 <キャッシュ・フロー>
当第1四半期連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおり。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当第1四半期間において営業活動の結果使用した資金は645千円(前第1四半期間に比べ12,616千円減少)となった。これは主に、税金等調整前四半期純損失38,747千円を計上した一方で、非資金費用である減価償却費13,972千円の計上と賞与引当金の増加24,466千円によるもの。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当第1四半期間において投資活動の結果使用した資金は8,733千円(前第1四半期間に比べ6,252千円増加)となった。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出7,247千円によるもの。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当第1四半期間において財務活動の結果使用した資金は138,289千円(前第1四半期間に比べ57,569千円増加)となった。これは主に、短期借入金の純減57,758千円、長期借入金の返済による支出18,920千円や社債の償還による支出50,000千円によるもの。 |
2010年6月期業績予想 |
<連結業績>
通期の業績予想は、前回の予想から修正していない。
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