ブリッジレポート:(2687)シー・ヴイ・エス・ベイエリア vol.24
(2687:東証1部) シー・ヴイ・エス・ベイエリア |
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企業名 |
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア |
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社長 |
泉澤 豊 |
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所在地 |
千葉県浦安市美浜1-9-2 |
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決算期 |
2月 |
業種 |
小売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2009年2月 | 25,271 | 571 | 334 | -78 |
2008年2月 | 24,277 | 623 | 446 | 216 |
2007年2月 | 23,347 | 699 | 610 | 310 |
2006年2月 | 22,332 | 1,018 | 1,055 | 600 |
2005年2月 | 20,956 | 1,081 | 1,101 | 578 |
2004年2月 | 17,236 | 946 | 1,048 | 499 |
2003年2月 | 14,024 | 880 | 878 | 390 |
2002年2月 | 12,358 | 847 | 873 | 445 |
2001年2月 | 11,835 | 753 | 722 | 386 |
2000年2月 | 9,840 | 641 | 673 | 306 |
株式情報(10/16現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
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2010年2月期上期決算 |
直営方式の強みを生かして弁当や惣菜、生鮮品等のPB商品の販売拡大に努めたものの、天候不順の影響等による夏物商材の苦戦やtaspo導入による店頭でのタバコ対面販売効果の一巡もあり、営業総収入がわずかに減少した。利益面では、低単価商品やタバコの売上構成比の上昇等で売上総利益率が低下。パート・バイトの人件費、消耗品費、採用費等を削減したものの、新システム導入(サークルKサンクスのシステム更新に伴うもの)により機器保守料、通信費、リース減価償却費等の増加で販管費の減少は同1.9%にとどまり営業利益は同24.0%減少した。ただ、有価証券評価益(152百万円)の計上等で営業外損益が改善、投資有価証券評価損が無くなった事や減損損失の減少等で特別損益も改善し、四半期純利益は3.3倍強に拡大した。 第2四半期末の店舗数は前期末比3店舗減の132店舗。新規出店を控えて既存店の収益力強化に努めた。加盟店を含む全店売上高は13,991百万円と同4.6%減少(期初予想は14,610百万円)。既存店については、平均日販579千円(同4.5%減)、平均客数1,034人(同1.8%減)、客単価560円(同2.8%減)、粗利率29.4%(前年同期は30.1%)。 期初予想との差異
夏場の天候不順や米飯の需要が低価格品へシフトした事等で売上が下振れすると共に売上総利益率が悪化、営業利益は期初予想を33.5%下回った。有価証券評価益の計上等で営業外損益が想定以上に改善したため、経常利益は期初予想に沿った着地となったものの、店舗閉鎖損失や減損損失の計上で四半期純利益は期初予想を20.3%下回った。尚、今回の業績予想修正の責任を明確にするため、取締役の役員報酬を3%~20%、マネージャー職以上の管理職社員給与の減額を09年10月より実施する。また、監査役も監査役報酬を3%~5%自主返上する。 (3)財政状態
第2四半期末の総資産は前期末比1,219百万円増の11,706百万円。土地(千葉県市川市塩浜地区)が増加(+1,123百万円)する一方、土地の取得に伴い長期貸付金(△750百万円)が清算された事等で投資その他が減少した。有利子負債の積み増しや運転資金の減少により、現預金は前期末の1,479百万円から2,199百万円に増加した。
②営業実績
売上高は前年同期比15.1%増の327百万円。主力のクリーニング事業において、マンションや施設等の新規取引先開拓が進んでいる他、片づけ・掃除事業も固定客が増加し順調に拡大した。営業利益は19百万円(前年同期は2百万円)、経常利益は18百万円(同0.7百万円)。
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2010年2月期業績予想 |
尚、(株)アスクは、売上高で2,450百万円、営業利益で30百万円の連結業績への寄与が見込まれるが、同社の株式取得に伴い発生するのれん償却費41百万円を営業外費用に計上するため、経常利益段階では減益要因となる。 (2)連結子会社(株)FA24
通期の業績予想は、売上高500百万円(前期比6.5%減)、営業利益10百万円(前期は△5百万円)、経常利益は10百万円(同△5百万円)。各利益は上期実績で通期予想を達成しており順調に推移しているが、期初予想を修正していない。なお、掃除や室内整理整頓等のサービスを提供するFA24サポートレディ事業が、セコムや大手引越し業者との提携効果もあり、富裕層を中心に営業を拡大している。6月には「JALカード」とも提携し、今後一段の事業拡大が見込まれる。
(3)(株)アスク社株式の取得
09年10月1日に議決権の58.3%を取得し、(株)アスクを連結子会社化した。(株)アスクは、マンションフロント(コンシェルジュ)サービスで業界トップ。各種案内やクリーニング取次ぎ等のコンシェルジュサービス、メンテナンスサポートやハウスクリーニング業者紹介等のレジデンスサポート、ミニショップや売店の運営、更にはカーシェアリング事業(22物件、4,400世帯を対象に30台の車両を提供中)を手掛けている。多くの不動産会社やマンション管理会社等を顧客に持ち、首都圏を中心に約800物件を受託しており、「クリーニング取次ぎ」や「ハウスクリーニング」サービスにおいて、(株)FA24との相乗効果が期待できる。
(4)ビジネスホテル事業
11月24日に、JR京葉線 市川塩浜駅前にビジネスホテル「CVS・BAY HOTEL」を開業する。市川市が保有する駅前の遊休地を定期借地で借受け、コンビニを併設した客室108室(シングル54室、ダブル12室、ツイン41室、バリアフリー1室)のビジネスホテルを運営する。投資額は700百万円(建物650百万円、客室設備5百万円)。売上計画は、10/2期40百万円(前提:稼働率60%)、11/2期180百万円(同65%)、12/2期190百万円(同68%)。10/2期は開業費用の計上もあり44百万円の営業損失見込みだが、12/2期には10百万円強の利益計上が見込まれる。 JR京葉線 市川塩浜駅は東京駅から快速で19分。東京ディズニーリゾートのある舞浜駅まで2駅5分、幕張メッセがある海浜幕張駅まで14分の好立地。しかも、現在のところ、周辺の京葉線沿線には競合となるビジネスホテルがない状態。加えて、朝食付きで1泊5,800円からと価格競争力も強い(近隣にあるスーパーホテルと同程度)。 |
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