ブリッジレポート:(8275)フォーバル vol.24
(8275:JASDAQ) フォーバル |
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企業名 |
株式会社フォーバル |
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会長兼社長 |
大久保 秀夫 |
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所在地 |
東京都渋谷区神宮前 5-52-2 青山オーバルビル |
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決算期 |
3月 |
業種 |
卸売業(商業) |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2008年3月 | 34,323 | -970 | -1,263 | -530 |
2007年3月 | 26,216 | -1,918 | -2,010 | -1,387 |
2006年3月 | 27,500 | 3 | 14 | 1,063 |
2005年3月 | 40,089 | 1,962 | 1,962 | 1,174 |
2004年3月 | 32,981 | 1,446 | 1,360 | 660 |
2003年3月 | 37,402 | 1,522 | 1,334 | 443 |
2002年3月 | 44,411 | -860 | -1,027 | -4,756 |
2001年3月 | 52,045 | 1,026 | 699 | 86 |
2000年3月 | 54,668 | 1,278 | 1,281 | 1,122 |
株式情報(11/27現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
ただ、中期的には、中堅・中小企業向けの情報通信分野を核とした総合コンサルティングサービスの展開を目指しており、現在、事業改革を推進中。1980年に設立され電話機販売からスタートした同社だが、その後、ナローバンド、ブロードバンド、そしてモバイルと、時代のニーズに即した分野で様々なサービスを開発してきた。そして今尚、新たなサービスの開発と企業改革に取り組んでいる訳だ。 尚、社名のFORVAL(フォーバル)は、「For Social Value」を語源とし、「社会価値創出企業をめざす」という経営理念が込められている。 |
2009年3月期第2四半期決算 |
(株)フォーバルクリエーティブ(現 インスパイアー(株))の連結除外に伴いセキュリティ関連の売上が減少したものの、07年7月に子会社化した携帯販売の(株)リンクアップや、08年4月に子会社化した商業印刷物の企画・編集・製作を手掛けるタクトシステム(株)が寄与した他、(株)フォーバルテレコムが手掛ける新通信サービス事業が伸びた。 利益面では、増収効果による売上総利益の増加と固定費の圧縮による販管費の減少で営業損益が黒字転換。持分法投資損失の減少(127百万円→5百万円)等で営業外損益が改善したものの、投資有価証券や貸倒関連で特別損失505百万円を計上した事等から四半期純利益は4百万円にとどまった。 期初予想との差異要因は、売上面では、(株)フォーバルテレコムの売上上振れ。利益面では、(株)リンクアップやシステム機器販売子会社等の業績が当初の予想を下回ったものの、固定費の圧縮が進んだフォーバルが当初の予想を大幅に上回った。 また、キャッシュ・フローも好転。損益の改善と売上債権の回収が進み営業CFが729百万円の黒字(前年同期は650百万円のマイナス)となる一方、投資CFはマイナス幅が前年同期の389百万円から188百万円に縮小。この結果、フリー・キャッシュ・フローは、前年同期の1,040百万円のマイナスから、541百万円の黒字に改善した。 機器関連事業
電話機は、セット数が堅調に推移したものの、比較的低価格な製品の比率が上昇したため、金額ベースでは前年同期比4.5%減少した。ただ、第2四半期は「FTフォン」に注力した結果、第1四半期比10.4%の増収。パソコン(情報機器関連)は、サーバーの販売が好調に推移した事で前年同期比13.5%の増収となったものの、第2四半期は、パソコン販売の落ち込みを吸収できず第1四半期比9.7%の減収。 複写機等は業界全体が大きく落ち込む中で業界トップクラスのカラー化率を維持した事で前年同期比0.7%の増収を維持した。ドキュメントの強化日を設けるなど積極的な販売促進策を実施した第2四半期は、第1四半期比11.4%の増収となった。 ネットワーク関連事業
Web専任人員を減少させた事に伴いWeb関連の売上が同29.0%減少した他、(株)フォーバルクリエーティブ(現 インスパイアー(株))の連結除外に伴いセキュリティ関連の売上も前年同期比51.7%減少。一方、(株)リンクアップの寄与や(株)フォーバルテレコムの新通信サービス事業の伸長で通信ネットワークの売上が同35.4%増加。タクトシステム(株)の寄与により、その他の売上も同33.4%増加した。尚、Web関連はリスティング広告を活用した販売策が奏功し、第2四半期は第1四半期比17.5%の増収。セキュリティ関連もスパムメール対策を切り口とした販売促進策が奏功し、同13.0%の増収となった。 |
2009年3月期業績予想 |
携帯電話販売の苦戦等もあり売上高は微増にとどまるものの、オフィスの統廃合による固定費の削減等でフォーバル(個別)を中心に大幅な損益の改善が見込まれる。 |
フォーバルグループの今後の展開 |
(1)収益構造転換の手段「アイコン」サービス
(2)「アイコン」サービスの推移・計画
(3)「アイコン」サービスの進化
(4)新たな四半世紀に向けて
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