前年同期比1.8%の増収、同17.0%の経常減益となった。
[en]転職コンサルタント及び[en]派遣のお仕事情報が堅調に推移したものの、採用活動の抑制や価格競争の激化により主力の[en]社会人の転職情報が苦戦、連結売上高は同1.8%の微増にとどまった。売上高が伸び悩む中、人員増と昇給による原価人件費及び人件費(販管費に含まれる)が負担となり、営業利益は同16.7%減少。関係会社(英才網聯)株式評価損等を特別損失に計上したため、四半期純利益は同25.8%減少した。
財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
第3四半期末の資産合計は、前期末に比べて2,600百万円減の15,781百万円。未払法人税等の納税、配当金の支払い、及び自社株買い等による現預金の減少(1,975百万円)が主な要因。
営業CFは950百万円の黒字。第3四半期の利益の減少と税負担の増加等で前年同期の2,548百万円を大きく下回った。投資CFは432百万円のマイナス。投資有価証券や有形固定資産の取得の減少でマイナス幅が大きく減少した(前年同期は1,277百万円のマイナス)。財務CFは自社株買いや配当金の支払いにより、2,482百万円のマイナス。この結果、第3四半期末の現金及び現金同等物は6,028百万円となり、前期末に比べ1,975百万円減少した。
前年同期比5.7%の減収、同41.7%の経常減益となった。
事業環境が厳しさを増す中、主力の[en]社会人の転職情報において、シェア確保を最優先に受注活動を進めた。この結果、受注単価は、中間期より5.1%低下した。また、新サイト分の広宣・販促費及び人件費を中心に販管費が増加したため営業利益は同42.9%減少した。
単価の下落や件数の減少により[en]社会人の転職情報の売上が大きく落ち込んだ。前年同期比増収となった[en]転職コンサルタント、[en]派遣のお仕事情報、及び[en]本気のアルバイトについても今後減速する可能性がある。
一方、[en]学生の就職情報は順調に推移。通期計画に対する進捗状況は、受注残を含めると84%に達していると言う。景気の悪化で採用を絞り込む動きが強まり第4四半期に苦戦する可能性は否定できないが、計画はほぼ達成できる見込み。
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