ブリッジレポート:(9616)共立メンテナンス vol.17
(9616:東証1部) 共立メンテナンス |
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企業名 |
株式会社共立メンテナンス |
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会長 |
石塚 晴久 |
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社長 |
佐藤 充孝 |
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所在地 |
東京都千代田区外神田 2-18-8 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2008年3月 | 75,606 | 4,492 | 4,167 | 2,740 |
2007年3月 | 66,287 | 3,745 | 3,787 | 2,413 |
2006年3月 | 63,084 | 4,611 | 4,823 | 2,010 |
2005年3月 | 58,014 | 4,407 | 4,411 | 2,343 |
2004年3月 | 54,080 | 4,004 | 4,059 | 2,137 |
2003年3月 | 50,108 | 4,148 | 3,884 | 2,039 |
2002年3月 | 50,064 | 3,908 | 3,580 | 1,821 |
2001年3月 | 37,884 | 2,827 | 2,643 | 1,146 |
2000年3月 | 36,787 | 2,368 | 2,281 | 906 |
株式情報(8/12現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
<沿革>
1979年9月東京都葛飾区に共立メンテナンス設立、同年10月に千葉県松戸市で受託給食の営業を開始。翌80年には東京・神奈川で、83年には名古屋地区で学生寮事業を開始。85年には大阪地区で学生寮事業、東京地区で社員寮事業を開始した。その後、87年に千葉県で外食事業を開始、93年には本社を東京都千代田区外神田に移転した。また同年7月に長野県でリゾートホテル事業に、8月に埼玉県でビジネスホテル事業に参入した。株式については、94年に現在のJASDAQ市場へ上場、99年に東証二部上場、01年9月には東証一部上場を果たしている。 <事業内容>
(寮事業)
学生寮、社員寮などの受託、運営。社員寮事業では、施設をまるごと受託する方式と、社員数に合わせて必要な部屋数だけ契約出来る方式がある。研修センターなどの受託・運営も行っている。物件をオーナーから借り受け、契約企業や学校などへサブリースする方式を取っている。
(ホテル事業)
ビジネスホテルとリゾートホテルの運営を行っている。
(総合ビルマネージメント事業)
賃貸ビルの運営、管理。
(フーズ事業)
寮運営で培った「賄い」のノウハウを生かして、「一期一会グループ」として外食事業を行っている。
(デベロプメント事業)
不動産の開発。同社の事業所開発に伴う「仕入れ」に該当する事業。
(その他事業)
ウェルネスライフ事業(高齢者向け住宅の管理運営)、ライスサービス事業(通販・レンタル販売等)、不動産賃借の仲介斡旋、管理、保険代理業、人材サービス、融資事業など。
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2009年3月期第1四半期業績 |
<連結業績>
<事業の種類別セグメント動向>
(寮事業)
寮事業では、学生市場からの強いニーズを受け開発を推進した学生寮と、若年者層採用の活発化によりニーズに
高まりをみせた社員寮が、当期に新規オープンした19事業所を含め好調であり、寮事業全体で6月末現在の稼働契約数は27,860名(前年同期1,537名増)、売上高は10,767百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益2,277百万円(前年同期比2.2%増)と堅調に推移した。
(ホテル事業)
ホテル事業では、前期オープンした9事業所と、当期に新規オープンしたドーミーイン(ビジネスホテル)3事業所、リゾートホテル1事業所の計4事業所が寄与し、ホテル事業売上が増加した。収益は、1事業所毎に着実に改善を進めているが、当期オープンした4事業所の開業準備費用等が新たに発生しており、この結果、売上高は5,580百万円(前年同期比28.2%増)、営業損失429百万円となった。
(総合ビルマネージメント事業)
総合ビルマネジメント事業では、オフィス系業務とレジデンス系業務のシナジー効果の深化を推進し、売上高は2,793百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益103百万円(前年同期比14.2%増)となった。
(フーズ事業)
フーズ事業では、依然として厳しい事業環境が続くなか、前期より引き続き変動原価管理を強化・徹底し、収益構造の見直しに取り組んだ結果、売上高1,186百万円(前年同期比9.2%減)、営業利益15百万円と黒字転化した。
(デベロプメント事業)
デベロップメント事業では、原油価格・原材料価格の高騰など、市場環境は急速に厳しい環境へと変化したが、前期に引き続き、寮・ホテル等の開発に注力し、売上高2,460百万円(前年同期比437.2%増)、営業損失39百万円となった。
(その他事業)
その他事業は、ウェルネスライフ事業(高齢者向け住宅の管理運営事業)・ライフサービス事業(通販・レンタル販売等)・広告代理店事業・賃貸不動産仲介管理事業・総合人材サービス事業・融資事業。これらの事業の合計は、売上高1,307百万円(前年同期比11.6%増)、営業利益103百万円(前年同期比78.3%増)となった。 <財政状態>
当第1四半期間末における負債は、90,440百万円となり、前年度末に比べ2,240百万円の増加となった。主な要因は、有利子負債残高が増加したことなどによるもの。 当第1四半期間末における純資産は、28,081百万円となり、前年度末に比べ542百万円の増加となった。主な要因は、利益剰余金が増加したことなどによるもの。 この結果、自己資本比率は23.4%となり、前年度末に比べ0.2ポイントの減少となった。 <キャッシュ・フロー>
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は2,084百万円(前年同期に比べ1,206百万円の支出減)の支出となった。主な要因は、同社グループの主力事業である寮事業の第1四半期間の特性である契約金等の前受金の減少などによるもの。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は3,178百万円(前年同期に比べ1,739百万円の支出減)の支出となった。主な要因は、寮事業及びホテル事業における有形固定資産の取得による支出などによるもの。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は6,599百万円(前年同期に比べ75百万円の収入減)の収入となった。主な要因は、事業拡大に伴う設備投資等の支出に係る借入金の増加などによるもの。 |
2009年3月期業績予想 |
<連結業績>
第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想は、08年5月16日に発表した業績予想に変更はない。
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トピックス |
<ホテルが続々とグランドオープン>
4月1日にリソートホテル「ラビスタ函館ベイ」とビジネスホテル「ドーミーイン熊本」、5月1日に「ドーミーイン弘前」、6月1日に「ドーミーイン高松」、7月1日に「天然温泉 樽前の湯 ドーミーイン苫小牧」がそれぞれグランドオープンした。
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