ブリッジレポート:(4709)インフォメーション・ディベロプメント vol.24
(4709:JASDAQ) インフォメーション・ディベロプメント |
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企業名 |
株式会社インフォメーション・ディベロプメント |
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会長 |
尾﨑 眞民 |
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社長 |
舩越 真樹 |
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所在地 |
東京都千代田区二番町 7-5 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
情報・通信 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2008年3月 | 18,032 | 1,200 | 1,191 | 594 |
2007年3月 | 14,692 | 1,024 | 1,024 | 550 |
2006年3月 | 13,028 | 851 | 845 | 430 |
2005年3月 | 11,378 | 550 | 557 | 119 |
2004年3月 | 11,203 | 625 | 628 | 203 |
2003年3月 | 11,668 | 598 | 591 | 274 |
2002年3月 | 11,081 | 548 | 546 | 272 |
2001年3月 | 9,738 | 756 | 735 | 242 |
2000年3月 | 8,468 | 640 | 586 | 320 |
株式情報(6/17現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
<事業内容>
事業は、システムインテグレーション事業(SI)、ITアウトソーシング事業(ITO)、ビジネスプロセスアウトソーシング事業(BPO)、その他事業に分かれる。
システムインテグレーション事業(SI)
「独立系SE集団」として、特定のマシン、OS、ツール、開発言語にとらわれず、顧客の開発ニーズに合わせたシステム構築をサポート。大型汎用機から携帯端末まで、金融、公共、サービス分野を中心に豊富な実績を誇る。
ITアウトソーシング事業(ITO)
1,000名規模の技術者を擁する専門部隊が、導入後のシステム運営管理をサポート。ミドルウェアのカスタマイズからハードウェアの保守、24時間体制のオペレーションまで、トータルかつ高付加価値のアウトソーシングを実現している。
ビジネスプロセスアウトソーシング事業(BPO)
金融機関等へ「データ入力業務」、「バックオフィス業務」、「電話業務」等のサービスを提供している。
その他事業
コンサルティング&セキュリティ事業を中心に展開している。「セキュリティ・マネジメント」、「外部からの攻撃対策」、「内部不正への対策」の3つの側面から企業をサポート。世界の大手ベンダーと提携し、各種セキュリティ製品の提供からコンサルティング、セキュリティ環境の構築・導入・運用・サポートまで一貫したサービスを提供している。
<IDグループ>
同社の他、日本ユニシス(株)との合弁会社(株)ソフトウエア・ディベロプメント、情報システム設計・開発の方法論の保有・販売及びコンサルティング等を手掛ける(株)プライド、中国のソフトウェア生産拠点として、04年4月に設立した艾迪系統開発有限公司(ID武漢)、06年12月に業容の拡大及び営業拠点の拡充を目的に子会社化した(株)日本カルチャソフトサービス(以下、NCS)の連結子会社4社で企業グループを形成している。
<売上高と営業利益率の推移>
優良顧客との継続的な取引が同社グループの特徴。ITアウトソーシング事業を安定収益源に、右肩上がりの業績が続いている。
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2008年3月期決算 |
金融、情報通信業界を中心に既存顧客のシステム投資需要が増加した他、NCSを連結した効果もあり、システム運営管理とソフトウェア開発の売上が増加した。増収効果に加え、NCSの不採算案件の整理及び改善も進み、営業利益は同17.2%の増加。当期純利益の伸びが低いのは、過年度受託業務解約損63百万円等を特別損失に計上した事と税効果による。 増収要因としては、NCSの連結効果が最も大きく、連結に伴う消去前で27.6億円の増収要因となった。また、営業利益の増加要因としては、増収効果が2.1億円の増益要因となったのに対して、売上総利益率の低下(0.3ポイント)が0.4億円の減益要因となった。 尚、中間時予想は第3四半期業績発表時に上方修正されているが、経常利益及び当期純利益は上方修正値(1,090百万円、550百万円)をさらに上回る着地となった。上方修正理由は、NCSの不採算業務の整理・改善が予想以上に進んだ事、及びグループ全体の販売管理費の効率的運用の成果が現れた事である。 <事業別・顧客別・契約形態別売上高>
<NCSの業績>
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業界動向と同業他社の状況 |
一方、同社のソフトウェア開発事業及びシステム管理運営事業の売上の伸びは、M&Aの効果もあり、上記調査による受注ソフトウェア及びシステム管理等の売上の伸びを大きく上回った。 。 <同業他社の決算状況>
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2009年3月期業績予想 |
景気見通しの不透明感等から、今後、I T投資が抑制される懸念はあるものの、既存顧客の投資計画等を見ると5%強の増収は可能なようだ。人材確保・技術者育成等による販管費の増加が予想されるものの、増収効果で吸収して営業利益は同5.8%増加する見込み。特別損失を見込んでいない事や税効果により当期純利益は同12.8%の増加が見込まれる。 <ITアウトソーシング事業の見通し>
IDC JAPANや三菱UFJ証券の資料によると、同社売上高の6割弱を占めるITアウトソーシング投資は06年~11年にかけて年率5.7%の成長が見込まれる。同社は業界の中でも数少ない運営中心の情報サービス会社としての特徴を活かし、運営を主力にしたストック型ビジネスの展開により安定成長を目指す考え。
<成長戦略>
成長戦略として、既存顧客、中国市場、及び人材面において下記の施策を掲げている。
既存顧客
更なる深耕による既存顧客との取引拡大を図る。具体的には、連結子会社プライドのコンサルティングやID武漢のオフショアの活用も含めて、システム開発から運営、事務代行に至る事業部横断的なBOO(ビジネスオペレーションズアウトソーシング)を展開する。また、戦略的なパートナーとの協業により営業チャネルの拡大を図り、新規顧客の開拓を進める。
中国市場
日本の品質を中国子会社に移植し、オフショア体制の確立を図ると共に、人材の供給拠点としての機能も強化する。
人材
女性の積極活用により人員の増強を図る。具体的には女性比率を意識した人材採用を進めると共に、退職率改善策を実施する。退職率改善により、人件費負担は増加するものの、何よりも重要な、品質の維持が可能になる。
また、退職率は20%程度。 |
中期経営計画「Breakthrough 200!」(09/3期~11/3期) |
加えて、開発及び運営部門で既に取得している「ISO9001」の推進やマネジメントレベルの人材育成に注力する事により品質・生産性の更なる向上を目指す。 |
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