ブリッジレポート:(4317)レイ vol.16
(4317:JASDAQ) レイ |
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企業名 |
株式会社レイ |
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社長 |
分部 日出男 |
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所在地 |
東京都港区六本木 6-15-21 |
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決算期 |
2月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2008年2月 | 9,576 | -628 | -497 | -635 |
2007年2月 | 9,861 | 31 | -35 | -28 |
2006年2月 | 9,533 | 782 | 773 | 416 |
2005年2月 | 8,237 | 386 | 380 | 226 |
2004年2月 | 7,649 | 434 | 429 | 207 |
2003年2月 | 6,761 | 142 | 126 | 34 |
2002年2月 | 8,184 | 800 | 763 | 429 |
2001年2月 | 7,030 | 634 | 599 | 266 |
2000年2月 | 6,169 | 309 | 262 | 73 |
株式情報(4/24現在データ) |
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今回のポイント |
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会社概要 |
沿革
同社グループは、学生サークルであった「早稲田大学レーザーディスプレイ研究会」が母体。1981年に(株)スタジオ・レイとして法人化、文系出身者が多いこの業界で数少ないコンピュータを扱える技術者集団として、レーザーイベント(レーザー光はコンピュータ操作で行う)の演出等を数多く手掛けた。90年に現在の事業基盤をなすデジタル映像事業に進出。91年の現社名に変更して以来、事業を本格化させてきた。高度なコンピュータ操作の延長線上にあるデジタル映像加工技術と映像演出技術が同社の特質。92年に映像機材レンタルを、96年にTVCMの映像制作をそれぞれ開始。01年10月にJASDAQに株式を上場した。 |
2008年2月期決算 |
コンテンツ事業の抜本的な見直しで赤字幅拡大。不採算事業の撤退も寄与し、本業は好転。
業績悪化の主な要因は映画製作・配給・DVD化事業を手掛けるコンテンツ事業の抜本的に見直し、1,059百万円の損失を計上したことだ。 コンテンツ事業は当初ノウハウの蓄積ライン上にあると認識し、旧作アニメの販売からスタートし、旧作アニメコンテンツの枯渇とともに音楽・映画に入り、映画のDVD化にとどまらず、配給権手がけてきた。しかし近年、洋画系配給業界やDVD販売が不振に陥り、在庫リスクや投資リスクが大きくなってきていた。前期に手がけた映画が大きくこけたこともあり、コンテンツ事業の抜本的に見直した。その結果、たな卸資産の評価損-439百万円、権利金の評価損-74百万円、出資金の評価損-495百万円、貸倒引当金の計上-51百万円、計-1,059百万円の損失を売上原価に計上することとなった。今後、コンテンツ事業を大きく縮小させていく方向だ。 直接経費以外の経費は、人件費、役員報酬の減額、人員減等により、4,476百万円と前期比183百万円減少した。販売管理費全体としては同110百万円減少しており、在庫評価減や出資金の評価減により売上総利益が同769百万円減少したものの、営業利益の減益幅は同659百万円にとどまった。特別損失として、関係会社株式評価損やのれん残額の処理を進めており、純利益としては同-663百万円悪化した。 ただ、今回の処理の中心は評価性の損失なため、キャッシュフローには大きなマイナスの影響はなく、有利子負債の圧縮に勤めたことも手伝い、現金及び同等物は同132百万円増加している。 セグメント別動向
しかしコンテンツ事業を除くベースでは、連結売上高こそ不採算事業の撤退などにより前期比2.5%減の8,433百万円となったが、営業利益は同432百万円改善し、422百万円の黒字に浮上した。 不採算事業の撤退により営業損益の改善幅は132百万円に達し、デジタル撮影・加工を請け負うポストプロダクション事業(マックレイ社)やTVCM事業の採算は大きく改善した。 |
2009年2月期業績予想 |
評価損一巡し、減収ながら営業増益予想
営業損益ベースでは前期に損益を押し下げたコンテンツ事業の評価損が一巡することから、同1,093百万円改善し、465百万円と黒字に浮上する計画だ。 今後、企業の景況感悪化による広告需要の伸び悩むこともありうるが、デジタル技術での先行、営業力強化による中小型案件の開拓により、安定成長を目指す。 |
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