ブリッジレポート:(4709)インフォメーション・ディベロプメント vol.22
(4709:JASDAQ) インフォメーション・ディベロプメント |
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企業名 |
株式会社インフォメーション・ディベロプメント |
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会長 |
尾﨑 眞民 |
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社長 |
舩越 真樹 |
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所在地 |
東京都千代田区二番町 7-5 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2007年3月 | 14,692 | 1,024 | 1,024 | 550 |
2006年3月 | 13,028 | 851 | 845 | 430 |
2005年3月 | 11,378 | 550 | 557 | 119 |
2004年3月 | 11,203 | 625 | 628 | 203 |
2003年3月 | 11,668 | 598 | 591 | 274 |
2002年3月 | 11,081 | 548 | 546 | 272 |
2001年3月 | 9,738 | 756 | 735 | 242 |
2000年3月 | 8,468 | 640 | 586 | 320 |
株式情報(11/26現在データ) |
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会社概要 |
<沿革>
1969年10月、コンピュータの高度利用のための広範な技術サービスの提供を目的として設立されました。82年9月、日本ユニシス(株)との共同出資により、(株)ソフトウエア・ディベロプメント(現・連結子会社)を設立、98年11月、日本証券業協会に株式を店頭登録しました。02年4月、情報システム設計・開発の方法論の保有・販売及びコンサルティング等を手掛ける(株)プライドを連結子会社化。04年4月には、中国のソフトウェア生産拠点として、中国湖北省武漢市に艾迪系統開発有限公司(ID武漢)を設立。06年12月、業容の拡大及び営業拠点の拡充のため、(株)日本カルチャソフトサービス(以下NCS)の全株式を取得し連結子会社化。現在、同社及び連結子会社4社で企業グループが形成されています。
<事業内容>
事業は、システムインテグレーション事業(SI)、ITアウトソーシング事業(ITO)、ビジネスプロセスアウトソーシング事業(BPO)、その他事業に分かれます。
システムインテグレーション事業(SI)
「独立系SE集団」として、特定のマシン、OS、ツール、開発言語にとらわれず、顧客の開発ニーズに合わせたシステム構築をサポート。大型汎用機から携帯端末まで、金融、公共、サービス分野を中心に実績は豊富です。
ITアウトソーシング事業(ITO))
1,000名規模の技術者を擁する専門部隊が、導入後のシステム運営管理をサポート。ミドルウェアのカスタマイズからハードウェアの保守、24時間体制のオペレーションまで、トータルかつ高付加価値のアウトソーシングを実現しています。
ビジネスプロセスアウトソーシング事業(BPO)
金融機関等へ「データ入力業務」、「バックオフィス業務」、「電話業務」等のサービスを提供しています。
その他事業
コンサルティング&セキュリティ事業(SCS)を中心に展開しています。「セキュリティ・マネジメント」、「外部からの攻撃対策」、「内部不正への対策」の3つの側面から企業をサポート。世界の大手ベンダーと提携し、各種セキュリティ製品の提供からコンサルティング、セキュリティ環境の構築・導入・運用・サポートまで一貫したサービスを提供しています。
<IDグループ>
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2008年3月期中間決算 |
<連結>
中間純利益が減少したのは、NCSの過年度の開発案件に係る解約清算金等を過年度受託業務解約損(63百万円)として特別損失に計上したためです。 *次世代育成支援事業主の認定取得
2007年10月に、次世代育成支援事業主の認定を取得しました。仕事と子育ての両立を支援している企業として、東京労働局長のお墨付きを得たわけです。女性の労働力の有効活用が叫ばれる中、仕事と子育ての両立については女性の関心も高く、採用試験の際の質問も多いとの事です。
<財政状態>
<キャッシュ・フロー>
<事業別・顧客別・契約形態別売上高>
1.事業別
同社の強みに変化はありません。主力のITO事業、SI事業が高い伸びを示しました。
ITO事業
低価格化や受注競争の激化はあったものの、システム運営管理業務のアウトソーシング化の需要を捉えて新規顧客開拓や既存顧客の深耕が進み、売上高は4,509百万円と前年同期比31.5%増加しました。
SI事業
主力の金融・保険向けのシステム開発が順調に推移した結果、売上高は3,128百万円と同36.0%増加しました。
BPO事業
証券業務のイメージ入力案件が好調に推移した結果、売上高は656百万円と同2.5%増加しました。
その他(セキュリティ業務、コンサルティング業務等)
セキュリティ関連の受注が好調であったことから、売上高は312百万円と同14.0%増加しました。
2.顧客別
NCSの買収効果で、農林系金融機関、通信系SIer向け等の売上が大きく伸びました。
<売上高増減分析>
<営業利益増減分析>
<連結子会社NCSの状況>
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業界動向と同業他社の状況 |
<特定サービス産業の動向>
ただ、需要拡大に伴う技術者不足や投資効果の厳格化による価格抑制、品質確保、短納期化等の圧力も強く、収益性確保に向けた環境は依然として厳しい状態が続いています。 <同社のポジション>
同社は業界の中でも数少ない運営中心の企業です。運営を主力にした継続業務中心のストック型ビジネスの展開により、安定した収益体質を実現しています。
<同業他社の動向>
同業他社の業績も概ね良好です。
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Breakthrough 200! |
<2008年3月期連結業績予想>
<成長戦略>
1.営業生産拠点の拡大
国内大手SIerは、中国における開発拠点を沿岸部から人件費の安い中国内陸部へシフトさせています。こうした動きを捉えて、同社も2004年にID武漢を設立しました。この7月には、国内での技術者不足に対応するため、ID武漢の増資を行い、資本金を35万米ドルとしました。
2.人材
人材確保の一環として、女性の積極的な採用(4月入社144名の内52名が女性)と活用を図ると共に、次世代育成支援事業主の認定を取得するなど職場環境の改善への取り組みを強化しており、退職率が低下傾向にあります。人材の確保と退職率の低下が、中期的な品質の向上につながります。
<中期経営計画「Breakthrough 200!」>
中期経営計画「Breakthrough 200!」では、最終年度の2010年3月期に、連結売上高203億円、営業利益15億円を目指しています。2008年3月期は一時的に増収・減益となる見込みですが、2009年3月期以降は、強みのアウトシーング事業を中心に安定成長が続く見込みです。
<中期経営計画におけるNCSの見通し>
2009年3月期以降は、売上・利益共に順調に拡大していく見込みです。
<CSR経営>
同社グループはCSRへの取り組みとして、法令順守の徹底はもとより、環境保護への取り組み、文化・教育への支援活動、更には地域ボランティア活動等を行っています。
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