ブリッジレポート:(2468)フュートレック vol.6
(2468:東証マザーズ) フュートレック |
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企業名 |
株式会社フュートレック |
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社長 |
藤木 英幸 |
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所在地 |
大阪市淀川区西中島 6-8-31 |
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決算期 |
3月 末日 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2007年3月 | 1,253 | 249 | 256 | 162 |
2006年3月 | 1,443 | 173 | 165 | 99 |
2005年3月 | 1,059 | 69 | 79 | 33 |
2004年3月 | 907 | 9 | 6 | -1 |
2003年3月 | 736 | 12 | 12 | 3 |
2002年3月 | 435 | 17 | 34 | 29 |
株式情報(11/30現在データ) |
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会社概要 |
ソフトウエア開発の(株)インストーム、組込みソフトウエアとアウトソーシングの(株)シンフォニック、及び音声認識技術事業のサービスを手掛ける(株)ATR-Trekの連結子会社3社と共に企業グループを形成しています。 <事業の概要>
事業部制を敷いており、音源事業の第一事業部、受託開発事業とカード事業の第二事業部、音声認識事業の第三事業部に分かれます。2008年3月期中間期の売上構成比は、それぞれ66.2%、19.7%、14.1%でした。
1.第一事業部(携帯電話音源LSI設計データと組込みソフトウエアの開発・設計)
携帯電話用音源LSI設計データと組込ソフトウエア及びソフトウェア音源の開発・設計・販売を行なっています。携帯電話用音源LSI設計データと組込ソフトウエアのパッケージを音源IPや3D音源IPとして知的財産権化して、キャリアや携帯電話端末メーカー等にライセンス販売します。同社が受け取る対価には、LSI設計データと組込ソフトウエアの使用許諾契約時に発生するイニシャル収入(初回のみ)、顧客の生産台数に応じて発生するロイヤルティ収入(生産1台当たり)、IPをユーザーのインターフェイスに合わせる実装設計(カスタマイズ)に伴う収益、及び音源動向の情報提供やコンテンツ作成のアドバイス等に伴うコンサルティング収入があります。
2.第二事業部(カード事業及び研究開発を兼ねた受託開発)
カード事業は、大学受験生向け模擬試験の英語リスニングテストで使われるメモリーカードや携帯電話のコンテンツ入りメモリーカードの書き込み事業を行っています。
3.第三事業部(音声認識事業)
2006年12月に(株)国際電気通信基礎技術研究所(以下、ATR)と業務提携した事を受けて、2007年4月に受託開発事業から分離・独立させました。ATRが保有する音声認識の技術と、フュートレックが保有する携帯電話に搭載する技術及び同社グループが保有するサーバーシステム開発技術を融合した事業を進めています。システムの使用許諾契約時に発生するイニシャル収入、毎月の生産数及びサービス数に応じたロイヤルティ収入、そして、フュートレックグループがコンテンツプロバイダとなりユーザーにコンテンツを提供して得るサービス収入が期待できます。
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2008年3月期中間決算 |
<連結>
尚、前年同期は、関係会社株式の売却益を特別利益に計上しています。
<部門別の動向>
第一事業部
国内はNTTドコモへの携帯電話への音源IPの搭載が順調に進み、台数ベースで20.8%上回りました。(2007年度末までにほぼすべてのFOMAに搭載される事が予定されています)ただ、下期については、通信料金と端末料金の分離プランの導入による影響を注視する必要があります。海外については、ハード音源だけでなく、ソフト音源の搭載も増加しています。韓国メーカーに採用される等、上期は新規取引先の台数が加わり、高音質のハード音源から安価なソフト音源まで幅広い品揃えが評価されています。今後は新しいビジネスフィールドを視野に入れた活動を展開していく考えです。 第二事業部
カード事業においては堅調に推移しました。売上高の平準化を図るため、メモリーカードの仕入れの有無により、売上額に影響を与えないような方法に変更しました。受託開発の売上高が計画未達となったものの、デンソーグループ向けのセンサ関連業務は堅調です。4年の期間を要したVADの開発が完了、試作段階に入りました。2008年の年明けに試作品が完成する予定で、期待通りの性能が確認できれば販売を開始します。そして、いずれは、音声認識事業のように一事業部化ができればと考えています。 第三事業部
2007年11月にNTTドコモが発表した905iシリーズに、音声認識を携帯電話で実現するためのインフラにあたるフュートレックの音声認識技術「音声認識フロントエンド」が搭載されました。NTTドコモ向けでは、「音声認識バックエンド(認識サーバー)」の提供も決定しました。また、ゼンリンデータコムの「地図アプリ+ナビ」の「地図アプリ」の採用も決まっています。同社の音声認識技術は、高精度な音質が特徴の分散音声認識方式を採用しています。携帯端末が音声の特徴量を抽出し、パケットにして音声認識バックエンドに送り、認識サーバーが音声認識を行い、その認識結果を携帯端末に返し、表示します 株式会社 シンフォニック
九州のエンジニアが九州で働く事のできる会社を目指して設立した「戦略子会社」です。
株式会社ATR-Trek
連結子会社(株)ATR-Trekは、音声認識や翻訳技術のライセンス事業、及び携帯電話向けコンテンツサイトの運営を行います。既に説明したとおり(株)ATR-Trekが提供する音声認識・翻訳技術は、高性能なエンジンと実用的なデータベースによる高い音声認識性能を実現しており、多言語と話し言葉に対応しています。現在、日英翻訳に対応しており、日中翻訳を開発中です。
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中期展望 -フュートレックグループの目指すビジネス- |
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2008年3月期業績予想 |
<連結>
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