ブリッジレポート:(4829)日本エンタープライズ vol.2
(4829:東証2部) 日本エンタープライズ |
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企業名 |
日本エンタープライズ株式会社 |
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社長 |
植田 勝典 |
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所在地 |
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-17-8 |
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決算期 |
5月 末日 |
業種 |
情報・通信 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2007年5月 | 3,677 | 774 | 783 | 447 |
2006年5月 | 3,416 | 694 | 688 | 418 |
2005年5月 | 3,018 | 587 | 570 | 348 |
2004年5月 | 1,958 | 205 | 168 | 226 |
2003年5月 | 1,752 | 134 | 131 | 58 |
2002年5月 | 1,704 | 51 | 53 | 23 |
2001年5月 | 1,417 | 301 | 262 | 126 |
株式情報(10/12現在データ) |
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会社概要 |
<事業内容>
コンテンツサービス
携帯電話等のキャリア(移動体通信事業者)が運営するi-mode、EZweb、Yahoo!ケータイ、CLUB AIR-EDGEといったインターネット接続可能な携帯電話の公式サイトにコンテンツを提供し、月額課金あるいはダウンロード課金制により、その代金をキャリアから受取っています。同社の代表的なコンテンツとしては、「うた&メロ取り放題」、「@LOUNGE RECORDS」といった音楽系コンテンツ、総合ゲームコンテンツ「最強!GAME王国」及び総合デコレーションメールコンテンツ「デコデコメール」などの公式コンテンツがあります。
ソリューション
自社コンテンツを提供している上記のコンテンツサービスとは違い、ソリューションでは他社コンテンツの制作・運営、企業の業務効率化に役立つシステムの構築を行っており、携帯電話はもちろん、パソコン等のあらゆるメディアに対応したソリューションを提案しています。
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2008年5月期第1四半期業績 |
<トピックス>
1.コンテンツ事業
「うた&メロ取り放題」の退会抑止対策を実施すると共に、「うた&メロ取り放題フル」のブランド統一(@LOUNGE RECORDS)とコンセプト設定を行い、主力分野(音楽)のてこ入れを行いました。
2.ソリューション事業
(1)ソリューション
①今期の受注に向けた大型案件の推進②ニーズに合わせた自社コンテンツの2次利用の拡大 (2)ソリューションコンテンツ
①クライアントからの受注継続
(3)広告
①一般サイド「無料!うたメロ♪ゲーム`s」の拡大
②店頭アフィリエイトの契約店舗数・成約数の拡大
(4)物販
①レーベル化に伴うCD販売開始
3.海外
(1)瑞思豊通(北京)信息科技有限公司の設立
(2)電子書籍の大量生産体制の構築
(3)教育機関と連携強化
<連結>
外注を減らし自社制作化を進めた事及びコンテンツ制作費削減等で売上総利益率が改善(54.8%→61.6%)、売上総利益も増加しました。ただ、人件費の増加に加え、東証上場に伴う新聞広告や一般サイトの会員獲得のための広告宣伝費の増加、更には組織効率を高めるためのサポートセンターの移転費用等を吸収できず、営業減益となりました。東証2部上場費用17百万円を営業外費用に計上、経常利益は前年同期比32.5%減少しました。 <セグメント別四半期売上高>
コンテンツサービス
「うた&メロ取り放題」の会員が減少、一方「@LOUNGE RECORDS」の会員は想定ほどには増えず、主力の音楽の売上高が減少しました。
ソリューションサービス
中間期末及び期末に売上高が集中する傾向があります。大型の開発案件の受注に成功。第2四半期以降、売上計上される見込みです。
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国内事業の概況と今後の展開 |
<音楽コンテンツ>
EZwebにおけるカテゴリーが「J-POP」から「アレンジ」に移動した事で入会者が減少する一方、競合サイトの増加により退会者が増加しました。対策として、次の施策を講じました。
着うたフルヘのシフト遅れ、対応機種の普及遅れ、パケット定額制の普及遅れ等で会員数が想定ほどに伸びませんでした。対策として、次の施策を講じました。
第2弾のCD発売も決定しました。 モバイルコンテンツ業界の動向と同社の戦略
ネットワークの高速大容量化とパケット定額制の普及によりユーザートレンドが2極化しています。10代が広告収入に依存する無料の一般サイトにシフトする一方、20代以降は課金方式の公式サイトの利用が増えています。
<ソリューション>
ソリューション
第2四半期以降に発生する大型案件の受注、及びトヨタ自動車オリジナル携帯電話TiMOの会員向けコンテンツサービス「無料コンテンツ倉庫」の2年目の受託に向けて推進していきます。また、自社コンテンツの2次利用を更に拡大した他、ユーザーサポート・デバッグ等の業務を安定的に拡大させるため、サポートセンターの移転を完了しました。今後は、電子書籍の制作代行業務の受注拡大にも取り組みます。
ソリューションコンテンツ
技術力と高品質な実績により、クライアントからの受注が継続しています。
広告
一般サイト「無料!うたメロ♪ゲーム's」が拡大しています。ナショナルクライアントが出稿する良質な媒体として育成していく考えです。また、店頭アフィリエイトの契約店舗数・成約数の拡大にも取り組みます。
物販
レーベル化に伴うCD販売に加え、ぺそぎんのライセンスビジネスヘのシフトに伴い、販売を検討しています。
今後の端末販売モデル
携帯電話会社が携帯電話販売店に支払う販売報奨金を削減して、通信料に上乗せしていた販売奨励金を削減する「分離プラン」の普及に伴い、今後、端末価格の上昇や買い替えサイクルの延長が予想されます。このため、携帯電話販売店や携帯電話メーカーの経営環境も変わらざるを得ません。
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海外事業の概況と今後の展開 |
<中国の携帯電話市場動向>
2007年6月に中国の携帯電話契約件数が5億件を突破しました(8月末5.15億件)。
ただ、中国移動(チャイナモバイル)で実施している3Gのコンテンツに関するワーキンググループに、同社は参画しており、様々な検討課題について、話し合いを行っています。 <概況と今後の展開>
基礎コンテンツ(第2世代)
政府の規制が強化される中、第3世代向けコンテンツの提供を視野に現状維持の状態です。
観光地図情報サービス
合弁会社「瑞思豊通(北京)信息科技有限公司」を設立して、観光地図情報サービスを今年中に開始する予定です。
デジタル化ファクトリー
電子書籍の大量生産体制を整備中です。期初には1,000ページだった月間生産量が、現在10,000ページに拡大しており、今期中に30,000ページヘ拡大させる考えです。
教育事業
地元大学との提携により、下記のモバイルコンテンツ技術者養成講座を開講・準備中です。学生募集も順調との事です。
天津工業大学:短期コース(定員45名)、1年コース(定員45名) 北京建設大学:3年コース(定員60名) |
2008年5月期業績予想 |
<連結>
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