ブリッジレポート:(2468)フュートレック vol.5
(2468:東証マザーズ) フュートレック |
|
||||||||
|
企業名 |
株式会社フュートレック |
||
社長 |
藤木 英幸 |
||
所在地 |
大阪市淀川区西中島 6-8-31 |
||
決算期 |
3月 末日 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2007年3月 | 1,253 | 249 | 256 | 162 |
2006年3月 | 1,443 | 173 | 165 | 99 |
2005年3月 | 1,059 | 69 | 79 | 33 |
2004年3月 | 907 | 9 | 6 | -1 |
2003年3月 | 736 | 12 | 12 | 3 |
2002年3月 | 435 | 17 | 34 | 29 |
株式情報(6/4現在データ) |
|
会社概要 |
社名の「フュートレック(FueTrek)」の"FUE"は、『Fun(楽しく)』『Useful(便利な)』『Easy(簡単な)』を実現する新しいモバイル機器のサービス・商品を企画・開発する――という理念が由来です。魅力的なアプリケーションと最先端の技術の提供を通じて、人々の生活をより快適に、より豊かにしていくことを目指し、社会貢献することを経営の基本方針としています。
同社グループは、技術革新の早い携帯機器業界などにおいて、豊かで快適な生活を提供するサービス・商品を開発し続ける考えです。また、そのために必要な研究開発を実行しうる利益確保に努めています。目標にすえる経営指標を、本業での収益を測る経営指標である「売上高営業利益率」としています。付加価値の高い事業を継続的におこなうと共に、低コスト経営を実践して、高い売上高営業利益率を維持していく方針です。また、株主価値の向上のため「1株当たりの当期純利益」の向上も重視する経営指標に掲げています。 |
2007年3月期決算 |
売上高は減収となったものの、一方で、売上総利益は前期6億1370万円から今期7億1938万円に増加、販管費を4億3991万円から4億7004万円への増加で抑えた効果もあって、営業利益は2億4900万円(前期比43%増)に大幅増益を達成しました。目標に設定する売上高営業利益率で見ても11%から19%へ大幅に向上させています。この改善が経常利益2億5600万円(同54%増)、当期純利益1億6200万円(同63%増)という大幅増益に繋がりました。これによって、1株利益は7074円(前期実績4704円)に増加しています。 |
2008年3月期業績予想 |
08年3月期について、会社側では、積極的な研究開発及びニュービジネスの展開に注力し、現在の主力製品の「音源IP」に続く次代の主力事業として「音声認識」、「VAD(バーニアADコンバーター)」の収益化に取り組む方針です。収益化への道筋のついた「音声認識」事業を08年3月期から「第3事業部」へと分離独立させました(音源部門は第1事業部へ移行、受託開発・カード部門を第2事業部へ統合)。 また、この4月に新設した子会社の(株)シンフォニックでは、将来的に自動車業界を対象とした事業拡大に向けて、基盤づくりに取り組むことも明らかにしています。
利益配分の方針としては、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保の確保を図るとともに、株主への利益還元を、経営の重要項目と位置付け、積極的に実施していくことを基本方針としています。今期は1株当たり年間1200円を予定(期末一括)。配当水準については配当性向の目標値を20%に設定しています。内部留保金につきましては、今後予想される経営環境の変化に対応すべく、今以上にコスト競争力を高め、市場ニーズに応える開発体制を強化し、更にはグローバル戦略の展開を図るために、有効投資していくとしています。 |
中期展望 |
従来及び現在のビジネスフィールドは、ハード音源IPの開発や、センサー分野の受託、VADの開発等、半導体を中心としたハードウェアの分野と、ソフト音源や分散音声認識など、ソフトウェアの分野です。 これに加え、今後はこれまでに培ってきたハード・ソフトの技術をベースに、異業種も視野に入れたサービス分野へ参入することにより、一段と大きな成長を目指すとともに、社名の由来となっている「楽しく(Fun)・便利(Useful)・簡単(Easy)」を一層進化させ、より豊かな生活の実現を通して、社会貢献していきたいと考えています。 |
|
本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。また、本レポートに記載されている情報及び見解は当社が公表されたデータに基づいて作成したものです。本レポートに掲載された情報は、当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。当該情報や見解の正確性、完全性もしくは妥当性についても保証するものではなく、また責任を負うものではありません。 本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあり、本レポートの内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。 投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。 Copyright(C) 2024 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved. |