ブリッジレポート:(9616)共立メンテナンス vol.13
(9616:東証1部) 共立メンテナンス |
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企業名 |
株式会社共立メンテナンス |
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会長 |
石塚 晴久 |
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社長 |
佐藤 充孝 |
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所在地 |
東京都千代田区外神田 2-18-8 |
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決算期 |
3月 |
業種 |
サービス業 |
項目決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2007年3月 | 66,287 | 3,745 | 3,787 | 2,413 |
2006年3月 | 63,084 | 4,611 | 4,823 | 2,010 |
2005年3月 | 58,014 | 4,407 | 4,411 | 2,343 |
2004年3月 | 54,080 | 4,004 | 4,059 | 2,137 |
2003年3月 | 50,108 | 4,148 | 3,884 | 2,039 |
2002年3月 | 50,064 | 3,908 | 3,580 | 1,821 |
2001年3月 | 37,884 | 2,827 | 2,643 | 1,146 |
2000年3月 | 36,787 | 2,368 | 2,281 | 906 |
株式情報(6/8現在データ) |
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会社概要 |
1.「中核事業である寮事業の一層の拡大展開と収益力再強化」 2.「寮事業の周辺事業の拡大」 3.「次世代の収益の柱となるホテル事業の基盤強化と拡大」 |
2007年3月期決算 |
寮事業は引き続き好調ですが、リゾートホテル5棟の立ち上げ費用が予想以上にかさんだことが主な要因です。 事業部門別に見てみましょう。 <寮事業 (学生寮・社員寮・ドミール・受託寮)>
学生寮事業は概ね順調に推移していますが、今後の課題としては、東京・首都圏や大都市圏以外の地方都市への展開が挙げられるでしょう。 こうした事業環境の下で、同社の社員寮の利用実績企業数は1,232 社(前期比3.4%増)となり、売上高は8,451 百万円(前期比6.1%増)となりました。 同社のホテル事業は、ビジネスホテルを営むドーミーイン事業と、リゾートホテルを営むリゾート事業に大別されます。 各事業とも高い稼働率(全事業所年間平均稼働率83.7%)で推移しています。この結果、売上高は6,398百万円(前期比19.4%増)となりました。 ビジネルホテル事業は、既にビジネスモデルを確立しており、今後、全国に展開していくことにより同社の収益の大きな柱になるものと考えられます。 一方、収益の足を引っ張ったのがリゾート事業です。リゾートホテルは、新たに「修善寺温泉 湯回廊菊屋」、「箱根小涌谷温泉 水の音(みずのと)」、「八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里」、「城崎 円山川温泉 銀花」、「箱根強羅温泉 季の湯 雪月花」と5事業所を新規オープンし、マスコミにも多く取り上げられました。 上記5事業所は、同社が手がけてきた従来のホテルとはコンセプトが異なります。従来(例えばザ・ビーチタワー沖縄)は、朝食付・夕食自由という、オペレーションの軽いホテルが中心でした。これに対し、新たにオープンした5事業所は、和風・和食を前面に出した、オペレーションの重いホテルです。同社にとっては「未知の分野」と言ってもよく、そのため、立ち上げ費用が予想以上にかさみました。 また、実績がないために旅行代理店でプレセールス(開業前の予約)を扱ってもらえなかったことや、開業時期が夏から秋だったため、稼ぎ時の夏場にフル稼働できなかったことも響きました。 リゾート事業の売上高は7,029 百万円(前期比39.1%増)となりましたが、事業損失408 百万円となりました。 <総合ビルマネジメント事業>
同業者間の価格競争が一段と激化したこと、また雇用情勢の改善により人手不足の状態が生じたことなどにより売上高は11,680 百万円(前期比12.0%減)となりましたが、徹底した原価管理を含む生産性の向上が奏効し、営業利益は625 百万円(前期比8.3%増)となりました。 <フーズ事業 (外食・受託給食・ホテル等レストラン受託)>
<デベロップメント事業>
<その他事業>
※上記各セグメントの売上高・営業利益には、連結子会社間の取引を含んでおります。
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2008年3月期業績予想 |
08年3月期の会社予想が達成されるか否かは、ホテル事業のリゾート部門の収益次第だと言えるでしょう。人件費、食材費、水道光熱費をどれだけ削減できるか、広告宣伝費をどれだけ効率よく投入できるかに成否がかかっているとも言えます。前期にオープンした5事業所のコストダウンが成功し、収益が向上するようであれば、中期的な収益の柱となると考えられます。新たなコンセプトの5事業所が通年稼動する今期が正念場とも言えるでしょう。 |
中期経営計画 |
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