(今までの番号がそのまま使える)番号ポータビリティを実現した「FTフォン」サービス
2003年10月22日に、中小法人向け光ファイバー対応IP電話サービス「FTフォン」サービスの開始をリリースしました。
同社はこの「FTフォン」サービスによって、同業他社に対し極めて大きなアドバンテージを獲得したと大久保社長は考えています。
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「FTフォン」サービスとは?
光ファイバー網を用いたIP電話とデータ通信に加え、専用のIP電話端末をオール・イン・ワンで提供するブロードバンド通信サービスです。
企業側の主要メリット
1. 導入に関し、初期投資がほとんど不要
2.従来と同じ電話番号の使用が可能
3.複数通話可能なIP電話と最速100メガの高速データ通信を提供
4.高品質の光ファイバーを業界最低価格で利用可能
5.NTT基本料金が不要。IP電話で全国一律3分7.5円、ユーザー同士は無料。
このうち最も注目される特徴が「②従来と同じ電話番号の使用が可能」な点です。
あるヒアリングによれば、法人ユーザーがIP電話を導入するためには以下のような条件があります。
・ 安定した通話品質の提供
・ 通信コストの削減
・ 利用者側のオペレーションが変わらない
・ 電話番号が変わらない
現在、総務省はIP電話に関しては「050」で始まる電話番号を付与していますが、法人としては、
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「名刺や書類の刷りなおし、対外告知にコストがかかる」 |
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「050番号の社会的認知度や信頼性が低い」 |
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「電話の設置場所がわかる市外局番がないため、どこに本社や事業所があるかわからない」 |
といった声が多く、「050」は不評で、法人マーケットにおいては現在の電話番号を継続して利用できるサービス「番号ポータビリティ」の提供がなければ、サービスそのものが成り立たないと考えられています。
しかし一方で、総務省は「番号ポータビリティ」を利用するには、NTT固定電話と同等の品質基準を提供しなければならないとしています。
その条件は、
1. |
ユーザー宅まで回線を直接引き込み、その回線を収容する局側装置を所有する。 |
2. |
これらの設備が技術的基準を満たし、固定電話並みの通話品質を確保できる。 |
3. |
電話番号と電話の設置場所の対応関係を維持できる技術的な対策が必要 |
4. |
市外局番毎に需要があり、サービス提供計画に確実性がある。 |
というものですが、これら全てをクリアするのは極めて難しく、主要な第一種通信事業者の中でも「電話ポータビリティ」の開始を明確に表明できないのが現状です。
これに対して、光ファイバーを用いた「FTフォン」サービスは、この4条件を全てクリア。総務省の認可を日本で最初に取得したメディア社のプラットホームを利用し、法人サービスで最も重要な「番号ポータビリティ」をいち早く可能にしたのです。
今年7月から東京・神奈川の一部地域で試験的に先行販売を行ったところ、わずか3ヶ月強で2000社以上の顧客化に成功しました。
12月からは、全国主要都市での提供を開始するための準備にかかっており、大久保社長が先頭に立って、各県で多数法人顧客を保有する有力企業の代理店ネットワーク作りを積極的に進めています。
同社のメリット
「FTフォン」サービスによって同社グループは、多面的に収益を上げていきます。
*フォーバル
SOHO向けビジネスホンから大企業向け交換機まで、事業規模に応じてメーカーと共同開発したラインアップを販売します。
*フォーバルテレコム
光ファイバーを利用したIP電話サービス「FTフォン」を提供します。各種サービスを企画し、課金の請求・回収を行います。
*フォーバルクリエーティブ
システムに対するウィルス対策を提供します。
これらの他に「FTフォン」サービスを窓口として開拓した企業に対して、従来のOA機器を販売したり、ビジネスポータルサービスを提案するなど、多角的な営業展開が可能となり、顧客基盤の深耕と拡大が可能となります。
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