事業の概況
1980年代に、電電公社(当時)レンタル料の10%安い水準にリース料を設定し、民間企業の電話機をリースで供給する仕組み作りからスタートした同社は、その後も通信における料金革命を推し進めてきました。
現在はインターネットがブロードバンド時代を迎える中、基本料金、付加料金といった最もベースとなる部分にも料金革命を起こそうとしています。
日本のインターネットは急速に普及しています。
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インターネット利用者数6,942万人:米国に次いで世界第2位 |
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人口普及率54.5%:世界第10位(前年は16位) |
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ブロードバンド加入940万人。DSL700万人。(2003年3月末) |
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ADSL接続料金 「Yahoo!BB 2,453円(2002年7月時点)」は世界的にも低水準
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また企業の通信費削減に対する意識も大変強まっています。
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日経産業新聞「東京ガスは、全国2万台の固定電話を、2004年春までに全てIP電話に切り替える方針。年間5億円以上のコスト削減へ。」 |
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日刊工業新聞「IP電話サービスが法人市場で競争強まる。企業のIP電話利用意向は5年後に約6割へ」 |
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国内VoIP市場は、2005年に法人向けサービスが個人向けサービスを逆転し、2007年には市場規模は7200億円までに拡大と予想(IDCジャパン調べ) |
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電力系通信、KDDIなど大手キャリアも光回線を使ったIP電話を開始する予定 |
このようにインターネットが急速に普及し、中でも法人におけるIP電話ニーズが飛躍的に高まる中、同社にとって大きなフォローの風が吹いていると考えています。
本業回帰を目指し集中と選択によるリストラを実施して底入れした後、2分課金「55フォン」、定額制の「BBフォン」に取り組み、光ファイバー等の新しいブロードバンドインフラに対応した新サービスを提供して更なる成長、V字回復を目指します。
同社の特徴は「ユーザーオリエンティドなキャリア選択業」です。
利用者の利便性を最優先し、ユーザーに最も合ったキャリア等を選択します。
ナローバンド時代はNTT、KDDI、JTなど数社だったものが、ブロードバンド時代となってキャリア等の選択肢が増加し、同社の役割は益々重要になると考えています。
ソフトバンクはADSLにおけるリーディングカンパニーとしてパートナーシップを組んでいるとのことです。
ナローバンド時代の「回線+ハード」の提供、ビリングサービスというベースの上に、ブロードバンド時代の回線(ブロードバンド)およびハード(IP対応機器)、新たなサービスを提供することで、ユーザーにとっての価値の最大化を追求していきます。
最後に具体的な営業提案事例の紹介がありました。
<IP電話導入のための企業向け提案事例>
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