続いて泉澤社長が、今後の経営方針などをお話されました。
1. 他チェーンとの取り組みについて 現在同社はサンクスアンドアソシエイツのエリアフランチャイズとなっていますが、今後の出店地域拡大、適地獲得のために、他チェーンとの話し合いも実際に行っているそうです。ただ泉澤社長としてはむやみに出店を増やすつもりはなく、じっくりと考えていくスタンスです。
2. 新サービスについて
同社のユニークなサービスの一つ、「ネットランドリー」は本来コンビニエンスストアでのサービス提供を想定していましたが、現在では「サービス自体が一人歩きを始めている」と社長は表現されました。
前回のレポートでも触れましたが、下着などの洗濯ニーズがある「老人介護施設」、「病院」、の他「アスレチッククラブ」といった施設からの引き合いが増加しているということです。
今後注力し、拡大させていく考えです。
自社店舗で行うのではないこのケースは、経費がかからない、実際の作業は外注に出すなどなど同社にとってのリスクはきわめて小さいものです。
また、他のコンビニからも導入できないかという話が来ています。
現在日本全国にはコンビニエンスストアが40000店あり、このネットワークを利用させてもらえば、手間がかからずかなりのボリュームを見込むことができます。
またコンビニ全般の経営状況は難しくなっており、新たな収入源となるこれらの提案を拒否する理由もないと思われ、実際の稼動に向け2、3のコンビニと数ヶ月内に煮詰めてく方針です。
このように、当初は自社のみによるサービス提供を模索していましたが、スケールメリットが必要であったり、自社単独では難しい点も多かったため、発想を変えて、開発したオリジナリティのあるサービスを、自社のみでなく、施設、他のコンビニエンスストアも利用して売上拡大を図っていくことを考えています。
繰り返しになりますが、同社にはリスクはほとんどないという点も大きなポイントです。 スタートは今期からですが、収益として貢献してくるのは来期からと見ています。
真の便利さを追求する企業を目指す同社がターゲットとして考えているのが、「高齢者」に対するサービス開発です。
「現在は潜在化しているものの、いずれは顕在化する需要」を掘り出しビジネス化することを考えているそうです。
その一つとして来月「宅配」を始めます。宅配といっても自社でバイク、人、ガソリン、保険を負担するようなものではなく、そうしたコストが一切かからない方法を、ある運送業者と開発したそうです。詳しい仕組みは明らかにされませんでしたが、高齢者に対するサービス開発のための一環であり、アイデアマンの社長らしいユニークな発想です。
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