3. 新サービスについて
中期経営計画において、新たに取り組むサービスの選定基準として、「独占販売またはそれに類した取り扱いが可能な商材」と「価格訴求型商材と付加価値提供型商材の両面展開」をあげています。
その中で当面は、以下のサービスを取り扱っていきます。
①インターネットキーワードサービス
ブロードバンド時代に対応した新サービスとして同社がまず注力するのがこの「インターネットキーワードサービス」です。
あるホームページへアクセスしようと思えば、長いURLを記憶し、入力しなければならないケースがよくあります。これに対してこのサービスでは、日本語のキーワードをマイクロソフトのブラウザのアドレスバーに入力するだけで目的のホームページに簡単にアクセスできるというものです。
キーワードに「社名」、「商品、サービス名」などを登録しておけば、より簡単により多くの人にアクセスしてもらえるわけで、ブロードバンドインフラの整備に伴い、ホームページへのアクセスニーズ拡大を側面から支援し、情報媒体としてのサイトの重要性・効果を飛躍させることが可能と考えています。
ある雑誌においてこのキーワードを使用したところ、1ヶ月のアクセス件数が8―10倍と飛躍的に増大したそうです。
これは米リアルネームズ社との独占販売権契約となっています。(2001年10月から2005年3月まで)売上はキーワードを登録する企業からの利用料(例:1キーワード 年額39800円)、主たる原価はリアルネームズ社に支払う登録費用および独占契約権利金(10億円)となります。
フォーバルテレコムが日本総代理店となり、代理店網を構築中で昨年11月時点で大手含め40の第一次代理店契約を締結しています。また、2004年3月末時点で15万キーワードの登録を目指しています。
リアルネームズ社はマイクロソフトと独占契約をしているので、マイクロソフトのブラウザにおいては競合はないということです。
②インターネット高速接続サービスおよびVoIPサービス
高速アクセスを実現するインターネット接続サービスを競争力のある価格で提供することと、それに付帯して実現される廉価なVoIPサービスを提供していきます。
VoIPとは、「IPネットワークで、音声を伝える」技術のことです。
今まで、電話(音声)の信号の伝送は、電話専用のネットワークを使用していましたが、代わりに、データ通信で使用されているIPネットワークを使用します。専用ネットワークが不要なことから従来型電話よりも低コストで音声通信が可能になります。ADSL、FTTHなどの急速な普及でVoIPも今後個人、法人を問わず普及していくことが考えられます。
フォーバルテレコムでは、従来型電話の置き換え需要を狙い、同社の強みである法人向け営業力を生かし、高速接続用機器の販売にこのサービスを付加価値として乗せ、顧客獲得を促進する計画です。
提携先企業、具体的な目標数値などは提携交渉が終了し、販売契約を締結次第開示する予定です。
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