・ドル/円ってどんな特徴があるの?
・ドル/円は2024年の今後の見通しはどうなってるの?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- 日本とアメリカの金融政策に注目
- アメリカ大統領選挙の結果次第では、ボラティリティが大きくなることも
- 予想レンジは130円前後
ドル/円は日本と非常にかかわり深い、アメリカドルと日本円の通貨ペアです。
当メディアで200人に「主に取引している通貨ペア」を調査したところ、約85%の人が米ドル/円を取引していることが分かりました。
アンケート調査の詳細データを見る
通貨ペア | 得票数 |
---|---|
米ドル/円 | 170 |
ユーロ/米ドル | 9 |
豪ドル/円 | 5 |
ポンド/円 | 4 |
メキシコペソ/円 | 4 |
ユーロ/円 | 3 |
豪ドル/NZドル | 3 |
トルコリラ/円 | 3 |
南アフリカランド/円 | 3 |
その他 | 2 |
2023年に引き続き、日米で金融政策の転換点となることが予想されるため、2024年の値動きや見通しが気になりますよね。
特にドル/円は経済ニュースでも日々頻繁に発表され、投資家にとっても非常に重要な為替相場です。
本記事では、過去の変動要因や今後の見通しだけでなく、ドル円取引のメリット・デメリットまで解説します。
ドル/円でFX取引を始めたい方向けに、通貨ペアの特徴やおすすめのFX会社も紹介していくワン!
ドル/円を取引しやすいFX会社
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ドル/円の特徴とは?
ドル/円はニュースでよく見るから通貨ペアの特徴が知りたいな!
ドル/円とは、アメリカの米ドルと日本円の通貨ペアのことです。
世界第2位の取引量を誇っており、値動きも比較的少ないことから価格は安定傾向になっています。
ニュースでも毎日「為替の値動き」として見るし、日本人には一番馴染みある通貨ペアだね!
よく「円高」「円安」と言われるのは、米ドルに対して日本円が高いか安いかを示しており、それぞれ要因があります。
それぞれ円高や円安になる要因が存在するので、確認していきましょう。
円安と円高の関係について知りたい方は、「円安の影響は?なぜ起きる?株価や円高との関係も解説!」もご覧ください。
円高になる要因
円高とは「ドルに対して円の価値が上がること・チャートが下降すること」を意味し、1ドルで交換できる日本円の金額が小さくなることを指します。
円高の要因としては、以下のとおりです。
- 日本からの輸出が増える
- 外国人観光客が増える
- アメリカの金利が下がって日本は上がる
- 円が買われる
金利と為替の関係は下記の表を参考にしてください。
米国金利 | 日本円 | 米ドル |
---|---|---|
上昇 | 円安 | ドル高 |
下落 | 円高 | ドル安 |
つまり、ドルを日本円に交換する動きが大きくなると円高に傾いていき、チャートが下降していきます。
「有事の際の円買い」という言葉があり、何か大きな戦争や世界的な動向があった場合、安全のために円を買う動きが多くなり円高が進むことが多いです。
円高のときは、輸入製品を安く購入できるってことか!
円安になる要因
円安とは「ドルに対して円の価値が下がること・チャートが上昇すること」ことを意味し、1ドルで買える日本円の金額が大きくなることを表しています。
円安の要因としては、以下のとおりです。
- アメリカから輸入が増える
- 日本人観光客が増える
- アメリカの金利が上がって日本は下がる
- 日本円が売られる
円高と反対に日本円をドルに交換する動きが活発になり、チャートが上昇していきます。
2022年は世界的に利上げが行われ、金利差から米ドルに資金が集まり円安になりました。
輸入製品が高くなるし、消費者にとって円安はイヤだね…。
このようにアメリカの重要指標は値動きに大きく関わるため、投資家は必ずチェックしましょう。
アメリカの重要指標・FOMCを知る
【2024年】ドル/円のレート
2024年のドル/円の価格はいくらになっているの?
ドル/円は2024年1月現在140〜145のレンジで動いています。
2023年後半は円高方向に動いていましたが、元旦に起きた能登半島での地震の影響や、米国の雇用統計が強いことなどから、年明けからは円安ドル高の反応を見せています。
24年初の円高が、短期的な動きになるか長期的なトレンドになるのかが今後のポイントになるワン!
ドル/円の今後の見通し
今の価格はわかったけど、今後どうなっていくのか気になるなぁ…
2023は米国での利上げ終了、日本での金融政策正常化が当初の想定通りに進みませんでした。
2024年は昨年想定されていた状況に加え米国大統領選挙が実施されるため、以下3つの項目に絞って解説します。
三菱UFJファイナンシャルグループのレポートでは、下記の予想レンジとなっています。
1月〜3月 | 4月〜6月 | 7月〜9月 | 10月〜12月 | |
---|---|---|---|---|
予想レンジ | 134〜150 | 132〜148 | 130〜146 | 128〜144 |
期末予想値 | 138 | 136 | 134 | 132 |
①アメリカの利上げ停止、利下げ期待
2023年中に実施される可能性の高かった、利上げの完了がより現実的なものとなってきています。
2023年12月に行われたFRB金融政策決定会合では、インフレが落ち着いてきていることを受けて利上げを見送りました。
これによりFRBが利上げを見送るのは3会合連続となり、政策金利は現在の5.25%から5.5%の幅を維持します。
FRBのパウエル議長は、「金融引き締めの過程を経て政策金利はピークに近い可能性があるだろう」とした一方で、「2%の物価目標に向けた道筋は不確かで、必要であれば一段と金融引き締めを行う用意がある」とも述べました。
実際に、1月5日に発表された米国雇用統計の結果では雇用者の伸びは加速しており、利下げ観測が後退しています。
利上げ完了の可能性は高くなっていますが、具体的にいつ実施されるのかについては今後も重要視していく必要があります。
2024年も雇用統計やCPIなどの経済指標の発表で値動きが活発になると考えられるワン!
②日本の金融政策正常化
円高要因となりえる国内のトピックは、「金融政策の正常化」でしょう。
2023年に日銀総裁に植田氏が就任してから、マイナス金利の解除が取り上げられてきましたが2024年も引き続きポイントとなりそうです。
12月には「(物価安定目標の)実現する確度が十分高まれば金融政策の変更を検討していく」と出口に向け、踏み込んだ発言がされたこともあり、現在の市場ではマイナス金利解除は2024年の前半という見方が強くなっています。
植田総裁は2%程度の物価上昇が将来にわたって持続するかどうかを見極める必要があるとして、「賃金と物価の好循環」を掲げているワン!
日銀は目標となる物価水準の安定のために賃金動向を見極める必要があり、その基準となるのが1月から始まる春季労使交渉でしょう。
企業からの回答が3月頃であることを考えると、マイナス金利解除は4月以降という見方もできそうです。
③アメリカ大統領選挙
2024年はアメリカ大統領選挙が実施される年でもあり、世界経済を牽引するアメリカの大統領選挙の結果は為替相場にも大きく影響します。
特に、共和党への政権交代がなされればその影響と効果は様々なパターンが想定されるでしょう。
共和党の候補トランプ氏は、すでにFRBの積極的な金融政策引き締めスタンスを批判しています。
物価ではなく景気を重要視する動きが強くなれば、FRBは金融緩和を強いられることになるかもしれません。
その一方で、減税などを通じて財政悪化が進み、米国債の需給はますます悪化して、長期金利は上昇しやすくなる可能性があります。
実際、2016年にトランプ氏が勝利した際は、瞬間的にドル安になったもののその後、2ヵ月ほどはドル高が進行しました。
また、2017年に正式就任したのちは断続的なドル安に反転しています。
トランプ大統領復活の可能性が高まれば、ボラティリティが大きくなりそうだね。
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ドル/円の過去の変動要因
ドル/円の過去の変動要因にはどんなことがあったの?
ドル/円が影響を受けた過去の変動要因を解説します。
特に2022年は大きく円安が進み、チャートが急上昇しました。
それぞれ確認していきましょう。
【2008年】リーマンショックで過去最高円高に
2008年に起きたリーマンショックにより、世界中のトレーダーは安定していた日本円を買い始めました。
当時のアメリカ経済はリーマンショックからの景気悪化からなかなか回復できず、2011年10月末には最高値の75.35に到達。
有事の円買いと言われるだけあるね!
さらに、日本では2011年の東北大震災によって、保険会社が外貨を日本円に戻す動きが活発になり、円買いが加速したとも考察されています。
【2016年】トランプ大統領就任で一時円安
強いアメリカを目指すという理念のもと、2016年にトランプ氏がアメリカ大統領に選出されました。
ドル/円はアメリカの利上げの影響もあり、トランプ氏当選後の2016年末から急激にチャートが上昇し、一時118円まで円安が進んでいます。
日本では日銀の黒田総裁による金融緩和(マイナス金利)が開始され、景気の回復が期待されたワン!
もともと日本は1999年からゼロ金利をうたい、低い水準の金利を維持していたので、思うように景気は回復しませんでした。
しかし、長期的な円高のレジスタンスラインを超えることはできず、再度下降をはじめます。
【2022年】アメリカの利上げ・戦争による原油高騰により円安
新型コロナの影響から世界的な不況となり、各国の金融緩和が進むなか、アメリカは2022年3月のFOMCで段階的な利上げを発表しました。
同時期にはロシアがウクライナへ侵攻し、石油の資源国であるロシアからの原油供給が滞り、世界的にインフレが進んでいます。
各国は金利を引き締めて利上げなどの金融政策を行いましたが、日本は利上げには消極的であったため、アメリカとの金利差が大きくなりました。
その結果、1990年以来32年ぶりに1ドル150円を突破したワン!
【2023年】年初の想定から一転、進行した円安
2022年後半から、米国の利上げ停止が想定されておりドル安の地合いとなっていましたが、早々に反転し2023年中はドルの高止まりの状況が続きました。
こうした背景には、底堅い個人消費など実体経済が想定以上に強かったことなどで、FRBがインフレ再加速を警戒し続ける状況が続いたためでした。
さらに、日本国内では植田氏の日銀総裁就任による金融政策の転換が想定されていたものの、市場が想定していたほどの日米金利格差縮小を達成することはありませんでした。
YCC柔軟化もあって、長期金利は一時1%近辺まで上昇したものの、そもそも米金利の上昇に牽引されている面があり、内外金利差の縮小にはつながりませんでした。
為替市場ではむしろ、ドル円が2022年の高値151.94の一歩手前まで上昇しました。
2024年も引き続き米国の利上げ終了から利下げ、日本の金融政策正常化が期待されているワン!
ドル/円を取引するメリット3選
ドル/円を取引するメリットってなんだろう?
ドル/円を取引するメリットは以下の3点です。
順に解説していきます。
①スプレッドが狭い
ドル/円は人気の通貨ペアで、メジャー通貨ペアと呼ばれており、ほとんどのFX会社で取引できます。
取引量が多いため、スプレッドが狭く設定されていることがほとんどです。
逆にマイナーなペアだと取引量が少なくて、スプレッドの幅が広がりやすいんだワン!
スプレッドが狭いとわずかな値動きでもプラスに転じるため、短い時間で利益をとれるスキャルピングを得意とするトレーダーに好まれています。
スキャルピングについて詳しく知りたい方は「FXスキャルピングとは?実践的手法3選&スキャルOKなFX口座を紹介」をご覧ください。
②取引できる時間が長い
FXは世界のどこかの取引市場が動いていれば、ドル/円をトレードできます。
動きが最も活発なのはニューヨーク市場が開いている22時以降ですが、メジャー通貨であるため取引量が多く、他の時間でも価格が動きやすくトレードがしやすい傾向にあります。
市場名 | 日本時間の目安 |
---|---|
東京市場(日本) | 9時〜16時 |
ロンドン市場(イギリス) | 16時〜翌日1時 |
ニューヨーク市場(アメリカ) | 22時〜翌日6時 |
ウェリントン市場(ニュージーランド) | 5時〜14時 |
時差があるから24時間トレードできるんだワン!
FXの取引時間について詳しく知りたい方は「FXの取引時間は?人気FX会社で比較!初心者が避けるべき時間帯も解説」をご覧ください。
③情報収集がしやすい
ドル/円はメジャーな通貨ペアであることはもちろんですが、自国の通貨と親交の深いアメリカとの通貨ペアなので、経済情報が手に入りやすいという特徴があります。
モーニングサテライトなどの経済ニュースでは、ドル/円の情報が一番にくるワン!
ドル/円は日銀の発表やアメリカの大統領の発言で、チャートが大きく変動することも多いです。
それゆえリアルタイムに情報を確認できる環境にある日本人は、有利にドル/円のトレードが行えると言えますね。
まずはデモトレードアプリでFXを体験!
「FXなび」なら無料アプリにて、本番に近いリアルな取引体験が可能。
まずはデモトレードで練習をしてから、米ドル円取引で利益を狙うのがおすすめです。
ドル/円を取引するデメリット3選
ドル円を取引はよさそうだけど、取引時の注意点ってあるの?
ドル/円を取引するデメリットは以下の3点です。
順に解説していきます。
①ユーロ系の通貨と比べると値動きが少ない
ドル/円はユーロ系の通貨に比べて値動きが少ない通貨です。
価格が安定しているためトレードがしやすいという考え方はできますが、値動きが少ないと利益を伸ばせないデメリットも。
例えばイギリスの通貨・ポンドは大きな値動きで知られており、ドル/円よりリスクはあるものの、大きく利益を狙えます。
ただし米ドルはメジャー通貨のため、大統領選挙や経済ショック、戦争発生時には予想外の方向に動くので注意が必要です。
ポンド/円の為替予想をチェック
②経済指標に注意
アメリカの経済指標は全世界に影響を与えるため、ドル/円だけでなく他の通貨ペアを取引しているトレーダーも注目しています。
特に「米国雇用統計」はアメリカ全体の雇用の状況がわかる指標でして、国の景気がわかるとされる指標です。
結果が市場予想とずれていた場合大幅な値動きとなるため、雇用統計が発表される前後はトレードをやめておきましょう。
雇用統計以外の重要経済指標は以下のとおりです。
- FOMC
- 日銀制作会合
- 消費者物価指数(CPI)
ドル/円の取引を検討している方は、上記のようなイベントや指標をメモしておき、変動に備えましょう。
CPIについて詳しくはこちら
③長期休みには注意
日本でも年末年始や夏休みなど長期休暇に入ることはありますが、アメリカの長期休暇には要注意です。
アメリカでは12月24日から翌年の1月1日まではクリスマス休暇となり、トレーダーたちもお休みをします。
市場は開いていても値動きが小さいため、トレードには不向きな状況です。
年始に突然大幅な値動きをする可能性があるため、年末年始にはポジションを持ち越さないようにするのが無難でしょう。
ドル/円の取引におすすめなFX会社3選
ドル/円のことがわかってきたから取引したいけど、どのFX会社を使えばいいの?
ドル/円を取引するのにおすすめなFX会社を3つ紹介します。
- GMOクリック証券
→業界最大手で低コスト - パートナーズFX nano
→業界最狭のスプレッド - みんなのFX
→トレーダーをフルサポート
各社ともスプレッドが狭いFX会社として有名なので、それぞれ確認していきましょう。
①GMOクリック証券【業界最大手で低コスト】
GMOクリック証券は、総口座数(当社に口座開設するユニーク口座数)が100万口座を突破した国内でも最大手のFX会社です。
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最小取引単位が1,000通貨なので、FOMCなどの重要指標を控えている場合でもリスクを最小限に抑えられます。
GMOクリック証券はコストの圧倒的な低さが魅力であり、ドル/円なら0.2銭原則固定と業界最狭レベルの数字です。
スマホアプリは一括決済など便利な機能があるため、外出先でも手軽にトレードができるでしょう。
GMOクリック証券の特徴
- 100万口座達成で利用者数トップクラス
- ドル/円のスプレッドは業界最狭水準レベルの0.2銭原則固定
- トレーダー評価の高い充実した取引ツールが利用可能
ドル円なら最低必要証拠金5,600円程度で始められるし、始めるハードルは低そうだ!
大手の安心感と少額から取引できる安心感がほしい方は、GMOクリック証券で口座開設してみましょう。
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GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!
さらに詳しくは、「FXネオ(GMOクリック証券)の評判・口コミは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
②パートナーズFX nano【業界最狭のスプレッド】
パートナーズFX nanoは、東証プライムに上場する株式会社マネーパートナーズグループが運営しています。
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コストを気にせず、ドル円を取引できるなんて最高!
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パートナーズFX nanoの特徴
- ドル/円のスプレッドが0.0銭*
※5万通貨まで。2024/4/22-9/30(例外あり)※対象時間帯:8:00~営業終了まで - 100通貨から取引可能
- スマホでもパソコンでもスピーディーに取引
ドル円の取引は600円程度から気軽に始められるので、コスト重視でFXに取り組みたい方はさっそく口座を開設してみましょう。
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さらに詳しくは、「マネーパートナーズFXの評判・口コミは?スワップ/外貨両替サービスも解説」をご覧ください。
③みんなのFX【トレーダーをフルサポート】
みんなのFXは、FXサービスの提供実績が豊富なトレイダーズ証券株式会社によって運営されています。
さらにドル/円のスプレッドを業界最狭水準で提供しているため、無駄なコストがかかりません。
公式のYoutubeチャンネルやコールセンターでの問い合わせなど、トレーダーをサポートする体制が万全なので、初心者にも安心です。
スマホアプリでは通貨強弱などトレーダーに人気の分析ツールも提供しているので、直感的にトレードが行えますよ。
みんなのFXの特徴
- スプレッドは業界最狭水準
- スタッフによるフルサポート
- スマホアプリには「通貨強弱」「ヒートマップ」など視覚的にわかりやすい分析ツールを搭載
分らないことをすぐ聞ける体制は安心だね!
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さらに詳しくは「みんなのFXの評判・口コミは?【スワップポイントの高さが魅力】」をご覧ください。
【毎週更新】ドル/円に取引に役立つ最新ニュース
2024年3月14日(木)更新
先週はドル/円に関するどんなニュースがあったの?
今後の取引の参考にしてみてください。
2月の米雇用統計発表
3月8日、アメリカ労働省は2月の雇用統計を発表しました。
米国雇用統計とは?
米労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。
非農業部門雇用者数(Nonfarm Payroll:NFP)は、農業部門以外の産業で働く就業者の数を、事業所の給与支払い帳簿を基に集計したもの。世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。
その内「失業率」と「非農業部門就業者数」は特に注目され、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与える。
アメリカの今後の金利引き下げにも大きく関わってくるワン!
農業分野以外の就業者は前の月と比べて27万5000人増加しました。
一方で、失業率は3.9%と前の月より0.2%悪化しました。
失業率が予想に反して上昇したことを受け、インフレの要因となってきた人手不足が和らいでいるとして、FRBが年前半の利下げに動きやすくなったとの見方が広がっています。
これによりドル売り円買いが進み、一時1ドル=146円49銭と2月上旬以来の円高ドル安水準となりました。
日本GDP改定値の発表
3月11日、日本GDP改定値が発表されました。
速報値の-0.4%から転じて+0.4%とプラス転換しました。
景気後退入り回避を受けて、日銀が3月にマイナス金利解除するとの見方がさらに高まっています。
これに対して円買いがさらに進み、1ドル=146円67銭まで軟化しました。
さらに、円高を受けて日経平均は900円の大幅下落となりました。
2月の米CPI発表
3月12日、米労働省は2月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。
そもそも消費者物価指数(CPI)ってなんだっけ?
消費者物価指数(CPI)とは?
消費者物価指数(CPI)とは家計が購入する商品やサービスの価格の平均的な変動を測定するものです。
インフレの度合いを測るための景気動向指数にも使われます。
一般的には経済活動が活発になり需要がひっ迫すると上昇率が高まり、逆に経済活動が停滞し需要が緩むと上昇率が低下する傾向があります。
物価は「経済の体温計」とも呼ばれているワン!
結果は総合指数が前年同期比3.2%上昇(市場予想3.1%)、コア指数が前年同月比3.8%上昇(市場予想3.7%)と市場予想をやや上回る結果となりました。
特に何の価格が上昇しているんだろう?
2月の前月比の内訳では、ガソリン価格が3.8%上昇、住居費が0.4%上昇となり、この2つで全体の前月比の上昇の6割を占めました。
前月比0.4%の上昇はディスインフレへの道の険しさを示唆する一方、年初は数字が高くなりやすいこともあり、楽観する見方が多いようです。
実際、FRBが注視しているサービス部門の価格上昇割合は前月比で減少しており、インフレが緩やかになっている傾向を示しています。
CPIの発表を受けて、一時ドル買いが強まり1ドル=148円台まで円安ドル高が進みました。
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ドル/円のよくある質問
あと少し、わからないことがあるから教えて欲しいなぁ。
ドル/円についてよくある質問をまとめました。
モヤモヤしていた悩みも、ここで一気に解消していきましょう。
①円安はいつまで続くの?
長期的にみると、円安は十数年以上前から緩やかに進行中です。
短気目線ではいったんは落ち着いていますが、今後の両国の金融政策次第では再度円安が進行する可能性もあります。
今後の経済ニュースも要チェックだね!
②ドル/円の2024年の予想レンジは?
2024年のドル/円のレンジ幅は120円後半〜150円までで、多くは130円代を推移すると予想されています。
三菱UFJファイナンシャルグループのレポートでは、下記の予想レンジとなっています。
1月〜3月 | 4月〜6月 | 7月〜9月 | 10月〜12月 | |
---|---|---|---|---|
予想レンジ | 134〜150 | 132〜148 | 130〜146 | 128〜144 |
期末予想値 | 138 | 136 | 134 | 132 |
同レポートでは、2024年の最大のリスクは米国大統領選だとしており、トランプ氏復活の蓋然性が高まれば値動きは激しくなると予想されています。
③ドル/円の取引は初心者向き?
値動きが大きすぎず小さすぎず、FXのチャートの動きに慣れていない初心者には扱いやすい通貨ペアです。
トレードの判断材料になる情報量が多いので、他の通貨ペアよりはエントリーしやすく初心者向きといえるでしょう。
しかし、他のベテラントレーダーが多数参入しており、いわゆる「ダマし(値動きが上がると見せかけて下がること、またはその反対)」に合う可能性も。
FX定番の通貨ペアだからこそのリスクだね…。
初心者であっても、資金管理は忘れないようにしておきましょう。
FXの資金管理方法をチェック
ドル/円の今後の見通しまとめ
ドル/円の今後について理解できた!これで安心して取引できそう!
ドル/円の今後の見通しについて、過去の変動要因、メリット・デメリットを含めて解説しました。
本記事における重要なポイントとしては、以下の3つです。
- 日本とアメリカの金融政策に注目
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- 予想レンジは130円前後
ドル/円は取引量が多く、多くのトレーダーが情報を探り合っているワン!
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