2021年は宇宙旅行について大きなニュースもあり、耳にしたという方も多いのではないでしょうか。
今注目の宇宙旅行ビジネスは、今後大きく進展する可能性を秘めています。
・そもそも宇宙旅行ビジネスって何?
・関連銘柄は?
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- 宇宙旅行ビジネスは市場規模の拡大が見込まれている
- 2021年に宇宙旅行が現実となり、今後の商用化は加速する
- 宇宙旅行関連銘柄は要注目!
今回は宇宙旅行ビジネスの現状から見通し、関連銘柄まで分かりやすく解説いたします。
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今注目の宇宙旅行ビジネスとは
宇宙旅行ビジネスとは、「宇宙ビジネス」の中でも「宇宙旅行」に関するビジネスのことを言います。
宇宙ビジネスとは、人工衛星の打ち上げや衛星データの活用・ロケットや機材製造など、宇宙に関わる幅広い分野での商業目的の事業のことだワン!
宇宙旅行というと、映画や夢のような話というイメージもあるでしょう。
しかし、2000年代に入るとそれまで国家が主体となっていた宇宙関連の開発は民間企業によるロケット開発などが進み、大きく流れが変わってきました。
有名起業家が立ち上げた宇宙旅行ベンチャー企業も多くあるわね!
2021年には、宇宙旅行が成功したことでも世間を大きく騒がせました。
宇宙旅行がビジネスとして大きな一歩を踏み出し、商用サービスとして私たちに提供されるのも目前といえるでしょう。
そもそも旅行ビジネスの市場規模は?
旅行ビジネスの市場ってそもそも大きいの?
宇宙を見る前に、まずは宇宙に限らない「旅行ビジネス」の規模を見てみましょう。
トラベルボイスによると、グローバルでの旅行産業の市場規模は2018年には約8兆8千億ドル(約968兆円)に達しています。
その成長率は3.9%で、医療やIT ・金融業界などの成長率をも上回っているのです。
世界だけでなく、日本国内でも旅行ビジネスは大きな市場規模を誇っています。
2018年の日本の旅行産業の規模は約40兆6,000億円であり、世界第三位に位置しているのです。
ちなみに、旅行産業の市場規模はアメリカが一位で、約176兆円と膨大だワン!
新型コロナウイルスの影響で現在は大幅に市場規模が縮小していますが、回復の兆しも見えています。
旅行ビジネスは大きな規模を誇り、今後も成長を続けていく可能性が高いですね
旅行ビジネスの中に「宇宙」が加わると、市場はとても大きくなりそうね!
宇宙旅行ビジネスの市場規模は?
Bryceの調査によると、宇宙ビジネス全体としては、2019年には世界で約40兆円の市場規模があったと報告されていて、2030年には約70兆円、長期的には100兆円にまで拡大すると試算されています。
100兆円!宇宙ビジネスはもう一大産業なんだね!
宇宙旅行ビジネスも、宇宙旅行の商用化に向けた動きが着々と現実となることで、今後市場規模が大きく拡大することが予想されます。
宇宙旅行って高いんでしょう?そんなに需要あるのかな?
たしかに、宇宙旅行というと数千万円~数億円かかり、富裕層だけのものと感じてしまいますよね。
しかし、民間旅客機での旅行も、スタートした当時はハワイ旅行に数百万円かかっていたものです。
今は数万円あればハワイに行けるよね!
これから、数万人・数百万人と宇宙旅行者が増えるに伴い、宇宙旅行の価格も数百万円や数十万円になる可能性があるといえます。
ヴァージン・ギャラクティック社は、2023年には宇宙旅行利用者で同社のサービスを利用する人が1,600人を超えると発表しています。
宇宙旅行ビジネスは加速することが予想され、その市場規模が2028年には約1.5兆円になるとの予測もあるんだワン!
宇宙旅行ビジネスの見通し
宇宙旅行ビジネスの今後の見通しはどのようになっているのでしょうか。
ここでは、宇宙旅行ビジネスの進展と宇宙旅行に取り組む企業を紹介します。
宇宙旅行ビジネスの進展
宇宙旅行ってまだまだ先の話でしょ?
宇宙旅行ビジネスにおいて、2021年は大きなスタートの年ともいえるでしょう。
2021年7月11日、ヴァージン・ギャラクティックは創業者であるリチャード・ブランソン氏を含む6名での有人宇宙船の飛行に成功しています。
There are no words to describe the feeling. This is space travel. This is a dream turned reality https://t.co/Wyzj0nOBgX @VirginGalactic #Unity22 pic.twitter.com/moDvnFfXri
— Richard Branson (@richardbranson) July 12, 2021
また、7月20日にはアマゾン創業者であるジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の宇宙船での宇宙旅行に成功しました。
ニュースで大きく取り上げられていたわね!
この宇宙旅行には、ジェフ・ベゾス氏を含む4人が搭乗しています。
中でも最年少となる18歳の男性は、父親がオークションで落札した搭乗券での登場となり、お金を払っての宇宙旅行の最初の一人ともなったのです。
日本においても、大手通販サイトZOZOの創業者である前沢友作氏が、宇宙旅行契約を発表して大きなニュースになりました。
前沢氏は2021年12月にもソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ出発する予定と発表しており、また大きな話題となることでしょう。
宇宙旅行の商用化は現実となってきているんだワン!
まだ一部の富裕層のみのサービスではありますが、それでも実際に多くの人が宇宙旅行へ予約しているものです。
実際に、ヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行は25万ドルの費用にもかかわらず、9,000人の見込み客を集め、400人は保証金の支払いまで済ませています。
9,000人!宇宙旅行ビジネスの需要は結構大きいのね!
その需要や関心の高さから、宇宙旅行事業を立ち上げる企業は投資対象としても注目を集めています。
宇宙ビジネスの投資家団体であるSpace Capitalのレポートによれば、直近10年間で資金調達をした宇宙ベンチャー企業は1,553社にも達しています。
また、2019年までの投資額も257億ドルにのぼると言われ、その注目の高さがうかがえますね。
宇宙旅行ビジネスは投資分野としても注目だワン!
宇宙旅行ビジネスに取り組む企業
ここでは、宇宙旅行に大きな影響を及ぼしている3つの企業を紹介します。
- ヴァージン・ギャラクティック
- ブルー・オリジン
- スペースX
宇宙旅行ビジネスの初期からある、要ともいえる企業ね!
ヴァージン・ギャラクティック
2004年、著名起業家であるヴァージン・グループ会長、リチャード・ブランソン氏が立ち上げた宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」。
宇宙旅行のための宇宙船の製造・打ち上げを事業目的の一つとしており、2019年にはパイロット以外の人員1名を乗せての宇宙空間到達を成功させています。
2021年7月には、リチャード・ブランソン氏自身が宇宙空間に到達し、大きな話題となったワン!
ヴァージン・ギャラクティックでの宇宙旅行は、小型宇宙船で4分程度の無重力体験ができ、離陸から着陸まで90分ほどのものとされています。
料金は一人約25万ドル(2,750万円)と高額ですが、多くの見込み客を抱えています。
ブルー・オリジン
Amazon創業者であるジェフ・ベゾス氏が立ち上げた航空宇宙企業である「ブルー・オリジン」。
2000年に創業され、宇宙旅行会社の皮切りとも言われています。
「人類がより安く宇宙へ飛び立てること」をコンセプトとし、宇宙旅行サービスを提供しています。
ブルー・オリジンでの宇宙旅行も、数分間の無重力体験を含む15分程度の宇宙旅行を予定しており、一人当たり20万ドル(約2,200万円)の料金となる見込みです。
また、2021年7月にはジェフ・ベゾス氏を含む4名での宇宙旅行に成功しています。
宇宙旅行のチケットがオークションで約30億円以上の落札価格だったってニュースになっていたわね!
スペースX
大手電気自動車メーカー「テスラ」の最高経営責任者でもあるイーロン・マスク氏が立ち上げた「スペースX」。
イーロン・マスクは日本でも有名だよね!
2002年に設立され、すでに国際宇宙ステーションへの物資輸送や民間初の有人宇宙飛行など多くの実績があります。
スペースXでの宇宙旅行は、8日間の国際宇宙ステーションへの滞在を計画しており、料金は一人5,500万ドル(約60億5,000万円)。
高額にもかかわらず、すでに予約は埋まっており、2021年には実施されるのではと見込まれています。
それぞれの企業の宇宙旅行は2021年~2022年にはスタートすると予測されているんだワン!
宇宙旅行ビジネス関連銘柄
日本には宇宙ビジネスに関連する企業はないの?
ここでは、宇宙ビジネスや宇宙旅行ビジネスに関連する銘柄として3つを紹介します。
- さくらインターネット(3778)
- ANAホールディングス(9202)
- エア・ウォーター(4088)
さくらインターネット(3778)
インターネットインフラサービスを提供する「さくらインターネット株式会社」。
クラウド上で衛星データの分析ができる、衛星データプラットフォーム「テルース」を開発・運用しています。
テルースでは宇宙データを民主化し、衛星データを利用したビジネスマーケットの創設で日本の宇宙ビジネスの発展を目指しています。
このテルースは2021年2月には2万を超えるアカウントが登録されているなど、期待が大きいですね。
今後も幅広い業界での衛星データの活用が見込まれるため、成長性が高そうですね。
ANAホールディングス(9202)
大手航空会社「ANAホールディングス」。
ANAでは2018年から「宇宙事業化プロジェクト」がスタートし、宇宙旅行や衛星データ活用・宇宙物資輸送などのビジネスを展開しています。
宇宙旅行では、宇宙機開発ベンチャーであり有人宇宙旅行を目指しているPDエアロスペース社に出資し、社外取締役1名を派遣しています。
また、将来の宇宙での生活を考えた商品開発を進めているポーラ・オスビスグループとの共同事業も展開し、2023年の商品化を目指しているのです。
エア・ウォーター(4088)
産業ガス大手である「エア・ウォーター」では、宇宙ベンチャーであるスペースウォーカーとの共同開発を進めています。
スペースウォーカーは、2020年代前半に北海道での宇宙飛行機の打ち上げを目指しており、そのための燃料の供給や実証実験をしているのです。
日本国内・国外問わず成長している宇宙旅行ビジネスは今後注目だワン!
宇宙旅行が日常になる日も遠いものではなく、現実味を帯びてきています。
宇宙旅行ビジネスは、今後大きく成長する可能性の高い市場です。
宇宙旅行ビジネスへの投資を検討しているのであれば、まず、第一歩として証券口座を開設してみましょう。
【まとめ】宇宙旅行ビジネス
宇宙旅行ビジネスの市場規模や関連企業についてお伝えしました。
宇宙旅行ビジネスは今後大きく成長するから、投資してみようかな!
最後に、この記事の重要なポイントは次の通りです。
- 宇宙旅行ビジネスは市場規模の拡大が見込まれている
- 2021年に宇宙旅行が現実となり、今後の商用化は加速する
- 宇宙旅行関連銘柄は要注目!
宇宙ビジネス関連企業に投資したい方は、まずは口座開設から始めましょう!