・S&P500に100万円投資したら20年後いくらになるの?
・S&P500に投資しても大丈夫?
このようなお悩みを解決します。
🔰いろはに結論
- 過去20年間の成長率は11.9%
- S&P500に20年間で100万円投資すると、効率よく資産形成ができる
- S&P500に投資するなら、投資信託かETFを活用しよう!
アメリカ株の代表的な指数である「S&P500」。
ニュースではよく聞くけど、実際に中身は何なのか、投資するにはどうすれば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、S&P500に100万円投資すると10年・20年・30年後にはいくらになるのか、シミュレーションについて分かりやすく解説します。
これから投資を始めたい方にとっても分かりやすいように、丁寧に解説するので安心してくださいね。
S&P500の過去の利回りはどうだった?
S&P500への投資を検討している方の中で「どのくらいの平均利回りが期待できるのか」と気になる方も多いはず。
実際に過去10年・20年・30年別の平均利回りを見ていきましょう。
今回は、eMAXIS Slim S&P500への投資を想定してシミュレーションします。
S&P500の過去10年間の利回り
過去10年間のリターンの平均は16.9%でした。
そのため、今後10年もリターンが変わらないと仮定すると478万円になります。
10年間でこれだけ増えると嬉しいね!
S&P500の過去20年間の利回り
過去20年間のリターンの平均は11.9%でした。
そのため、今後20年もリターンの平均が変わらないと仮定すると954万円になります。
貯金よりも魅力的だね!
S&P500の過去30年間の利回り
過去30年間のリターンの平均は12%でした。
そのため、今後30年もリターンが変わらないと仮定すれば3,031万円になります。
S&P500が人気な理由がわかるね!
S&P500に100万円投資した10年後の利回りをシミュレーション
S&P500の過去10年・20年・30年の成長率で、100万円投資したら10年後にどれだけのリターンが期待できるのか、気になる方も多いでしょう。
以下、それぞれ過去の成長率で10年後のリターンが変わらないことを仮定して、シミュレーションをしました。
過去10年間の成長率(16.9%)の場合
成長率16.9%では10年間で約535万円に。
過去10年間の成長率では、成果をしっかり感じられる結果となりました。
こんなに増えるなら貯金より投資にお金を回したいね!
過去20年間の成長率(11.9%)の場合
過去20年間の成長率11.9%では10年後には約326万円に。
複利の効果もあるんだね!
過去30年間の成長率(12.0%)の場合
過去30年間の成長率12.0%では10年間で約330万円に。
利回りが0.1%違うだけで、10年後には4万円も差が開くんだね!
S&P500に100万円投資した20年後の利回りをシミュレーション
以下、それぞれ過去の成長率で20年後もリターンが変わらないことを仮定した場合のシミュレーションをしました。
20年間保有しているだけで、どれだけのリターンを期待していいんだろう…?
過去10年間の成長率(16.9%)の場合
過去10年間の成長率16.9%では20年後には約2,868万円に。
今後20年間のスパンで考えると、新興企業が新たに出てきて、大きく成長する可能性もあるでしょう。
20年前と今の世界が全く違うのと同じだね!
過去20年間の成長率(11.9%)の場合
過去20年間の成長率11.9%では20年後には約1,067万円に。
もとの資金の10倍になってるね…!
過去30年間の成長率(12.0%)の場合
過去30年間の成長率12.0%では20年間で約1,089万円に。
20年で10倍になったら万歳だね🙌
S&P500に100万円投資した30年後の利回りをシミュレーション
以下、それぞれ過去の成長率で30年後もリターンが変わらないことを仮定した場合の、シミュレーションをしました。
過去10年間の成長率(16.9%)の場合
成長率16.9%では30年間で約1億5,364万円に。
この成長率16.9%のまま30年間続けると、最終的な運用資産額が1億円を達成することが分かります。
20年後~30年後の間に急激に金額が増えてるね!
過去20年間の成長率(11.9%)の場合
過去20年間の成長率11.9%では30年後には約3,489万円に。
複利の効果は偉大だね!
過去30年間の成長率(12.0%)の場合
過去30年間の成長率12.0%では30年間で約3,594万円に。
中長期で投資をすることはリスク低減の意味でも大事だワン!
S&P500の過去推移をチャートで確認
続いてS&P500指数の推移をチャートで見てみましょう。
以下のグラフはS&P500の過去5年間における推移です。
2020年前半 コロナショック
新型コロナウイルスが始まった2020年初には、S&P500は大きく下落しました。
2月19日から3月23日までの約1ヶ月で、33%以上の下落を記録しました。
しかしその後、FRBが異例の大規模緩和を行ったことにより、約5ヶ月でこの下げを埋める結果となりました。
2020年後半〜2021年 金融緩和
新型コロナウイルスにより消費と雇用が大きく落ち込んだ2020年ですが、株式市場は堅調でした。
各国の中央銀行もゼロ金利政策を展開し、量的緩和も行いました。
この結果、2021年は1年間でS&P500指数が27%上昇するという歴史的な記録を残しました。
コロナショック以降、右肩上がりに上昇しているね!
2022年 金融引き締め
歴史的な好調を見せた2021年と反対に、2022年は米国市場が大きく下落しました。
特にハイテク株の下落が目立ち、ナスダック100指数は30%以上も下落しました。
米国で急速に進行したインフレが原因と言われているワン!
2022年のインフレ率は一時8%にまで達し、これを抑えるため金融引き締めが進みました。
その影響で金利は上昇し、その影響を受けやすいグロース株を中心に下落が見られた1年間となりました。
S&P500の組入上位10銘柄
では、S&P500にはどのような企業が組み入れられているのでしょうか。
S&P500のセクター比率は上記グラフの通りで、ソフトウェアがトップ、続いて半導体となっています。
今はITや半導体企業が多い情報技術が伸びているワン!
以下では、組入上位10銘柄を表にまとめてみました。
ティッカー | 会社名 | 組み入れ比率(%) | 業種 |
---|---|---|---|
AAPL | アップル | 6.7 | 情報技術 |
MSFT | マイクロソフト | 6.7 | 情報技術 |
NVDA | エヌビディア | 5.4 | 半導体 |
AMZN | アマゾン | 3.6 | 一般消費財・サービス |
GOOGL | アルファベット class A | 2.6 | メディア |
META | メタ(旧Facebook) | 2.2 | メディア |
BRKB | バークシャーハサウェイ | 1.7 | 金融 |
LLY | イーライリリー | 1.3 | 医薬品 |
AVGO | ブロードコム | 1.3 | 半導体 |
JPM | JPモルガン | 1.3 | 銀行 |
GAFAを中心とした有名企業が多いね!
S&P500に投資するには
アメリカの主要銘柄500社に投資できるS&P500は、これまで順調に推移してきたことが分かりました。
投資してみたいけど、どうすればいいんだろう?
S&P500に投資するには、以下の2つの方法があるので、順番に解説していきます。
まず、売買タイミングや最低購入金額など6つの観点から、投資信託とETFを比較してみましょう。
投資信託 | ETF | |
---|---|---|
売買タイミング | 1日1回 | 取引時間内いつでも |
価格の変動 | 1日1回 | 取引時間内に変動 |
最低購入金額 | 100円~ | 数千円~(1株単位) |
NISA(つみたて投資枠) | 対応 | 対応 |
買付手数料 | 無料 | 無料(SBI証券、楽天証券) |
信託報酬・経費率 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
ETFの方が最低購入金額は高いけど、流動性はありそうだね!
投資信託を利用する
実は「投資信託」を利用すると日本円で、簡単にS&P500に投資することが出来ます。
投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を、投資家の代わりに資産運用のプロが投資・運用する金融商品です。
文章だけだと分かりづらいので、以下の図をご覧ください。
S&P500に連動する投資信託の場合、「指数連動型(インデックスファンド)」を購入すればOKです。
以下では手数料も安い、人気の投資信託を2つご紹介します。
SBI・V・S&P500インデックスファンド
委託会社 | SBIアセットマネジメント |
信託報酬 | 0.0938%程度 |
純資産総額 | 1兆6,968億円(小数点以下切り捨て) |
運用方針 | 「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。 |
「SBI・V・S&P500インデックスファンド」はS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。
手数料は0.0938%と最安クラスで、SBI証券の投資信託ランキングでは常に上位を独占しています。
また、同ファンドでは為替ヘッジを行わないため、円安になれば為替差益を得ることができるのも嬉しいポイントです。
逆に円高だと為替差損になるのは注意してね!
詳しく知りたい方は、「【口コミ評価】SBI・バンガード・S&P500インデックスファンドはおすすめ?手数料や分配金など徹底解説!」の記事をご覧ください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
委託会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
信託報酬 | 0.09372%以内 |
純資産総額 | 5兆304億円(小数点以下切り捨て) |
運用方針 | 米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。 |
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もS&P500指数に連動する投資成果を目指すファンドです。
eMAXISシリーズも手数料が安いため、幅広い個人投資家から人気を集めています。
結局パフォーマンスは変わらないから、手数料が安いeMAXISがおススメだワン!
あわせて読みたい!
ETFを利用する
投資信託と似ているものとして、「ETF」もあります。
ETFは基本的な仕組みは投資信託と同じですが、株価のように値段が変動し、取引時間内であればいつでも買付・売却できるという特徴があります。
投資信託は1日1回だけ基準価額が変わって、売買も1日1回だワン!
S&P500に連動するETFとしては、VOOとSPXLが挙げられます。
VOO
VOOは正式名称「バンガード・S&P500 ETF」で、単純にS&P500に連動しています。
運用しているのは、大手資産運用会社の「バンガード社」で、VOOのほかにもVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)やVIG(バンガード・米国増配株式ETF)などのETFを展開しています。
VOOの経費率は年率0.03%と、投資信託の0.09%よりも安くなっています。
また、直近の配当利回りは1.53%で、値上り益も狙えつつ、配当も期待できる優秀なETFです。
現在のVOOの株価は約402ドルであり、約50,000円あればVOOに投資できます。
結構資金が必要なのか…
VOOを詳しく知りたい方は、「【ETF】VOOとは?配当金や株価・チャート推移、構成銘柄などを分かりやすく解説」の記事をご覧ください。
SPXL
SPXLは正式名称「Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF」で、S&P500指数の日々の値動きの3倍を目指すレバレッジ型の米国ETFです。
運用しているのは、レバレッジETFで人気のある「Direxion Investments」社で、SOXL(ICE半導体指数の3倍レバレッジETF)やTECL(ハイテクセクターの3倍レバレッジETF)など各種レバレッジETFを展開しています。
SPXLはレバレッジ型のため、S&P500が値上がりしている時にはかなり高いリターンが期待できますが、値下がり局面では損失が大きくなる点に注意が必要です。
現在のSPXLの株価は約108ドルであり、約14,000円あれば投資できます。
SPXLを詳しく知りたい方は、「【ETF】SPXLとは?株価やチャート推移、構成銘柄などを分かりやすく解説」の記事をご覧ください。
結局、投資信託とETFどっちが良いんだろう?
手数料の面ではETFがおススメです。
ただし、ETFは単元株での購入が基本なため、少額で毎月積み立てたい方は投資信託の方がおススメです。
初心者はつみたてNISAでの投資信託購入がおススメだワン!
\投資を始めるなら/
まだ証券口座を持っていない方は、いろはに投資の調査でも人気No.1だったSBI証券がおススメです。
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S&P500に投資できるおすすめの証券会社
ETFや投資信託はどの証券会社がおススメ?
S&P500連動の投資信託やETFを買うためには、購入したい商品を取り扱っている証券会社で口座開設をする必要があります。
中でもネット証券はパソコンやスマホで簡単に開設でき、取り扱い商品も多くておすすめなのが以下の3社。
どれも初心者を含めて投資家からの人気が高いネット証券なので、順に紹介していきます。
各公式サイトをチェックして特徴を知っておくと良いワン!
なお、ネット証券選びについて詳しくは、「株初心者におすすめのネット証券会社ランキング」もご覧ください。
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VOO・SPXLなど米国ETFや投資信託のラインナップも充実しているので、あなたの欲しい銘柄がきっと見つかりますよ。
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関連:【初心者必見】SBI証券の口座開設のやり方!おすすめの初期設定や必要日数も解説
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楽天証券【15銘柄の買付手数料無料】
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楽天グループの証券会社ということで、楽天ポイントを使ったり貯めたりしてオトクに投資を始められるのが嬉しいですね。
楽天ポイントを使って投資できるのがありがたいな!
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関連:楽天証券の評判や口コミは悪い?メリット・デメリットや手数料をわかりやすく解説
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内容としては自社が受け取る信託報酬の上限を年率0.3%(税抜)と定め、それを超えた分は顧客に還元するというもの。
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ポイント還元の方がお得なんだね!
関連:【危ない?】松井証券の評判・口コミは?手数料は高い?メリット・デメリットを徹底調査
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【まとめ】S&P500とは?
S&P500について、よく理解できたよ!
この記事では、S&P500の概要、組み入れ銘柄、指数の推移、連動の投資信託などをご紹介いたしました。
最後に重要なポイント3点をまとめます。
🔰いろはにまとめ
- 過去20年間の成長率は11.9%
- S&P500に20年間で100万円投資すると、効率よく資産形成ができる
- S&P500に投資するなら、投資信託かETFを活用しよう!
これまでの成績から、全世界株式は成果が期待できるでしょう。
投資を始めたいと思った方は、まずはSBI証券など人気の証券口座を無料開設して、始めてみるのがおすすめです。
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