・FXは少額から始めていいの?
・注意点やおすすめのFX口座があれば知りたい!
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- FXは少額から取引できる
- 利益が少なくてもレバレッジのかけ過ぎには注意
- 利益は大きくならない点に注意が必要
はじめてのFX取引は、まず少額から始めてコツコツ利益を出したいと思っている方は多いはず。
実際のところ、FXは少額であっても正しい取引方法や適切なFX会社を選ぶことで、勝率をグッと上げられます。
本記事では、少額FXで成功するための具体的な戦略やリスク管理、少額投資におすすめのFX会社の選び方など、初心者から上級者まで役立つ情報を詳しく解説します。
さらに、少額FXでの失敗例や実践的なコツも紹介しているので、少額FXで利益を上げる方法が身につくでしょう。
これから少額FXに挑戦しようと考えている方も、すでにFX取引を始めている方も、ぜひ最後まで読んで勝率を高めてほしいワン!
FXは少額から始められる!
FXの少額取引って、いくらから始められるのかな?
FXは「1ドル140円の場合」だと、およそ6円の最低資金から始められます。
なぜなら、FXは最大25倍までのレバレッジをかけられるため「手持ちの資金 × 25倍」の投資額でトレードができるためです。
最小取引単位の設定は各FX会社によって異なりますが「SBI FXトレード」や「松井証券のFX」であれば「1通貨」から取引ができます。
例えば、円の相場が1ドル=140円の時を考えてみましょう。
取引数量によって必要資金は以下のように変動します。
1通貨の必要資金 | 100通貨の必要資金 | 1,000通貨の必要資金 | |
---|---|---|---|
レバレッジなし | 140円 | 14,000円 | 140,000円 |
レバレッジ3倍 | 47円 | 4,700円 | 47,000円 |
レバレッジ12倍 | 12円 | 1,200円 | 12,000円 |
レバレッジ25倍 | 6円 | 560円 | 5,600円 |
1通貨で最大レバレッジを利用した場合は、最低資金の6円の少額からFX取引を始められることになるのです。
ただし、高いレバレッジを設定することで強制的にロスカットされる危険性も同様に高まるため、注意しましょう。
最小取引数量は1,000通貨で設定されているFX会社が多いため、口座開設前に自分の選んだFX会社の情報を確認すると確実だワン!
レバレッジについて詳しく知る
FXは少額から始めるべき理由5選
なんでFXは少額から始めるのがベストなの?
ここからはFX取引を少額から始めるべき理由を3つ紹介します。
以下で詳しく解説します。
①失敗しても挽回できる
投資の世界では、予想外のことが発生することもあります。
自分の考えていた通りに物事が進まず、損失を出してしまうこともあるでしょう。
コロナショックとか想像できないもんね…
全財産を投資に回していたり、信用取引をしていたりすると、冷静な対応ができず、挽回できないほどの借金を抱えることも。
一方で少額から投資しておくことで、損失を出したとしても挽回できます。
ゆとりをもって投資に向き合うためにも、まずは少額から始めましょう。
まずは少額から値動きに慣れていくんだワン!
②FX取引の経験を積める
実際のFX取引を始める前に、書籍やセミナーなどで知識を入れる人もいるでしょう。
しかし、いくら知識を蓄えても、実際に取引をすることになると、うまくいかないものです。
たしかに、本番は全然違うよね
勉強中だと味わえない資金が減ってしまうかもしれない緊張感で練習通りに取引できないことも。
少額から始める場合、もしFX取引に失敗しても大きな損失を出す可能性は少ないため、慣れていけます。
③あなたにあった取引スタイルを見つけやすい
取引スタイルは、狙う値幅(新規注文価格と決済注文価格の差)やポジションの保有時間によって、ざっくりと以下の3つに分類されています。
1日の中で数時間FXができる人なら、スキャルピングやデイトレードが向いています。
とはいえサラリーマンの方など週末にしか時間がとれない人は、スイングトレードの手法を研究するのがおすすめです。
スイングトレードなら、初心者も無理なく始められそう!
④メンタルを保ちながら取引しやすい
FX取引を少額から始めることで、メンタルを保ちながらの取引がしやすいです。
相場が想定外の動きをした場合でも、少額であれば大きな損失にはなりません。
慣れないうちに大きな金額の取引をしてしまうと、精神的に余裕がなくなり、損切りするべきタイミングで判断ができなくなってしまうワン!
また、ハイリスク・ハイリターンを求めてレバレッジを高めすぎても、メンタルのコントロールが難しくなるのでご注意ください。
メンタルを安定させつつも、冷静に相場の状況を判断するには、まずは少額で知識と経験を積み重ねましょう。
⑤リスク分散しやすい
少額で複数の銘柄を購入することで、リスク分散がしやすくなります。
一つの銘柄に偏るのではなく、異なる動きをする銘柄を少額で複数購入しておけば、損失を回避できるのです。
「卵は1つのカゴに盛るな」という格言もあるもんね!
2019年1月にはフラッシュクラッシュが起こり、「豪ドル/円」が数分で7%も下落しました。
フラッシュクラッシュとは、一瞬の間に相場が急激に下落し、その後に急騰することだワン!
この時の急落の理由は、Apple社が中国経済の弱体化について言及したことが関係していると言われていいます。
相場の変動をすべて予測するのは不可能なため、大切な「資産=卵」は、複数の「銘柄=カゴ」に入れておくことが重要です。
取引に慣れるまでは「資産=卵」の数を少量にしておくことで、リスクの分散・回避ができます。
FXの少額取引で狙える利益はいくら?
FXを少額から始めた場合、具体的にいくらくらい利益が出るの?
取引数量が1,000通貨で1円(100pips)上昇した場合、狙える利益は1,000円です。
例えば、26,000円の資金でレバレッジを5倍かけ、10銭(10pips)の小さな値動きを狙うトレードが成功すれば、500円の利益が得られることになります。
「たった500円か…少ないな」と思う方もいるかもしれませんが、そうでもありません。
500円の利益でも週に1回稼げたとすれば、月の利益は2,000円!1ヶ月で約7.5%も資産を増やせているワン!
下記は、米ドル/円を130円と仮定して、1,000通貨で取引した場合の損益と必要証拠金をレバレッジごとにまとめた表です。
値動き/レバレッジ | 1倍 (130,000円) | 5倍 (26,000円) | 10倍 (13,000円) | 25倍 (5,200円) |
---|---|---|---|---|
1pips(1銭) | 10円 | 50円 | 100円 | 250円 |
10pips(10銭) | 100円 | 500円 | 1000円 | 2,500円 |
50pips(50銭) | 500円 | 2,500円 | 5,000円 | 12,500円 |
100pips(1円) | 1,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 25,000円 |
レバレッジ倍率を上げると利益が増えていっているのがわかるね!
レバレッジ倍率を上げるほど利益が上がる一方で、ロスカットされる可能性が高くなる点は注意が必要です。
下記画像は、米ドル/円130円で取引した場合のレバレッジ倍率ごとのロスカットまでの値幅です。
レバレッジ5倍の場合20円の値幅まで耐えられますが、25倍だとわずか0.2円動いただけでロスカットとなってしまいます。
少額で利益を狙う場合、利益額とロスカットまでの値幅のバランスを考えてレバレッジを利用しましょう。
FXの少額トレードを実際にやってみて感じた2つのポイント
FXの少額取引をやってみた人の感想を知りたいな。どんな気づきがあったの?
実際に少額でFXトレードをやってみて感じたポイントは以下のとおりです。
取引を始めて「こうすれば良かった」と後悔する前に、ぜひチェックしてください。
①デモ口座で練習して「1通貨」から始めよう
少額とはいえ「損したくない」「まだ知識が不足してるから不安」という方は多いのではないでしょうか。
どちらのお悩みも解決できるおすすめの方法が「デモ口座を使うこと」と「1通貨から始めること」です。
本番取引をする前に、デモ口座で練習をすることで、FX取引に対する不安や恐怖のハードルを下げられます。
また、実際に取引をするとなると「練習していても、損するのが怖い」という思いが残る方もいるかと思います。
そんな時に、FX取引を始める一歩を軽くするのが「1通貨」という最小単位です。
140円のジュース1本を買うほどの負担と考えれば、チャレンジしやすいワン!
まずは取引の流れを実感するために、デモ口座を使ってみてください。
デモ口座の開設はリアル口座と違い、面倒な身分証明証の提出は不要です。
デモ口座を取り扱っているおすすめFX会社は以下の2つです。
GMOクリック証券 | DMM FX | |
---|---|---|
デモ口座の有効期限 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
仮装資金の金額 | 10万円〜9,999万円 | 500万円 |
この2つのFX会社は、パソコン・スマートフォン・iPadの3つのデバイスで、どこでも気軽にトレードできる点が魅力です。
デモ口座の有効期限が1ヶ月で問題ない方は、GMOクリック証券をおすすめで、「少し長めにデモトレードがしたい」という方には、DMM FXが良いでしょう。
まずはデモ口座で練習して、不安を取り除いてから、最小単位で負担なくFXを始めてみてください。
デモトレードが使えるFX会社について詳しく知る
②スイングトレードから始めよう
FX取引が初めての方は、スイングトレードから始めるのがおすすめです。
スイングトレードとは、数日〜数週間の間で売買を完結させる取引方法だワン!
スイングトレードなら、取引に慣れていない初心者でも考える時間をしっかりと確保しながらトレードができます。
実際にFX取引を初めてみると、初心者の方は特に「いつ売ったらいいの?」とタイミングがわからず、値動きを見つめて緊張してしまいます。
「すぐに売らなきゃ!」「値上がりするタイミングを狙おう!」と焦っても、取引時間が短期間であればあるほど、利益を獲得するのは難しいです。
FXの取引方法はさまざまあり、トレードの難易度がそれぞれ異なります。
スキャルピングやデイトレードで利益を獲得するには、1日に複数回の取引で「勝ち」を積み重ねる必要があります。
初心者は売買の時間が短いと、値動きがうまく予想できず、運任せの取引になってしまうので、短期間での売買は避けたいです。
また、スイングトレードは数日〜数週間の時間をかけられるので、売買の理由を考えながら取引をすることでデータを蓄積できます。
短期間で相場を読みながら、売買の判断をするのは難しいため、初心者はスイングトレードから始めてみてください。
トレードに慣れてきたら、スキャルピングやデイトレードに挑戦してみるのも一つの方法です。
スイングトレードについて詳しく知る
少額からFXを始める際の注意点5選【失敗パターン】
少額からFX取引をする上で、気を付けることはある?
ここからは少額からFX取引をはじめる際の注意点を3つ紹介します。
以下で詳しく解説します。
①利益は大きくならない
投資の世界においてリスクとリターンは一致します。
少額投資は損失を出してしまった際の金額が少なく済む一方で、大きな利益を出すことはできません。
まずは慣れるために少額投資をするのが良さそう!
FXは焦って取り組むものではないため、まずは取引に慣れてから徐々に投じる資金を増やしていきましょう。
②リスクに対する知識が浅い
FXはレバレッジを効かせた取引ができるため、「危険性の高い投資」というイメージが定着しています。
FXってたしかにリスクが高いイメージあるよね…
レバレッジのリスクや借金を背負うリスクなど、さまざまなリスクがあります。
リスクに対する知識が浅いと危険だね。
FXの8大リスクを詳しく解説
③ロスカットされやすくなる
少額取引とはいえ、自己資金と合わないレバレッジの高い取引を行えば、ロスカットとされる可能性が高くなります。
ロスカットってなに?
ロスカットとは、一定の損失額を超えると強制的に決済される仕組みです。
ロスカットは投資家を保護するためのもので、預けた保証金以上に損失を出さないようにする役割を果たしています。
ありがたい制度だね!
一方で、無理な取引でロスカットにより強制的に決済されれば意図したとおりの取引ができません。
少額からの取引でも、用意した保証金に見合った取引量で行いましょう。
④取引に対する緊張感が薄れやすい
FXの少額取引は、緊張感が薄れてしまうことが注意ポイントです。
資金が少ない場合、利益や損失も膨らみにくいため、失敗に対する恐怖が生まれにくい状況になります。
「100円単位だから、損してもいいか」と思って適当に取引をせず、少額から論理的に取引できるように練習をすることが重要です。
緊張感が薄れた状態での取引では、知識や経験は積み重なりません。
少額で利益を得るイメージを体感しつつ、市場の動きを分析できれば、トレードの成功率を上げられるでしょう。
⑤年間の利益が20万円以上超えると確定申告が必要
FXの利益が20万円を超え、以下の条件に当てはまる場合は、少額での取引でも確定申告が必要です。
- 給与所得が2,000万円以下の会社員
- 年金収入が400万円以下の年金生活者
学生や主婦の方は、利益が48万円を超えると確定申告が必要になります。
条件を満たしていながら確定申告をしなかった場合、ペナルティを受ける可能性があるので、注意してください。
ペナルティについては、納めるべき税額が50万円までは15%で、50万円以上の場合は20%の金額を支払うことになります。
利益が20万円を超えたら、必ず確定申告するワン!
少額でFXトレードを成功させるコツ3選
少額でトレードを成功させるコツがあれば教えてほしいな。
少額でFXトレードを成功させるには、適当にトレードしていては勝てません。
以下3つのコツを意識しトレードしてみてください。
少しでも勝率を上げて勝ち組トレーダーになりましょう。
①レバレッジをかけすぎない
FXを少額で利益を上げるためには、適切なレバレッジを活用し、リスクを適切に管理しましょう。
過剰なレバレッジは、利益だけでなく損失も大きくなるリスクがあります。
国内FXでは、最大25倍までレバレッジをかけられますが、レバレッジが大きすぎるとすぐにロスカットされてしまいます。
ロスカットとは、あらかじめ定められた証拠金維持率(各FX会社により異なる)を割り込んだ時点で保有しているポジションが強制決済されることをいうワン!
特に少額資金であれば、少しの値動きですぐにロスカットされてしまうでしょう。
自身の資金に合わせたレバレッジを選択することが、安定した利益を得るためには重要です。
ロスカットされるまでの値幅がわからない方は、ヒロセ通商が提供しているシミュレーションを使ってみてください。
レバレッジについて詳しく知る
②損切りラインを設定しておく
損切りラインを設定しておくことで、損失を最小限に抑えることができます。
実際のところ、損切りができない人はFX取引にて生き残れないとも言われるほど重要なポイントです。
金融先物取引業協会が行った「損失を出した原因はどのような理由があるのか」というアンケートでは「損切りできなかったから」が60%近くを占めています。
損失を出した人の多くが、損切りできなかったことを後悔しているんだね…。
対策として、自分だけの損切りルールを決めて徹底的に守ることが大切です。
どうしても損切りができない方は、逆指値を設定するかノックアウトオプションを利用してみましょう。
ノックアウトオプションは取引開始時にノックアウト価格を設定しておけば、ポジションを自動で決済してくれる取引方法だワン!
ノックアウトオプションについて詳しく知る
③価格変動の少ない通貨ペアで取引する
少額で取引する場合、価格変動の少ない通貨ペアで取引することで、リスクを抑えつつ、安定した利益を狙えます。
取引量の多い通貨ペアは、多くの人が注目しているため価格変動が少なくなっています。
各通貨ペアごとの取引量は、以下の画像を参考にしてください。
価格変動の少ない通貨ペアはリスクが小さく、初心者にも取引しやすい特徴があります。
例えば、主要通貨ペアであるユーロ/米ドルや米ドル/円は、流動性が高く価格変動が比較的少ないため安定した取引ができるでしょう。
しかし、経済指標の発表や戦争やテロなどの地政学リスクが起こった際は、大きな値動きになることがあるので注意が必要です。
FX少額取引のよくある5つの失敗例
少額取引をする時の失敗例ってある?
FXを少額で取引する場合の失敗例として、以下のようなものがあります。
上記の失敗例を避けるためには、リスク管理や資金管理を徹底し、感情に流されず冷静な判断で取引を行うことが重要です。
順に解説していきます。
FX初心者の失敗パターンについて詳しく知る
①過剰なレバレッジの使用
過剰なレバレッジの使用は、FXの少額取引での失敗の大きな原因となります。
レバレッジを高く設定することで一時的な利益は大きくなるものの、同時に損失も大きくなるため、資金がすぐになくなるリスクが高まります。
例えば、米ドル/円130円をレバレッジ25倍で取引した場合、わずか0.2円の変動でロスカットされてしまいます。
金融先物取引業協会が行った損失を出した理由を聞いたアンケートによると「自分にあった証拠金倍率を超えた倍率での取引をしてしまったから」が全体の15%を占めています。
少額で失敗しないためには過剰なレバレッジを避け、適切なレバレッジを設定しリスク管理の徹底が重要です。
レバレッジについて詳しく知る
②資金管理のミス
資金管理ができていない投資家は、予想外の相場変動に対応できず、一度の損失で資金が大幅に減少し取引を続けることが難しくなります。
資金管理の中でも損切りルールの徹底は非常に重要です。
例えば、100万円の資金を損切りラインを2%に設定した場合と、損切りラインを10%にした場合を比較してみましょう。
トレード回数 | 損切り後残高(2%) | 損切り後残高(10%) |
---|---|---|
1回目 | 98万円(-2万円) | 90万円(-10万円) |
2回目 | 96万円(-2万円) | 80万円(-10万円) |
3回目 | 94万円(-2万円) | 70万円(-10万円) |
4回目 | 92万円(-2万円) | 60万円(-10万円) |
5回目 | 90万円(-2万円) | 50万円(-10万円) |
損切りライン2%の場合は5回連続で失敗したとしても十分な資金が残るため、取引を続けることができます。
一方で、損切りラインを10%にした場合、5回連続で取引を失敗してしまうと資金が半分になってしまい取引を続けることが困難になってしまいます。
FX取引は資金管理を徹底し、無理のない資金で適切な損切りルールの設定を心がけましょう。
資金管理について詳しく知る
③過信や感情的な取引
過信や感情的な取引はFXでの大きな失敗につながるため、冷静な判断と計画的な取引を行い感情に左右されないトレードが重要です。
例えば、短期間で大きな利益を上げたトレーダーが、過信により無計画な取引を行い、大きな損失を被るケースがあります。
また、損失が続くと焦りや怒りから無理な取引を行い、さらに損失が拡大することがあります。
FX取引で成功するためには、過信や感情的な取引を避けることが重要です。
計画的で冷静な判断に基づくトレードを行い、感情に左右されない取引スタイルを身につけましょう。
テクニカル分析について詳しく知る
④無理な取引の強行
経済指標の発表前や、自分の判断に自信が持てない状況でも無理に取引を行うことで、想定外の損失を被ることがあります。
経済指標の発表は通貨の価値に大きな影響を与えるため、発表前に取引を行うとリスクが高まります。
例えば、2022年11月に発表されたCPI(消費者物価指数)では、米ドル/円が146円代前半から140円台前半へと6円近くも下落しました。
経済指標発表時にはスプレッドが拡大することがあり、取引コストが増加し利益が減少するリスクもあるワン!
重要な経済指標は世界中のトレーダーが注目しているため、日程をチェックし無理なトレードは控えておきましょう。
相場に影響を与える重要な経済指標について詳しく知る
⑤無計画な取引
事前にトレードプランを立てず、無計画な取引を行うことで、損失が拡大するリスクが高まります。
例えば、無計画な「ナンピン」は大きな損失を出す失敗例です。
ナンピンとは、保有ポジションに損失がでている状態で買い増しを行い取得単価を下げる手法です。
一見すると平均取得単価を下げ、利益が出る可能性を高めるように思われるかもしれませんが、無計画なナンピンは大きなリスクを伴います。
複数のポジションを保有するため、成功すれば大きな利益につながる一方で、失敗すれば大きな損失につながってしまします。
「価格が上がりそう、下がりそう」と、勘に頼ったトレードを行なっていると短期的に利益が出る可能性がありますが、長期的に利益を得続けるのは難しいでしょう。
ナンピンについて詳しく知る
少額FXにおすすめな会社の選び方3選
少額取引を目的としたFX会社の選び方を教えてほしいな。
少額でFX取引を始める際に重要なのが、FX会社です。
FX会社を選ぶ際の3つのポイントについて解説していきます。
実際にFX会社を選ぶ際の参考にしてください。
①スプレッドの狭さ
少額でFX取引を行う場合、スプレッドの狭いFX会社を選ぶことで、取引コストを抑えられます。
スプレッドとは、通貨ペアの売値と買値の差であり、取引を行う際に発生するコストです。
スプレッドは、狭いほど取引が有利になり、反対にスプレッドが広いと利益が減少してしてしまうワン!
スプレッドの計算式は「(売値-買値)×取引する通貨数=スプレッド」で表されます。
例えば、1万通貨の取引では以下のような取引コストがかかるので、参考にしてください。
スプレッド | スプレッドによる取引コスト(1万通貨) |
---|---|
0.5pips | 50円 |
1.0pips | 100円 |
2.0pips | 200円 |
少額FXで成功するためには、スプレッドの狭さを重視し、取引コストを抑えられるFX会社を選びましょう。
②最低取引額が少ない
最低取引額が少ないFX会社を選ぶことで、資金が少ない初心者でも取引を始めやすくなります。
少額FXでは資金が限られているため、最低取引額が少ないFX会社であればリスクを抑えた取引が可能です。
具体的に、最低いくらあれば取引できるのか知りたいな。
例えば、米ドル/円が100円の場合、最低取引単位ごとの必要資金は以下のようになっています。
最低取引単位 | レバレッジ1倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 |
---|---|---|---|
1通貨 | 100円 | 10円 | 4円 |
1,000通貨 | 10万円 | 1万円 | 4,000円 |
10,000通貨 | 100万円 | 20万円 | 4万円 |
最低取引額が少ないFX会社を選ぶことで、資金が少ない初心者でも手軽に始められ、リスクを抑えて経験を積めるでしょう。
1通貨から取引をしたい方は、SBIFXトレードがおすすめです。
③使いやすい取引ツールとスマホアプリ
初心者にとって、操作性がいい取引ツールやスマホアプリを提供しているFX会社を選ぶことが重要です。
取引ツールは毎日使うものになるので、自分にあった使い勝手のいいものを選択しましょう。
インジケーターの数が多いからといって、使いやすいとは限りません。
自分にとって使いやすいツールを探すためにも、まずはデモ口座を使って試してみてください。
使いやすい取引ツールを提供しているFX会社を選ぶことで、効率的なトレードや取引戦略が立てられます。
デモトレードを提供しているおすすめFX会社について知る
少額からのFX取引におすすめのFX口座3選
具体的に、どのFX口座は少額取引に最適なの?
数万円程度の投資資金でも、リスク管理を行いながら取引できるFX会社は下記3社となります。
それぞれ確認していきましょう。
①SBI FXトレード
人気度 | ★★★★★ |
口座数 | 30万口座を突破(2020年9月) |
取引単位 | 1通貨 |
取り扱い通貨ペア | 34種類 |
スプレッド | 1~1,000,000通貨の場合の基準値 ・USD/JPY 0.18銭 ・EUR/JPY 0.48銭 ・GBP/JPY 0.88銭 ※2024年3月19日調査時点 |
スワップポイント | ・USD/JPY 220円 ・EUR/JPY 208円 ・GBP/JPY 280円 ※2024年1月16日時点 、10,000通貨あたり |
積立FX | ○ |
スキャルピング | ○ |
自動売買 | × |
SBI FXトレードはネット証券最大手の「SBI証券」グループのFX会社です。
SBI FXトレードの特徴はネット証券最大手のSBIグループが手掛けるFX会社という安心感に加え、1通貨単位で取引できる点にあります。
1通貨あたりで取引できるなら、小さい資金からでもFXをはじめられるね。
SBI FXトレードを利用することで数百円からFX取引が可能であり、また1通貨単位で取引できるため細かいリスク管理が可能です。
1通貨単位でリスク管理を行い、勝率が安定してきたのちに投資資金を増額すれば、大きな損失形状を避けつつ着実に利益を積み上げられます。
SBI FXトレードは取扱い通貨ペアが34種類と、取扱い通貨ペアの多さも特徴的だよ!
\口座開設キャンペーン実施中/
新規口座開設と初回取引1万通貨以上で5,000円キャッシュバック、
取引高に応じて最大100万5,000円までキャッシュバック。
さらに詳しくは「【1通貨から】SBI FXトレードの評判・口コミは?SBI証券との違いも解説!」をご覧ください。
②松井証券のFX
口座数 | 137,207口座(2022年第3四半期時点) |
取引単位 | 1通貨 |
取り扱い通貨ペア | 20種類 |
スプレッド | ・USD/JPY 0.2~1.6銭 ・EUR/JPY 0.5銭〜1.5銭 ※原則固定・例外あり |
スワップポイント | ・USD/JPY 165円 ・EUR/JPY 119円 ※2023年3月28日時点 |
公式サイト | https://fx.matsui.co.jp/ |
松井証券のFXはネット証券の松井証券が提供するFXサービスです。
SBI FXトレードはSBI証券がFX取引専門の別会社を立ち上げてFXサービスを提供しています。
しかし、松井証券のFXは松井証券本体がFXサービスを提供中です。
松井証券の本体が運営していると、何かいいことあるの?
松井証券に口座があれば、簡単な手続きのみでFX取引が始められます。
松井証券のFXはSBI FXトレードと同様に1通貨単位で取引できるため、細かく取引量をコントロールしてリスク管理ができます。
SBI FXトレードと同様に松井証券のFXでも、細かいリスク管理を行うことで、着実な利益の積み上げが可能です。
松井証券のFXは2021年2月にサービスを大幅にリニューアルしているよ。
\今なら最大100万円キャッシュバック/
松井証券のFXでは、FXデビュー応援キャンペーンを実施中!
1通貨単位で少額資金から取引でき、初心者でも安心。
さらに詳しくは「松井証券のFXの評判・口コミは?ネット証券が手掛ける1通貨単位のFXサービス」をご覧ください。
③マネーパートナーズ(nano口座)
取引手数料 | 無料 |
口座開設費用 | 無料 |
口座維持費用 | 無料 |
クイック入金提携銀行 | 8行 |
最小取引単位 | 10,000通貨 ※パートナーズFXnanoは100通貨 |
スワップポイント(※1) | 米ドル/円:106円 ユーロ/円:156円 メキシコペソ/円:2円 |
通貨ペア数 | 28通貨ペア |
取引ツール | ・クイック発注ボード ・FX取引アプリ ・HyperSpeed Touch ・HyperSpeedNext |
提携ニュース・投資コンテンツ | ・MarketWin24 ・FXi24 ・Fisco |
デモ口座 | なし |
サポート体制 | ・電話 ・問い合わせフォーム ・チャット |
スマホで本人確認 | あり |
最短即日取引 | 最短翌日 |
キャンペーン(※2) | 【内容】最大150万円プレゼント 【条件】FX、まいにち金銀、毎日暗号資産口座の新規開設+条件達成 |
※2 期限やエントリーの有無など、詳しくはFX会社の公式サイトでご確認ください
マネーパートナーズでは通常のパートナーズFXとともに、nano口座の開設もできます。
パートナーズFXは10,000通貨単位の取引ですが、nano口座は100通貨単位での取引です。
100単位だと1単位から取引できるFX会社に比べてリスクが大きくない?
SBI FXトレードや松井証券のFXの1通貨単位の取引に比べると、100通貨単位では細かいリスク管理ができません。
しかし1通貨単位で厳密にリスク管理を行わずとも、100通貨単位でも充分なリスク管理はできます。
例えばドル円130円として100通貨でも520円から取引できるため、大きな資金は不要。
またパートナーズFX nanoでは、1回あたりの注文数量が1万通貨まで米ドル円のスプレッドが0.0銭など、スプレッドも狭いため初心者からベテランまでおすすめです。
1,000通貨単位だと大雑把なリスク管理になりがちでも、100通貨単位なら問題なくリスク管理できるワン!
\キャンペーン実施中/
さらに詳しくは「マネーパートナーズFXの評判・口コミは?スワップ/外貨両替サービスも解説!【スプレッドが狭い】」をご覧ください。
少額からFXを始める際のよくある質問
少額からFXを始めようとしているけど、まだ疑問が残ってる…。
少額からFXを始める際に挙げられる、よくある質問にお答えします。
安心してFX取引を始めるためにも、しっかり確認していきましょう。
FXを少額から始めるのは危険って本当ですか?
FX投資を始めるなら、まずは慣れるためにも少額から始めることをおすすめします。
大きな金額で取引すると、損失が大きくなり、取り返せない可能性も出てきます。
いきなり大金を投入するのは危険だね!
あなたがFX取引に向いているのか判断するためにも、まずは少額から始めてみましょう。
少額から取引できる自動売買はありますか?
各FX会社が提供している自動売買システムの最低取引通貨数が少額取引に対応していれば、少額でも自動売買することができます。
「みんなのシストレ」や「ちょいとれFX」などは1,000通貨から始められるので、比較的少額から投資できます。
FXの自動売買について詳細をチェック
FXを少額から始めて利益を出せますか?
結論、少額からでも利益は出せます。
とはいえ少額取引は損失が少なくなる分、利益も少ないことは念頭に置いてください。
まずは稼ぐことより、慣れること重視すべきってことね!
少額取引は自分がFX取引に向いているかや、実際の取引に慣れるために利用しましょう。
1通貨単位から細かく取引単位を調節しつつレベルアップしたい方は、「SBI FXトレード」や「松井証券のFX」の利用がおすすめです。
【まとめ】FXは少額から始めよう!
私もFXを少額から始めてみるよ!
本記事では少額FXの戦略やリスク管理、FX会社の選び方から失敗例までを解説してきました。
最後に、この記事のポイントを3つまとめます。
- FXは少額から取引できる
- 利益が少なくてもレバレッジのかけ過ぎには注意
- 利益は大きくならない点に注意が必要
FXは少額であっても正しい知識や成功するためのコツを理解することで、利益を重ねられます。
自分の資金に合ったレバレッジや口座を選べば、勝率も上がっていくワン!
FXに挑戦するなら、まず少額からスタートして取引に慣れつつ、徐々に資金やレバレッジをかけて取引するのが良いですね。
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