2023年8月末に、SBI証券と楽天証券が日本株の売買手数料を無料にすると発表しました。
完全な無料化は国内証券会社では初めての試みなんだよね!
ありがたいことだけど、どっちを使うべきか悩むね…
この記事では、SBI証券と楽天証券の日本株式の売買手数料無料化に対する反応やメリット、どちらを口座開設するべきなのか解説します。
実際にどちらも使っている僕が執筆します!
SBI証券と楽天証券が日本株売買の手数料を無料化!
SBI証券と楽天証券は、2023年9月30日と10月1日から、それぞれ日本株の売買手数料を無料にすると発表しました。
SBI証券は、インターネットコースの顧客を対象に、約定代金や現物取引・信用取引を問わず、9月30日発注分から手数料を無料化します。
楽天証券は?
楽天証券は、現物・信用の国内株式の取引手数料を無料とするコースを10月1日から開始します。
9月30日と10月1日が土日であるため、実質10月2日からの適用となります。
このインパクトはかなり大きいね!
これまでの手数料と今後の手数料を比較
これまでの手数料はどんな感じだったの?
両社の日本株の現物取引では1日100万円まで手数料無料となるプランと、取引金額に応じて手数料がかかるプランを展開しています。
1日100万円まで手数料無料となるプランの詳細は以下の通り。
また、取引金額に応じて手数料がかかるプランの詳細は以下の通り。
約定代金 | SBI証券 | 楽天証券 |
10万円 | 99円 | 99円 |
50万円 | 275円 | 275円 |
100万円 | 535円 | 535円 |
300万円 | 1,013円 | 1,013円 |
1,000万円 | 1,013円 | 1,013円 |
SBI証券は25歳以下の国内株式現物手数料が0円になるプログラムを実施しているワン!
この手数料は、どちらの証券会社でも無料になります。
また、日本株は1単元=100株として、1単元ごとの売買が主流でした。
しかし、最近では少額投資が流行し、1株など単元未満でも購入できるサービスが展開されています。
SBI証券ならS株、楽天証券ならかぶミニだったよね!
これらの手数料は以下の通り。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
手数料率 (税込) | 買付:無料 売却:11円/回 | 買付:無料(0円) 売却:0.55% 最低手数料55円 |
スプレッド | 0.22% | – |
往復コスト (5千円の取引) | 33円 | 55円 |
単元未満株投資も手数料はどちらの証券会社も無料となりますが、楽天証券のみ別途スプレッドがかかることには注意しましょう。
単元未満株投資もするならSBI証券の方が手数料的にはお得だね!
ミニ株の詳細を見る
なぜ手数料無料化になるのか
手数料無料になるのはありがたいけど、証券会社側は大丈夫なのかな?
SBI証券の日本株の取引手数料は年で200億円ほどあり、営業収益の1割程度もあります。
結構大きいね。
しかし、SBI証券では証券事業以外の収益源を確保できており、この手数料無料により差別化を図れるようになるでしょう。
手数料を無料化しても他に収益が得られるビジネスモデルとなっているのも大きいワン!
たとえば、SBI証券は不動産金融事業やストック型(投資信託)ビジネス、FX事業、外国株取引サービスなど、収益源の多様化を進めてきました。
また、新NISAの囲い込みも関係しているでしょう。
NISA口座はその特性上、1つの証券会社でしか口座開設できません。
投資家側からすると一番お得な証券会社を狙うのは当然だよね。
NISA口座を開けば今後の株式投資でも同じ証券会社を利用してもらいやすいという狙いもあるのでしょう。
今後SBI証券や楽天証券以外の証券会社(松井証券やマネックス証券など)が追随してくるのかも要注目ですね!
SBI証券と楽天証券の売買手数料が無料になる投資家側のメリット
SBI証券と楽天証券の売買手数料が無料になることで得られる投資家側のメリットは手数料負けが少なくなる点です。
これまで手数料がかかることにより、利益を出していたものの売買手数料で実質損をしてしまう取引もありました。
仮に500円の利益があっても1,000円の手数料がかかればマイナスだもんね。
今後は売買手数料による手数料負けはなくなります。
また、単元未満株投資も手数料がかからないため、これから投資を始める方には投資しやすい環境が用意されていると言えます。
信用取引には金利がかかるので注意
とはいえ、信用取引を使う方は金利が必要になるため、その点は注意しましょう。
そもそも信用取引って何だっけ?
信用取引とは、少ない投資金額から多くのお金を動かす「レバレッジ」を活用して株式を売買する投資手法のこと。
担保として預けた保証金以上の株式購入資金を融資してもらうことで、多くの株式数を購入して儲けを出す仕組みです。
手持ち資金の約3.3倍まで株式を購入することができるワン!
レバレッジを効かせることで少ない資金でも大きなリターンが狙えますが、リスクも大きくなるため、十分な資金管理が求められます。
日本株の売買手数料が無料になることで、今後何かしらで収益を補うために値上げされることが予想できます。
信用取引の金利が上がることも考えられるため、今後の展開に要注目です!
SBI証券と楽天証券の手数料無料化に関する反応
手数料無料化に関する投資家の評判はどうなんだろう?
ここでは手数料無料化に対する投資家の反応をTwitter(X)から抜粋してきました。
- SBI証券だけじゃくて楽天証券も手数料無料になるのはいいね!
- SBI証券は単元未満株も手数料無料だからありがたいね!
- どこかで収益アップを狙うかもしれないから細かくチェックする必要があるよ
Twitterの評判を見る(クリックで詳細を確認)
評判や口コミを調査すると、肯定的な意見が多かったワン!
執筆者の僕もこのニュースを見たときはかなり投資しやすい環境が整うな!と思いました。
これを機に投資で資産形成する方が増えると予想されますね!
手数料無料化するSBI証券と楽天証券のどっちを使うべきか
どっちを使えばいいんだろう?
ここからは、手数料無料化が予定されているSBI証券と楽天証券のどちらかを利用するべきかについて解説します。
まずは早見表で違いを比較していきます。
SBI証券 | 楽天証券 | |
①口座開設数 | 1,000万口座 (SBIネオモバ、SBIネオトレを含む) | 900万口座 |
②米国株の取扱い | ★★★★★ 5 | ★★★★☆ 4 |
③取扱商品数 | ★★★★★ 5 | ★★★★★ 5 |
④取引ツール | ★★★★★ 5 | ★★★★★ 5 |
⑤ポイント投資 | ★★★★☆ 4 | ★★★★★ 5 |
⑥クレジットカード投資 | ★★★★★ 5 | ★★★★☆ 4 |
⑦IPO投資 | ★★★★★ 5 | ★★★★☆ 4 |
⑧アプリ | ★★★★☆ 4 | ★★★★★ 5 |
⑨キャンペーン | ★★★★★ 5 | ★★★★★ 5 |
⑩つみたてNISAをするなら | ★★★★★ 5 | ★★★★★5 |
総合評価 | ★★★★★ 5 | ★★★★☆ 4 |
それぞれ各項目について詳しく知りたい方は「SBI証券と楽天証券どっちがおすすめか12項目で徹底比較!つみたてNISAはどっちが良い?」の記事を参考にしてみてください。
SBI証券がおすすめな人
SBI証券はどんな人が使うべきなのかな?
SBI証券を使うのがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
SBI証券の口コミ(クリックで詳細を確認)
Twitterでの口コミからも分かるように、SBI証券は低コストで始めることができます。
SBI証券は、資金が少ない人でも始めやすいね!
また、いろはに投資を運営する株式会社インベストメントブリッジは、SBI証券の総合的な評判・口コミを独自調査しました。
Hさん/男性/60代
IPO投資:5
米国株投資 :5 NISA :5 日本株投資 :5 上級者・取引ツール: 4
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ふくさん/女性/50代
IPO投資:4
米国株投資 :5 NISA :5 日本株投資 :5 上級者・取引ツール: 4
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Yさん/男性/30代
IPO投資:4
米国株投資 :5 NISA :5 日本株投資 :5 上級者・取引ツール: 4
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Mさん/男性/10代
IPO投資:3
米国株投資 :5 NISA :4 日本株投資 :5 上級者・取引ツール: 4
|
楽天証券と比較して取扱数の多いIPOや海外株の購入を検討している人は特におすすめです。
クレジットカード投資も還元率が良く、関連キャンペーンも実施されているのでSBI証券の利用がおすすめです。
\人気No.1/
まだ証券口座を持っていない方は、当社のおすすめネット証券会社独自調査でも人気No.1だったSBI証券がおすすめです。
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SBI証券の特徴を詳しくチェック
楽天証券がおすすめな人
楽天証券はどんな人が使うと良いのかな?
楽天証券を使うのがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
楽天証券の口コミ(クリックで詳細を確認)
Twitterの口コミにもあるように、楽天ポイントを投資で使うことができます。
楽天経済圏の人にはとってもお得だね!
また、いろはに投資を運営する株式会社インベストメントブリッジは、楽天証券の総合的な評判・口コミを独自調査しました。
Mさん/男性/30代
IPO投資:4
米国株投資 :5 NISA :5 日本株投資 :4 上級者・取引ツール: 5
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Tさん/女性/50代
IPO投資:3
米国株投資 :4 NISA :5 日本株投資:5 上級者・取引ツール: 5
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Sさん/男性/40代
IPO投資:5
米国株投資 :4 NISA :3 日本株投資 :3 上級者・取引ツール: 5
|
楽天ポイントが貯められたり使えたりして便利という声が多いね!
楽天ポイントを貯めたり使っている人であれば、楽天証券を使わない手はないでしょう。
さらにアプリ上での投資も楽天証券は簡単に行えるので、使いやすさ重視で選びたい人は見逃せません。
\NISAにおすすめ/
楽天証券はNISA口座のシェアNo.1!
楽天ポイントが使えたり、100円から積立投資ができるなどメインの証券口座としてもおすすめです。
両方の口座開設しておくのもおすすめ
どっちを選ぶべきか迷うなぁ…。両方とも口座開設するのはアリ?
SBI証券と楽天証券はそれぞれ利点があり、今後もどちらの証券会社も競って行くことが期待できますので、両方の口座開設をして使い分けるのもおすすめです!
そもそも証券口座は維持費がかからないため、サービス内容や購入したい商品によって使い分けている投資家も多くいます。
詳しくは「証券口座は複数持つべき?メリット・デメリットや目的別のおすすめ口座をご紹介!」を参考にしてみてください。
例えばおすすめの併用方法としては、以下の通り。
- SBI証券
→クレカ積立、単元未満株投資を業界最安水準で使用したい人 - 楽天証券
→楽天経済圏で楽天ポイントを有効活用したい人
各ネット証券の強みを理解しておけば自分に最適な使い分けもできるので、より効率良く資産形成を進められますよ。
抽選方式のIPOに申し込むなら、複数の口座があると当選確率も上がるワン!
各証券の公式サイトを見る
【まとめ】SBI証券と楽天証券の日本株手数料無料を有効活用しよう
SBI証券と楽天証券の日本株の売買手数料が無料になる点について理解できたよ!
最後に、この記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- SBI証券と楽天証券で日本株の売買手数料が2023年10月取引分より無料になる
- 手数料負けの可能性も減り投資家側には大きなメリット
- SBI証券と楽天証券両方の口座を開設しておくと安心
SBI証券と楽天証券の日本株の売買手数料無料は大きなインパクトです。
今後もどちらの証券会社も競って行くことが期待できますので、どちらも口座開設しておいてより便利な方を使える準備をしておきましょう。