Sapeet＜サピート＞（269A）のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、10月29日に東証グロース市場に上場したSapeet（269A）をご紹介します。

Sapeetは、Expert AI を活用した AI プロダクト及び AI ソリューションを提供する企業です。

想定時価総額は22.2億円で、情報・通信業のIPOとなっています。

監修者：曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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SapeetのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

SapeetのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

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Sapeetの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

当選しやすい証券会社ランキング

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の株式会社PKSHA Technologyが親会社となっています。

Sapeetの業績情報

2023年9月期は売上高421百万円（前年比＋40.3％）、経常損失－147百万円となりました。

売上高は年々順調に増加していますが、研究開発や人材マーケティングへの先行投資をしているため、赤字となっています。

先行投資が落ち着き次第、業績も好調をなる見通しです。

Sapeetの事業内容

SapeetはAI技術を用いたプロダクト開発と、ウェルネス領域やセールス領域の専門家にサービス提供を行っています。

同社のAI事業を以下の3つに分けて説明します。

Expert AI事業

AIに関する技術分野として、主に画像認識、自然言語処理、機械学習/深層学習を中心に行っています。
また直近では、LLMや生成AIの活用を進めています。

同社は、これらの技術を組合せ、専門家との協同により付加価値の高い専門的な技術・ノウハウ等のナレッジを蓄積したデータを様々な形で提供できるアルゴリズムをもとにした「Expert AI」によりサービスを提供しています。

後述するAIソリューション及びAIプロダクトのいずれも、Expert AIを源泉としているので同社の根幹プロダクトといえるでしょう。

AIソリューション

同社の保有するAIや3D等の技術をもとにしたアルゴリズムモジュールを、顧客ごとの要件に合わせて組合せ、これら技術の採用ニーズがある業種業界向けのサービス提供やLLMを用いた生成AIモジュールを集客や営業・接客の場面で活用できるようにするサービスを提供しています。

AIプロダクト

AIプロダクトは、「カルティ」のブランドで主にSaaSによりサービス提供をしています。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近でIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

上場時期が重なった銘柄が多く、資金が分散されたことで、初値予想を大きく下回るIPOもありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。