・2022年の投資ニュースはどんな事があったかな?
・投資家が注目した銘柄はなにか知りたいな。
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- アンケートの結果、2022年最も投資家の印象に残った投資ニュースは「円安進行」
- アメリカの利上げやウクライナ侵攻、NISA制度改正など様々な出来事があった
- 注目銘柄には「ANYCOLOR」や「ソフトバンク」など新興銘柄から大手まで幅広く選ばれた
2022年も残すところあとわずか。
今年も投資に関する様々な出来事がありましたね。
この記事では、実際に投資家255人へアンケートした結果をもとに、2022年に印象的だった投資ニュースや実際に注目した銘柄を紹介していきます。
2022年を振り返り、2023年の投資戦略へと繋げていきましょう。
2023年から投資を始めたい初心者の方にも参考になる内容だワン!
【2022年】印象的だった投資ニュース
いろはに投資を運営する株式会社インベストメントブリッジは、「 2022年に印象的だった投資ニュース 」「2022年に注目した銘柄・投資商品」などを独自調査しました。
調査概要(クリックで開く)
調査対象:「ブリッジサロン」メルマガ会員、「いろはに投資」LINE友だち
調査期間:2022年12月10日(土)~12月18日(日)
調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
回答者数:255名
質問事項
・2022年印象的だった投資ニュース(選択式 最大3つ 理由も記載)
・2022年に注目した銘柄、投資商品(投信含む)を教えてください (自由記載)
・2022年の投資成功談を教えてください (自由記載)
・2022年の投資失敗談を教えてください (自由記載)
・2023年に注目したい投資トピック (自由記載)
※「ブリッジサロン」は投資家向けIR・企業情報サイト。「いろはに投資」は投資初心者向け金融メディア。どちらも株式会社インベストメントブリッジが運営。
独自アンケート調査の結果を基にした「【2022年】印象的だった投資ニュース」を見ていきましょう。
円安の進行
投資家に最も選ばれたニュースは円安の進行でした。
急激な円安が進んで32年ぶりに150円台に到達したんだよね。
円安の理由としては主に、日本とアメリカの金利差の拡大が挙げられています。
アメリカはインフレを抑え込むために急速な利上げを続けていますが、逆に日本は長期的なデフレ脱却を目的に大規模な金融緩和が行われていたことが要因です。
金利が付くドルを買う動きが世界中で広がり、その反動で円が売られたんだワン!
円安の進行に対する投資家のコメント(抜粋)
- 円安がこれほどにも日本の個別株に影響があるということを思い知った(30代・男性)
- 家計に影響したニュースだから(30代・男性)
- 円安の影響はすごく、とても不安になった(30代・女性)
- ビジネスにおいて海外との関わりが多く何かと円安がネックになった(30代・女性)
- 円安が一気に150円まで進むとは思わなかった(40代・男性)
- ドル/円の乱高下は投資家困惑(50代・女性)
- 円安による円資産目減り(60代~・男性)
- 急激な円安による経済への影響は非常に大きなものがあった(60代~・男性)
- 円安で物価が上昇して大変になった(60代~・男性)
円安タイミングでの投資方法については「円安時の投資はチャンス?おすすめの投資先や円安でやってはいけないことを紹介」で詳しく解説しています。
ウクライナ侵攻・ウクライナショック
続いては ウクライナ侵攻・ウクライナショックが選ばれました。
原油高や小麦をはじめとする穀物が高騰し、日本でもガソリンの値上がりや食料品の高騰へ繋がりました。
世界的な影響が大きい出来事だよね。
ウクライナ侵攻・ウクライナショック に対する投資家のコメント (抜粋)
- 軍事侵攻が起きるとは予想しておらず、さらにここまで長期化するとは想像できなかった(30代・男性)
- ウクライナ戦争、新型コロナ長期化などで円安が進み、世界的な物価高が続き長期不安が起こってしまった(30代・男性)
- まさか本当にやるとは思っていなかった。小麦や天然ガスなど世界経済に与える影響が甚大(50代・男性)
- ロシアが侵攻を始めるとは思わなかった。そして、その後の株価の反応にもとても驚いた(50代・女性)
- ウクライナ侵攻で原油価格上昇等による円安、米国の利上げ等による経済指標悪化が懸念(60代~・男性)
- ウクライナ侵攻は、エネルギー、食糧などに関して全世界に影響を及ぼした(60代~・男性)
- 21世紀にウクライナ侵攻のような20世紀型の侵略行為が起こり、新型コロナウィルス蔓延の影響と相まって、世界経済に様々な混乱と不透明感が更に増大した(60代~・男性)
アメリカの利上げ
円安の進行でも触れましたが、アメリカの利上げも多く選ばれました。
2022年アメリカではインフレが急速に進行し、FRBはタカ派的な発言をとることも増えました。
2023年はアメリカのスタグフレーションも危惧されているみたいだね…
アメリカの利上げに対する投資家のコメント(抜粋)
- 利上げによる影響で円安が進み米株はもちろん、日本株にも大きな影響を与えた(10代・男性)
- 市場全体に影響を与える要因になる(30代・男性)
- FRB利上げはグローバルで影響が大きい(30代・男性)
- アメリカの利上げでグロース株が大暴落した(50代・女性)
- 利上げは株価下落に影響した(60代~・男性)
NISA恒久化・拡充
2022年12月に入りNISA制度の拡充が決定しました。
現行は現物株などに投資できる「一般NISA」と、投資信託に投資できる「つみたてNISA」の2種類に分かれていますが、新制度ではつみたてNISAを軸に運用が一本化されることに。
一般NISAは「成長投資枠」と名前が変わるワン!
さらに、投資枠の上限が年間で計360万円となり、生涯における投資上限額は1,800万円に引き上げられます。
2024年から始まるNISAの制度改正を機に投資を始める人が一気に増えるかもしれません。
投資家の関心の高さが見て取れるね。
NISA新制度の詳しい解説は「NISA改正や恒久化(無期限)を分かりやすく解説!拡充内容やいつ新制度になるのかも網羅」をご覧ください。
NISA恒久化・拡充に対する投資家のコメント(抜粋)
- NISAは自分の将来の資産に関わるため非常に関心が高い(20代・女性)
- NISAの拡充は今後の資産拡大に必ず寄与する(30代・男性)
- つみたてNISAをやっているので、積立期間が伸びたのはありがたい(30代・男性)
- NISAが進行したのはいよいよ日本に未来がないんだなと感じている(30代・男性)
- すでに始めていて、将来の資産形成のためにもっと積み立てられたらと思った(30代・女性)
- NISA恒久化しないと所得倍増はあり得ないから方向性は良いと思う(40代・男性)
- つみたてnisaの恒久化拡充は非常に助かる(40代・男性)
- NISAを利用しているので、恒久化は嬉しいお知らせ(40・女性)
- 非課税期間が5年間だった一般NISAが拡大恒久化になるのは投資のためにはベスト(60代~・男性)
その他の投資ニュースに対する投資家のコメント
他にはどんなニュースが選ばれたのかな?
上記に挙げた投資ニュース以外にも、アンケート内で投資家に選ばれたニュースとコメントを一部ご紹介します。
2022年の投資ニュース | 投資家のコメント |
---|---|
東証の市場区分変更 | ・東証の市場区分変更、時間をかけて検討して実施したわりに全く効果が感じられない(40代・女性) ・東証の中途半端さが興味深い。何をしたいのかよくわからなかった(50代:男性) ・市場変更で多くの企業がIR活動に積極的になった(60代:男性) |
暗号資産取引所「FTX」破綻 | ・暗号資産の限界を感じた(30代・男性) ・ほぼギャンブル、投資目的としてやるものではない(40代・男性) |
CPI(モノの値上げ) | ・生活への影響が大きかった(20代・女性) ・こんなに値上げを実感した年はなかった(50代:男性) |
GAFAM業績悪化 | ・GAFAMも世代交代なのかな(30代・男性) ・いつかは、と漠然と思っていたことが現実となりやはり動揺が大きかった(30代・女性) ・GAFAMでも沈むのかと心配した驚いた (40代・男性) |
SB孫正義氏 決算説明会不参加 | ・今まで成功してばかりの人だったのでちょっと残念だった(20代・男性) ・孫正義氏は存在感があると感じていたので、主役降板はなんだか意外だった(20代・女性) ・非上場へのシグナルだと思う(男性 60歳以上) |
米中間選挙 | ・崩れなかった民主党(30代・男性) ・思ったよりも共和党が善戦しなかったのに驚いた (40代・男性) |
日本電産の社長交代 | ・社長をまだやりたかったんだと思って驚いた (40代・男性) ・日本電産の株主なので、株価に直結している(50代:男性) |
IT企業での大幅リストラ | ・Twitter社のキラキライメージが覆ったから(20代・男性) ・IT業界のリストラはとても驚いた (40代・男性) ・世界経済を牽引し続けてきたIT業界の勢いが急激に鈍化し、それに対するアクションの規模とスピードに驚いた(60代・男性) |
国内では東証再編や大手企業関連、モノの値上げなど投資に関わる様々なことが起きていたんだね。
米国ではGAFAMの業績悪化によるリストラや米中間選挙、日本も関係する大手暗号資産取引所の破綻も大ニュースだったワン!
2022年に注目した銘柄・投資商品
投資家の皆さんはどんな銘柄や投資商品を選んだのかな?
実施したアンケート内で、2022年に投資をした銘柄や投資商品を教えてもらいました。
主に選ばれていたものからピックアップしてご紹介します。
2022年に投資家が注目した銘柄・投資商品(クリックで開く)
■銘柄
- ANYCOLOR
- BASE
- EDP
- ENECHANGE
- INPEX
- SanBio
- TDK
- Zホールディングス
- 味の素
- アドバンテスト
- 伊勢丹
- 伊藤忠
- ウエルスナビ
- エヌディビア
- 大阪チタニウム
- 岡本工作機械製作所
- オキサイド
- 霞が関キャピタル
- 川崎汽船
- カンロ
- キンダーモルガン
- クルーズ
- コムチュア
- サカタのタネ
- サスメド
- サンリオ
- 塩野義製薬
- シマノ
- 商船三井
- 信越化学工業
- 新日本科学
- 助川電気工業
- 住石HD
- 積水ハウス
- セゾン
- そーせい
- ソシオネクスト
- ソニーグループ
- ソフトバンク
- 高島屋
- タカトリ
- 武田製薬
- ダブルスコープ
- テイツー
- テスエンジニアリング
- テスラモーターズ
- 出前館
- デンソー
- 電通
- 東京エレクトロン
- 東京海上
- 東京電力
- トーヨータイヤ
- トヨタ自動車
- ドリームインキュベータ
- トレジャーファクトリー
- 西松屋
- 日本電産
- 日本電波工業
- 日本郵船
- バンクオブイノベーション
- 日立
- ビックカメラ
- ファーストリテイリング
- ベイカレントコンサルティング
- 明示海運
- 明豊ファシリティワークス
- メルカリ
- メンタルヘルステクノロジーズ
- ヤクルト
- ユーグレナ
- レーザーテック
- ワークマン
- 三井ハイテック
- 三井松島
- 三井物産
- 三菱ケミカル
- 三菱重工業
- 三菱東京UFJ銀行
■投資商品
- S&P500
- 配当貴族銘柄
- eMaxisslimシリーズ(オールカントリーなど)
- ひふみ投信
- ビットコイン
- コモディティ(金・銀・プラチナ)
大手企業はもちろん、ANYCOLORなどIPOで注目された新規上場企業も選ばれているワン!
2023年はIPO投資にもチャレンジしてみたいな!
いろはに投資ではIPO銘柄をまとめた「IPOスケジュール」や「IPO企業の初値予想」を公開しており、上場市場や申込期間、公募価格や主幹事証券など知ることができます。
IPO銘柄のチェックに役立ててみてはいかがでしょうか。
「2022年に最も読まれたアナリストレポート」の記事も要チェックだワン!
投資商品では定番のS&P500、eMAXIS Slimシリーズが挙がっているね。
S&P500などへの投資をこれから始めようと考えている方は、おすすめの証券会社をチェックしておきましょう。
詳しくは「ネット証券15社おすすめ比較ランキング!投資家180人が選んだ証券会社を大公開」をご覧ください。
2022年の投資成功談・失敗談
リアルな投資成功・失敗のエピソードを聞きたいな。
投資をする中で、成功する場合もあれば失敗することも数多くあります。
ここではアンケートで募集した投資家のリアルな投資成功・失敗談を見ていきましょう。
投資成功エピソード
- 自分の決めた基準で株の売買をすることで、コンスタントに利益を出すことができた(10代・男性)
- 割安・財務健全の確認は勿論、自己資本やROE及び来期の予測もよく確認する事で収益性が高まった(40代・男性)
- 半導体銘柄が価格が下がった時に買い多少の儲けがあった(40代・女性)
- 不動資金の外貨投資による高額利息、為替差益を得られた(50代・男性)
- 長年の金投資が報われた1年だった(60代~・男性)
- 半導体専門商社は好調で高配当であった(60代~・男性)
- プレナス上場廃止時の買取価格が高かった(60代~・男性)
- シマノに投資し信用取引で2週間で50万円ほど利益が出た(60代~・男性)
- 海運株上昇のニュースを聞き、早期に商船三井株を購入。高配当が魅力です(60代~・男性)
- 低位で放置していた地銀株にもやっと日の目が当たり出したこと。含み益状態となっている(60代~・男性)
2022年は金相場も上昇したから、コツコツ長期投資していた方は恩恵を受けているワン!
投資失敗エピソード
- あと少しと欲張り基準を無視して利益をとろうとした結果、損をしてしまうことが何度かあった。自分の基準を明確に守らなかったことは失敗だったなと思う(10代・男性)
- 昨年、夫婦でドル建て養老保険に加入したが、その資金を投資に回した方が良いことに今年気付いて解約した。加入する前にもっとちゃんと調べておけばよかったと後悔した(20代・女性)
- 為替で天井だと思って売ったら全然天井ではなかった(30代・男性)
- 投資信託の積立金額をもっと増やしておけばよかった(40代・男性)
- 買いを入れたい銘柄があったものの、株価下落を待っていたら逆に相当上昇して断念した(40代・男性)
- 暗号資産関連は赤字!暗号資産に期待しすぎたのが失敗だった(50代・男性)
- FXを145円超えてから再開したが、11/10から円高方向に進み現在も年収以上の含み損に(50代・男性)
- 自己判断せずに、いろいろな情報をもとに目先の利益から投資した銘柄が続落したこと。(50代・男性)
- 損切りが遅れ、大損の銘柄がいくつもあった(60代~・男性)
- 年に数回誤発注(金額を間違って買ったり売ったりする)があった(60代~・男性)
株に限らずFXや仮想通貨投資での失敗談も寄せられているね。
保険に加入したけど、投資に切り替えたというエピソードもあるワン!
実際に投資を実践しているからこそ体験する様々な体験談がありました。
2023年から投資を始めたいけど不安になった方は「【株初心者の勉強法ガイド】株式投資を成功に導く23の基礎知識」を読んでみてください。
2023年に注目したい投資トピック
今後注目の銘柄など投資情報を知りたいな。
2023年にチェックすべき投資トピックを投資家へのアンケートの中からご紹介します。
投資家が重要視している経済の動向や、どんな業界に注目しているのかをチェックして今後の投資に活かしていきましょう。
- 米国の経済、S&P500のチャート(20代・女性)
- 環境・エネルギー資源(30代・男性)
- 半導体、二次電池(固体電池、リサイクル、リユース)(30代・男性)
- 円高、リセッション(40代・男性)
- 為替の動きと海外の投資が日本市場に流入してくるのか注視(40代・男性)
- 石油・ガスが来年に入ってどう景気に影響するかが大変気がかり(50代・男性)
- 5Gの普及と半導体市場の動向。ウクライナ侵攻の沈静化。米利上げの動向(50代・男性)
- アメリカのGAFAMを含むコロナ後のバブルの後始末が短期で決着が着くのか?
日本のバブルは10年とも20年とも30年とも言われており、本当の底入れ感が出てくるのか期待しています(50代・男性) - 半導体は技術開発・製品開発面で重要な分野ですが、そろそろ様子見といきたい(60代~・男性)
- コロナ収束、ウクライナ侵攻の行方、それぞれが与える影響について注目したい(60代~・男性)
- ドル円の動きや米国の金利(60代・女性)
- 為替の先行き、半導体需給(60代~・男性)
今後も半導体の注目度は高そうだね。
2022年に引き続き、為替の値動きやリセッションなどアメリカの経済動向に注目しているワン!
【まとめ】投資家255人が選んだ2022年の投資ニュース
今年注目された投資ニュースがよくわかったよ。
投資家が選んだ2022年の投資ニュースや注目銘柄・投資商品、2023年に注目したい投資トピックについて紹介してきました。
最後に、本記事のポイント3つをまとめました。
- アンケートの結果、2022年最も投資家の印象に残ったニュースは「円安進行」
- アメリカの利上げやウクライナ侵攻、NISA制度改正など様々な出来事があった
- 注目銘柄には「ANYCOLOR」や「ソフトバンク」など新興銘柄から大手まで幅広く選ばれた
投資家へのアンケートの中で最も挙げられていた円安の進行については、日本に大きな衝撃を与えました。
ウクライナ侵攻が始まり物価高騰で生活に大きな影響が出るなど、ネガティブな経済状況についての声も多く寄せられています。
ただ、NISAの拡充など今後の投資人口が増えるひとつのきっかけとなり得るポジティブな一面も。
新NISAにより2023年は投資の話題に触れる機会が増えるかもしれないワン!
2023年こそは投資を始めようと思っている方は、投資家のリアルな声を参考にして投資スタートへの第一歩を進んでみてはいかがでしょうか?
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