いろはにマネー > FX > FX用語 > FXは資金管理が全て!成功の秘訣から失敗しないための注意点までを大公開
・FXにおける資金管理はどうして大事なの?
・FXの資金管理の方法を具体的に知りたいな。
このような疑問を解決します。
🔰いろはに結論
- 資金管理をしておけば、想定外の損失に対応できる
- 損切りに抵抗がある場合は自動予約機能を使おう
- FXの資金管理は損切りだけではない
FXで効率よく利益を出していくために重要なのが、資金管理を意識することです。
金融庁も、資金管理の重要性について言及しています。
とはいえ実際にFXを始めてみると、資金管理ではなくトレード方法や分析方法ばかりに目がいきがち。
資金管理の重要性を理解しながらも実践しないまま投資を続け、損失を膨らせてしまう投資家も多いです。
そこで今回ではFXの資金管理の重要性を解説するとともに、具体的な方法や注意点まで紹介していきます。
初心者が資金管理する上で、おすすめのFX口座も教えるワン!
FXの資金管理とは?
FXにおける資金管理って、一体どういうこと?
FXの資金管理とは、取引に使う資金を把握し、取引で自分が決めたルールを守り利益確定や損切りをすることです。
具体的には、以下のようなものが資金管理に当たります。
- 利確ポイントの設定
- 損切りラインの設定
- ポジションの保有期間
- レバレッジ倍率の設定
損切りだけが資金管理ではないんだね!
FXにおいて資金管理はもっとも重要であり、多くの投資家が資産をなくす理由になっています。
実際に当メディアで利用者183人に「FXの失敗で最も多い原因」の調査を行ったので、こちらも確認してみてください。
アンケート調査の詳細データを見る
FXの失敗で最も多い原因 | 得票数 |
---|---|
損切りできなかった | 102 |
運任せで根拠なく取引した | 40 |
ポジションを放置した | 12 |
取引ルールを決めていなかった | 9 |
集中できない状況でトレードした | 6 |
無理に多くの資金をつぎ込んだ | 4 |
無謀にハイレバレッジ取引をした | 3 |
様々な通貨ペアに手を出した | 1 |
その他 | 5 |
ルールを守り資金管理ができれば、大きな損失を防げるだけでなく、メンタルも安定し勝率も変わるでしょう。
FXで成功するための資金管理方法5選
資金管理が重要なのはわかったけど、具体的な方法が知りたいな。
FXで失敗しないための資金管理方法としては、以下の5つが挙げられます。
それぞれ順に確認していきましょう。
①取引に使う資金を決める
まず、取引を始める前に使える資金を決めましょう。
取引をする場合、資金が多い方が得られる利益も多くなりますが、受ける損失も大きくなります。
そのため、なくなったとしても生活に支障が出ない「余裕資金」で始めるのがおすすめですよ。
余裕資金とは、当面使う予定のないお金のことだワン!
余裕資金であればもし損失が出た場合でも、取引をする上でメンタルに余裕が生まれ、感情に任せたトレードをする可能性が減るでしょう。
FXはメンタルに影響されやすいため、取引に使う資金を決めることは重要です。
②少額取引からはじめる
FX初心者の方は、少額からはじめるのも一つの方法となります。
なぜなら少額で取り引きすると、以下のようなメリットを享受できるからですね。
- 必要資金が少なくて済む
- デモトレードでは体験できない、本番ならではの緊張感がある
- 取引失敗時の損失が少ないため、冷静な判断を身に付けやすい
「デモトレード」を利用できるFX会社もありますが、自分の資金を入れないため真剣にトレードしづらいかもしれません。
少額であっても自分のお金であれば、本気で取り組めるからいい経験になりそう!
取引通貨単位ごとの必要資金の目安は、以下の表を参考にしてください。
取引通貨単位 | レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ25倍 |
---|---|---|---|---|
1万通貨 | 100万円 | 20万円 | 10万円 | 4万円 |
1,000通貨 | 10万円 | 2万円 | 1万円 | 4,000円 |
100通貨 | 1万円 | 2,000円 | 1,000円 | 400円 |
1通貨 | 100円 | 20円 | 10円 | 4円 |
「SBI FXトレード」のようにFX口座によっては1通貨から取引できる場合もあるので、練習用として使いやすいですよ。
FXに必要な最低資金をチェック
③損切りルールを決める
投資する金額だけでなく、損切りルールを決めておけば、長期的な計画も立てやすく資金管理がしやすいです。
損切りルールは独自に決めてもいいですが、損失が2%を超えたら損切りするのがおすすめ。
2%の損失であれば、心理的ダメージも少なく、急激な資金減少を防げて効率よく資金管理ができます。
たとえば、100万円の資金で取引を行い、損切りラインを「2%」「5%」「10%」とし5回連続で損失を確定させた時の違いを見てみましょう。
トレード回数 | 2%残資産 | 5%残資産 | 10%残資産 |
---|---|---|---|
1回目 | 980,000円 | 950,000円 | 900,000円 |
2回目 | 960,400円 | 902,500円 | 810,000円 |
3回目 | 941,192円 | 857,375円 | 729,000円 |
4回目 | 922,368円 | 814,506円 | 656,100円 |
5回目 | 903,920円 | 769,980円 | 590,490円 |
残り資産の割合(%) | 90.3% | 76.9% | 59% |
10%に設定して5回連続で損失を出してしまうと、約半分になるんだね!
1回の損失を10%に設定し5回連続で損失を確定させた場合、もともとあった資金の59%しか手元に残りません。
一方で2%に設定しておけば90.3%も残るため、メンタルも安定し再投資する計画も立てやすくなるでしょう。
損切りが難しい通貨ペアの特徴をチェック
④自動予約機能を使い損切りする
先ほど、損切りルールが重要である理由について解説しましたが、ルールを決めたものの守れない方が多いのも事実です。
損切りが大切なのはわかったけど、損失を確定させるのは抵抗があるんだよね…。
どうしても損切りができない方は、下記の自動予約機能を入れておくといいでしょう。
それぞれ解説していきます。
指値
逆指値とは「価格が上昇し、指定した値段以上になれば買い」「価格が下落し、指定した値段以下になれば売り」とする注文方法です。
上昇を予測して買ポジションを持った場合、同時に損失の許容範囲となる価格をトリガー価格として逆指値の「売」注文をいれておけば、自動で損切りしてくれます。
設定するだけで損切りできるから相場を気にしなくていいね!
逆指値を設定しておけば、損失を一定範囲に抑えることができ損失をコントロールできるでしょう。
IFD注文
IFD注文とは「If Done」略で、新規の注文と決済の注文を同時に出せる注文方法です。
たとえば、ドル/円で「1ドル=100円になったら新規買い」「その後99円になったら決済」というようにエントリーと決済の注文を同時に発注できます。
損切りだけでなく「1ドル=101円になったら決済」という利益確定注文もできるワン!
OCO注文
OCO注文は「One Cancels the Other」の略で、レートが上がった場合と下がった場合の2つの注文を同時に出しておきます。
そしていずれか一方の注文が成立したら、もう一方の注文はキャンセルされる注文方法です。
たとえば、ドル/円が1ドル=100円の時に買い注文をしポジションを持っていたと仮定しましょう。
OCO注文で「レートが1ドル=101円になれば売って利益確定、99円になれば損切り」と設定すれば、指定した価格に到達すると自動で決済されす。
損切りだけでなく利益確定も設定できるのは嬉しいね!
⑤最大レバレッジを決める
最大レバレッジを決めておくことも資金管理する上で重要です。
国内FXでは担保となる保証金の25倍までレバレッジがかけられるため、入金額が100万円なら2,500万円分の取引が可能に。
レバレッジとは、少ない資金で多額の取引をすることだワン!
しかしながら、レバレッジをあげるほどリスクが増えることは理解しておかなければなりません。
たとえば、1ドル=100円の時に100万円分購入したドルが、1ドル=99円になった場合の損失は以下のようになります。
レバレッジ | 損失 |
---|---|
1倍 | 1万円 |
5倍 | 5万円 |
10倍 | 10万円 |
25倍 | 25万円 |
レバレッジはリターンを求めるには有効な仕組みですが、リスクもあることを十分理解した上で倍率を決めましょう。
レバレッジなし取引の詳細をチェック
FXの資金管理をする際の注意点2つ
リスク回避するために資金管理するのに注意点なんてあるの?
FXの資金管理する上で以下2つの注意点があります。
それぞれ解説していきます。
①強制ロスカットに気をつける
強制ロスカットとは、証拠金維持率が一定の水準を割り込んだ際、損失の拡大を防ぐために保有中のポジションを強制的に決済することです。
そのため、レバレッジをかけすぎると急な価格変動が起きた場合に、ロスカットされてしまいます。
基本的にロスカットの仕組みがあれば、証拠金がマイナスになる可能性はほとんどありません。
ですがロスカットが間に合わないケースもあることは注意しておく必要がありますね。
スイスフランショックでは、多くのトレーダーのロスカットが間に合わず追加証拠金を請求されたケースもあるワン!
ロスカットはレバレッジの調整や事前の資金追加で回避できるため、資金管理はしっかりと行いましょう。
強制ロスカットの詳細をチェック
②感情に左右されない
FXで損失が出ると、「取り戻したい」という感情に任せて取引をする方が多くいますが、FXはギャンブルではありません。
政治動向や経済状況、地政学リスクなどあらゆる要因によって価格が変動しています。
そのため自分の決めたルールに従い資金管理することで、想定外の損失を回避し安定した取引が可能に。
感情任せで取引をすると、利益が出ることはあっても損をする確率の方が高いでしょう。
FX初心者の失敗パターンをチェック
資金管理しやすいFX口座・アプリ3選
資金管理しやすいFX口座を教えて!
初心者でも資金管理しやすいFX口座としては、以下のとおりです。
3社ともFX投資家に支持されている人気口座なので、それぞれ確認していきましょう。
①SBI FXトレード【1通貨から取引可能】
SBIFXトレードは、2024年オリコン顧客満足度調査にて、FX取引初心者部門で5年連続1位を獲得している人気のFX会社です。
最小取引単位は1通貨からと、少ない資金で始められるため資金管理がしやすいといえます。
SBIFXトレードの特徴
- 最小取引単位は1通貨からで、少ない資金でFXを始められる
- 多くの通貨ペアで業界最狭水準のスプレッドを提供している
- 「積立FX」で外貨を積立購入しスワップポイントがもらえる
スプレッドは、米ドル/円0.18銭、ユーロ/ドル0.38pipsで業界最安水準だよ。
最短5分でスマホからでも手続きできるので、少額で資金管理を徹底したい方は無料口座開設してみましょう。
\口座開設キャンペーン実施中/
新規口座開設と初回取引1万通貨以上で5,000円キャッシュバック、
取引高に応じて最大100万5,000円までキャッシュバック。
さらに詳しくは、「【SBI FXトレードの評判】SBI証券との違いやメリットを利用者が暴露」をご覧ください。
②外為オンライン【情報コンテンツやセミナーが豊富】
外為オンラインは、2005年にサービスを開始し2022年2月時点には64万口座を突破している大手FX会社です。
豊富な勉強用情報コンテンツやFXセミナーを定期的に開催しているため、初心者の方でも安心して始められます。
外為オンラインの特徴
- 「iサイクル2」で自動売買してくれる
- FXセミナーを無料で受講できる
- 少額取引ができる
iサイクル2取引は、2017年1月〜2021年4月の期間において運用資金100万円以上の方は90.75%が利益を出しているよ!
さらに「iサイクル2取引」といった自動取引ツールも完備しているので、裁量トレードが苦手な方も利用する価値ありです。
\最大15万円キャッシュバック/
さらに詳しくは、「業界3位|外為オンラインの評判・口コミは?自動売買は初心者でも簡単にできる?」をご覧ください。
③GMOクリック証券【人気FX会社の安心感】
GMOクリック証券は、非常に多くの方から人気を集めているFX会社です。
取引手数料0円で、最小取引単位は1,000通貨から始められるため、初心者でも資金管理がしやすいといえます。
GMOクリック証券の特徴
- 最小取引単位1,000通貨から始められる
- PCやスマホで使える充実の取引ツールがある
- 業界最安水準取引コストで取引できる
業界最安水準の取引コストや、PCでもスマホでも使える取引ツールが魅力的!
最短3分で口座開設できるので、興味がある方は無料口座開設してみましょう。
\抜群の使いやすさが魅力/
GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!
さらに詳しくは、「FXネオ(GMOクリック証券)の評判・口コミは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
【まとめ】FXでは資金管理を徹底しよう
FXの資金管理の重要性がわかった!これからは徹底して取引するよ!
本記事では、FXの資金管理の重要性や資金管理方法、資金管理の注意点について解説してきました。
最後に、本記事のポイントを3つまとめます。
🔰いろはにまとめ
- 資金管理をしておけば、想定外の損失に対応できる
- 損切りに抵抗がある場合は、自動予約機能を使おう
- FXの資金管理は損切りだけではない
FXの資金管理は重要性を理解したうえで資金管理方法さえ理解すれば、誰でも簡単に行えます。
「SBI FXトレード」のように少額取引向きのFX口座を利用して、資金管理のうまいFX投資家を目指しましょう。
\口座開設キャンペーン実施中/
新規口座開設と初回取引1万通貨以上で5,000円キャッシュバック、
取引高に応じて最大100万5,000円までキャッシュバック。