・固定資産税をクレジットカードで払えるの?
・おすすめのカードはある?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- 固定資産税をクレジットカードで払える地域は限られる
- リクルートカードなら固定資産税で1.2%還元
- 対応していない地域の人は、QRコード決済やnanacoがお得
固定資産税は、土地や家などの不動産を持っている人が支払う地方税です。
一般的には年4回に分けて支払いますが、「クレジットカードで支払えないの?」という疑問もあるのではないでしょうか。
もし、税金をクレカで払えたらポイントもついてお得だよね!
実は固定資産税はクレジットカード払いが可能です。
しかし、注意点もいくつかあります。
今回は固定資産税をクレジットカードで払うメリットやデメリット、おすすめのカードについて詳しく解説します。
固定資産税はカード払いできるが一部地域のみ
結論から言うと、固定資産税はクレジットカード払いできますが、一部の地域に限られます。
どうして一部の地域に限られてしまうの?
固定資産税は地方税の一種で、東京23区を除き、不動産がある地域の自治体に支払います。
ですが、自治体によって対応している納付方法が違うため、クレジットカードで払えない場合もあるのです。
固定資産税のクレジットカード払いに対応している主な自治体は、以下の通り。
- 東京23区
- 千葉県千葉市
- 埼玉県さいたま市
- 神奈川県横浜市
- 大阪府大阪市
- 北海道札幌市
- 愛知県名古屋市
- 広島県広島市
- 福岡県福岡市
クレジットカード納付ができない地域の人も多そうだね…
Yahoo!公金支払いが終了して、クレジットカード払いできなくなった地域も多いワン!
クレジットカード払いに対応しているかは、自治体のホームページなどで調べてみてください。
対応していなかった人は、クレジットカード以外のお得な納付方法を後ほど解説します。
固定資産税をクレジットカードで払う方法
固定資産税をクレジットカードで支払う方法は、具体的に以下の手順で行います。
固定資産税のクレジットカード払いの手順
- 自治体の納付サイトにアクセス
- 規約に同意して進む
- 納付番号・確認番号を入力。またはバーコードを読み込む
- クレジットカードの情報を入力する
- 確認して、手続きを確定する
まず各自治体の納付サイトに行き、規約に同意した後、納付情報とクレジットカード情報を入力します。
最後に入力内容を確認し、支払いを確定すれば無事完了です。
これならすぐできそうね。
不動産がある地域の自治体の、納付サイトにアクセスするんだワン!
固定資産税をクレジットカードで払うメリット
固定資産税をクレジットカードで払うと、以下の3つのメリットがあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①クレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカードを利用すれば、金額に応じたポイントが貯まります。
現金や口座引落しでは1ポイントも貯まらないため、クレジットカードだけの特別なメリットです。
せっかく税金を納めるならポイントも貯めたいよね!
固定資産税を支払う際は高額になることが多く、一度の支払いで大量のポイントを獲得できます。
毎年必ず支払うものなので、ポイントを貯めながらお得に支払いましょう。
1%還元のクレジットカードなら、30,000円の支払いで300ポイント貯まるワン!
②場所を選ばずいつでも払える
クレジットカード納付は、お手持ちのスマホなどから納税サイトにアクセスして支払います。
24時間いつでも場所を選ばず支払えて、手続きに時間もかかりません。
仕事や育児で忙しい人も、空いた時間にすぐ支払えますよ。
大金を持ってコンビニや金融機関に行く必要が無いため、安全面でもおすすめの方法です。
土日でも家にいながら払えるから便利だね!
③すぐに現金を準備する必要がない
クレジットカードで納付すると、口座から引き落とされるのは翌月です。
今すぐに支払いが厳しくても、1ヶ月間猶予があるため、資金計画を立てやすくなります。
またクレジットカードの中には、分割払いやリボ払いに後から変更できるものも。
納付期限内に納めておき、後から分割・リボ払いに変更すれば、自分に合うペースで支払えます。
無理なく支払えるのも、クレジットカードのメリットでしょう。
支払う回数によって手数料がかかるから注意だワン!
固定資産税をクレジットカードで払うデメリット
クレジットカード納付の注意点はあるのかな?
固定資産税をクレジットカードで支払うメリットを紹介しましたが、注意すべきデメリットもあります。
後から慌ててしまうこともあるので、注意点もよく確認しておきましょう。
①手数料がかかる
クレジットカードで固定資産税を支払う際は、金額に応じた手数料が上乗せして請求されます。
手数料はいくらかかるの?
手数料の金額は自治体により異なります。
例として大阪市の場合、納付サイトのシステム手数料は以下の通り。
納付金額 | システム利用料(税込) |
---|---|
1円~5,000円 | 0円 |
5,001円~10,000円 | 41円 |
10,001円~20,000円 | 125円 |
20,001円~30,000円 | 209円 |
30,001円~40,000円 | 292円 |
40,001円~50,000円 | 376円 |
以降、10,000円ごとに84円ずつ加算 |
大阪市の場合、5,001円~10,000円なら41円、以降10,000円ごとに約84円(税込)ずつ加算される仕組みです。
でもクレジットカードなら、ポイントが貯まるから得するんじゃないの?
還元率が1%のクレジットカードで支払った場合、付与ポイントと手数料を比較すると以下のようになります。
納付金額 | 手数料(税込) | ポイント | 差額 |
---|---|---|---|
10,000円 | 41円 | 100ポイント | +59円分 |
11,000円 | 125円 | 110ポイント | -15円分 |
12,000円 | 125円 | 120ポイント | -5円分 |
13,000円 | 125円 | 130ポイント | +5円分 |
11,000円と12,000円を支払った時は、損してしまうんだワン!
付与ポイントの方が多い場合もありますが、納付金額によっては手数料のほうが高いという結果になりました。
クレジットカードのポイントが貯まるものの、支払う金額によっては損することを覚えておきましょう。
クレジットカードで支払えば必ずお得ってこともないんだね
②受領証・納税証明書の取り扱いが現金払いと異なる
クレジットカード納付では、受領証・納税証明書の取り扱いが、現金払いの場合と異なります。
現金で払った時と何が違うの?
コンビニや金融機関で支払うと、控えとして受領証が発行されます。
ですがクレジットカード払いの場合、受領印が押されないため、受領証は発行されません。
控えがもらえないってことね。
またカード会社が納入するまでに時間差があり、納税証明書がすぐに発行されない点も注意してください。
控えが欲しい人や、納税証明書がすぐ必要な人は、コンビニや金融機関での納付を検討しましょう。
固定資産税におすすめのクレジットカード3選
固定資産税は毎年支払うものなので、お得なクレジットカードで支払うのがおすすめです。
そこで、固定資産税の支払いにぴったりのクレジットカードを3つ厳選しました
カード名 | 年会費 | 還元率 | ブランド |
---|---|---|---|
①JCB Wカード | 無料(条件あり) | 1%〜 | JCB |
①リクルートカード | 永年無料 | 1.2% | VISA/Mastercard/JCB |
③ | 永年無料 | 0.5% | Mastercard |
この3枚は、どれも年会費無料で使えます。
1枚ずつ特徴を紹介するので、まだ持っていない人はぜひ読んでみてください。
それぞれ詳しく見ていこう!
①JCB Wカード
年会費 | 無料(条件あり) |
還元率 | 1%(固定資産税の支払い) |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント |
ブランド | JCB |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
公式サイト | https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w.html |
JCBカードWは通常のJCBカードに比べ、2倍のポイントが貯まるお得なカードです。
加入できるのは39歳以下までですが、加入後は40歳過ぎても還元率が変わらず使い続けられます。
固定資産税を納めなければいけない若い世代の方におすすめのカードです。
対象の店舗で還元率が上がる「JCB original seriesパートナー」を利用すれば、以下の店舗でさらにポイントが貯まる特典もあります。
JCBカードWでお得に使える主な店舗
- Amazon→2%
- スターバックスカードに入金→5.5%
- セブンイレブン→2%
- メルカリ→1.5%
特にAmazonやスターバックスをよく使う人は、JCBカードWがおすすめです。
貯まったポイントは1P=3.5円としてAmazonでお買い物にも使えるワン!
JCB Wカードがおすすめの人
- 39歳以下の人
- Amazonやスターバックスをよく使う人
- Oki Dokiランドをよく使う人
\新規入会キャンペーン実施中/
キャンペーンを組み合せて最大1万9000円をキャッシュバック!
このチャンスをお見逃しなく!
キャンペーン期間:2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)
さらに詳しくは「JCBカードWの評判・デメリットまとめ」で解説しています。
②リクルートカード
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.2% |
貯まるポイント | リクルートポイント |
ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
公式サイト | https://recruit-card.jp/ |
リクルートカードの最大の特徴は、年会費無料なのに1.2%という高い還元率です。
固定資産税を始めふだんのお買い物でも1.2%貯まるため、毎日使えばポイントがザクザク貯まりますよ。
リクルートカードがおすすめの人は、以下の通り。
リクルートカードがおすすめの人
- 還元率が高いカードを使いたい
- Ponta・dポイントを貯めている
- じゃらんやホットペッパーのサービスをよく利用する
貯まったポイントは、リクルートが提供するホットペッパーなどのサービスで使えます。
Pontaやdポイントに等価で交換できるので、ポイントの使い道に困ることもないでしょう。
固定資産税だけでなく、光熱費や公共料金支払いにもおすすめだワン!
\年会費無料で1.2%の還元率/
さらに詳しくは「リクルートカードのポイント還元率は?効率的な貯め方」をご覧ください。
③三菱UFJカード VIASOカード
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.5% |
貯まるポイント | VIASOポイントプログラム |
ブランド | Mastercard |
スマホ決済 | Apple Pay |
公式サイト | https://www.cr.mufg.jp/apply/card/m_viaso/ |
三菱UFJカード VIASOカードは、貯まったポイントが直接キャッシュバックされるのが特徴です。
年に1回1,000ポイント以上貯まれば、引き落とし口座に直接現金で入金、または利用金額に充当されます。
ポイントを現金で欲しい人にぴったりだね!
三菱UFJカード VIASOカードがおすすめな人は、以下の通り。
三菱UFJカード VIASOカードがおすすめの人
- ポイントを直接現金で欲しい人
- ポイントをよく失効させてしまう人
- 年間20万円以上使う人
三菱UFJカード VIASOカードは還元率は0.5%と低めですが、携帯電話やETCの支払いで2倍になる特典もあります。
ポイントは1年後に消滅するため、年間で1,000ポイント貯まらないと還元率は実質0%なので注意しましょう。
年間で20万円利用すると、1,000ポイント貯まるワン!
固定資産税を支払えば20万使いそうね!
\ポイントを現金で受け取れる/
固定資産税をクレジットカード以外でお得に支払う方法
固定資産税のクレジットカード払いができない地域の人はどうしたらいいの?
クレジットカードの他にも、固定資産税をお得に支払う方法はいくつかあります。
中でも特におすすめは、以下の2つです。
この2つは手数料がかからず、クレジットカード払いよりも多くの地域で対応しています。
詳しく解説するので、それぞれの方法で納付できそうか確かめてみてくださいね。
①QRコード決済
QRコード決済とは、スマホでバーコードを表示して支払う方法です。
自治体が対応していれば、QRコード決済で固定資産税の納付ができます。
PayPayやau PAYなど、聞いたことがあるよ!
QRコード決済の中には、税金の支払いでポイントが付くものがあり、それぞれの還元率は以下の通り。
QRコード決済 | 税金を払った時の還元率 | クレジットカードの チャージポイント | 対応地域 |
---|---|---|---|
PayPay | なし | なし | 多い |
au PAY | 0.5% | 1% (au PAYカード) | やや少ない |
d払い | なし | なし | 少ない |
LINE Pay | なし | 0.5% (Visa LINE Payクレジットカード) | 多い |
ファミペイ | なし | 0.5% (ファミマTカード) | 多い (FamilyMart店舗) |
どのQRコード決済が使えるは、自治体によって異なります。
自治体のホームページや払込用紙の裏に、対応するQRコード決済が書かれているので一度確認してみましょう。
代表的なQR決済のPayPayのポイント(ボーナス)について解説した記事もご覧ください。
②セブンイレブンのnanaco
次におすすめの方法は、セブンイレブンのnanaco払いです。
セブンイレブンでは払込用紙の支払いに、現金のほか電子マネーのnanacoも使えます。
ポイントは貯まりませんが、「セブンカード・プラス」からnanacoにチャージすれば、0.5%の還元を受けられます。
セブンカード・プラスからnanacoにチャージして、固定資産税を払えばいいってことね!
またApple Payのnanacoなら、お手持ちのクレジットカードからチャージできるのがメリット。
JCB・Mastercard・American Expressが使えるので、好きなカードのポイントを貯められます。
iPhone8と、それ以降に発売されたiPhoneなら、Apple Payのnanacoに対応しているワン!
セブンイレブンは日本全国にあるので、地域を選ばず支払えますよ。
固定資産税をクレジットカードで払うQ&A
クレジットカード納付について、まだわからないことがあるんだけど…
固定資産税をクレジットカードで支払う時に、よくある質問を紹介します。
①コンビニでクレジットカード払いできる?
クレジットカード払いは専用の納付サイトのみ対応しています。
そのためコンビニに払込用紙を持って行って、クレジットカードで支払うことはできません。
クレジットカードで支払いたい場合、納付サイトを利用しましょう。
自治体の納付サイトに、クレジットカードで固定資産税が払えるかどうか書いてあるよ!
こちらは自動車税のクレジットカード支払いでも同様です。
②楽天カードは使える?
固定資産税は、楽天カードでも支払えます。
楽天カードなら、1%ポイントが貯まるよね?
残念ながら楽天カードでは、固定資産税を払うと0.2%しか還元されません。
2021年6月から規約が変更され、税金を始め公共料金などの支払いでは、還元率が下がるのです。
税金の支払いで還元率が下がるカードもあるので気をつけてください。
0.2%なら、他のカードを使う方がいいワン!
ただ、固定資産税の支払い以外では楽天カードは年会費がかからず還元率も高いカードです。
\5,000ポイントプレゼント/
新規入会とカード利用で5,000ポイントプレゼント!
さらに年会費は永年無料です。
楽天カードのポイント還元については「楽天カードのポイント還元率は?新規入会で8,000ポイントもらう方法も解説」で解説しています。
③イオンカードは使える?
イオンカードも、固定資産税の支払いに使えます。
イオンカードの還元率は0.5%で、30,000円支払った場合150円分のWAON POINTが貯まります。
ただし還元率が低いため、手数料の方が割高になることも考慮しておきましょう。
もっと還元率の高いカードを使うほうがいいかも。
固定資産税の支払いではイオンカードは候補に挙がりませんでしたが、イオン系列でのお買い物でポイントが2倍になるなどのメリットもあります。
\新規入会・利用で最大5,000WAON POINT進呈/
新規入会+利用でWAON POINTがもらえます。
今だけWeb入会限定で最大5,000ポイント付与!カードの作成・年会費は無料です。
イオンカードが気になる方は「イオンカードは作るべき?おすすめカードやデメリット」をご覧ください。
固定資産税のクレジットカード払いまとめ
固定資産税のクレジットカード払いについてよくわかったよ!
固定資産税のクレジットカード払いのメリットや、おすすめカードについて紹介しました。
最後にこの記事の重要な点を3つにまとめます。
- 固定資産税をクレジットカードで払える地域は限られる
- リクルートカードなら固定資産税で1.2%還元
- 対応していない地域の人は、QRコード決済やnanacoがお得
固定資産税をクレジットカード払いできますが、対象外の地域もあります。
対応していない地域の人は、QRコード決済やnanacoでも、ポイントを貯めながら納付できますよ。
リクルートカードなら固定資産税や他の支払いでも1.2%還元されるので、この機会に加入してみてはいかがでしょうか。
年会費がかからないクレジットカードをまとめた「年会費無料のクレジットカードランキング」の記事もあわせてチェックしてみてください。