・国内のバイナリーオプション取引の特徴は?
・バイナリーオプション取引前に知るべきことは?
このような悩みを解決します。
この記事の結論
- 国内のバイナリーオプション事業者は限られる
- 国内バイナリーオプション事業者は月次取引実績を開示
- 国内のバイナリーオプション取引はリスクが抑えられている
国内のバイナリーオプション取引サービスを提供する事業者は限られています。
また国内バイナリーオプション取引は海外業者よりも、投資家保護の観点からリスクを抑えた取引ができるように整備されています。
こちらの記事では、国内バイナリーオプション事業者の特徴や、利用時に知るべき点などを解説しています。
国内バイナリーオプション取引について、独特の内容を知った上で取引にのぞみましょう。
バイナリーオプション取引について、上がるか・下がるかを当てるだけ、というイメージを抱いている人に特に読んで欲しいワン!
バイナリーオプション取引でおすすめの会社
- IG証券
公式サイト:https://www.ig.com/jp
他の業者にはないワンタッチオプション取引が可能
- GMOクリック証券(外為オプション)
公式サイト:https://www.click-sec.com/
FX業界大手が提供するバイナリーオプション取引サービス - GMO外貨(オプトレ!)
公式サイト:https://www.gaikaex.com/
GMOクリック証券で取扱いのないレンジオプション取引が可能
国内バイナリーオプション事業者の全体像
国内には、どんなバイナリーオプション事業者があるの?
国内でバイナリーオプションサービスを展開する事業者は限られています。
下記に、国内バイナリーオプション取引サービスを提供する事業者を取り上げました。
事業者及びサービス名 | 取引タイプ | 通貨ペア | 指定購入額 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | ラダー | 5通貨ペア (株価指数は2種類) | 40~990円 |
GMO外貨 | ラダー・レンジ | 8通貨ペア | 約40~990円 |
外為どっとコム | ラダー | 6通貨ペア | 約40~999円 |
楽天証券 | ラダー | 5通貨ペア | 約50~999円 |
IG証券 | ラダー・ワンタッチ | 7通貨ペア (別途、株価指数など多数) | 約800円~ |
国内のバイナリーオプションサービスは、通貨ペアの種類とラダー取引以外の取引の有無が主な違いです。
ただし、取引スタート時間が各社で異なるため、多数の業者を利用すれば取引の自由度が上がります。
国内のバイナリーオプション事業者はそんなに多くないから、全ての会社に口座開設してもよさそう。
【重要】各事業者の月次取引実績について
国内でバイナリーオプション取引をするなら、各社の月次取引実績には必ず目を通すべきだワン!
国内のバイナリーオプションサービス提供事業者は、月次取引実績の開示がルール化されています。
月次取引実績を見ることで、顧客の損益状況などの確認が可能です。
①ラダー 総取引金額に対する総支払い金額の割合 | ②ラダー 取引口座に対する損失口座の割合 | ③レンジ 総取引金額に対する総支払い金額の割合 | ④レンジ 取引口座に対する損失口座の割合 | |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 96.41% | 73.91% | – | – |
GMO外貨 | 93.05% | 79.03% | 87.62% | 72.73% |
外為どっとコム | 91.10% | 79.56% | – | – |
楽天証券 | 93.00% | 79.76% | – | – |
IG証券 | 91.5% | 72.4% | – | – |
上記①③は100%を超えていると、全体として投資家側の利益(100%を割れていると事業者の利益)です。
②④は損失発生の投資家の割合です。
月次取引実績の確認で、勝ちやすい事業者や勝ちやすい取引の傾向がある程度見えるといえるでしょう。
バイナリーオプション事業者の顧客の、半数以上が負けているみたいだね……
関連:【勝率アップ】バイナリーオプションで勝てない8つの理由と対策を徹底解説
国内バイナリーオプション業者6つを比較
国内では下記6社がバイナリーオプションサービスを提供しています。
それぞれ見ていきましょう。
① IG証券【ワンタッチオプション取引が可能】
海外系のIG証券では、FX取引サービスに加えてバイナリーオプション取引サービスも提供中です。
またラダーオプション取引に加えて、時間内に事前に設定したレートにタッチするかを当てるワンタッチオプション取引ができます。
また為替以外にも株価指数や原油や金などの商品もバイナリーオプション取引の対象です。
さらに独特の取引システムながら、チャートを見ながら取引できるという特徴も有しています。
筆者の一言
IG証券のバイナリーオプションは、ラダーオプション取引に加えてワンタッチオプション取引も可能です。
更に為替のみならず株価指数・商品なども取引できるため、積極的にバイナリーオプション取引を行いたい方におすすめの業者です。
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株価推移や商品価格など、2024年の投資戦略に役立てましょう!
IG証券の詳細は「IG証券の評判・口コミ【メリットや当サイト限定キャンペーンも徹底解説】」をご覧ください。
② GMOクリック証券 外為オプション【ラダーオプション取引可能】
FX業界大手のGMOクリック証券は、FX取引サービスに加えてバイナリーオプション取引サービスも提供中です。
業界大手かつバイナリーオプション取引の老舗企業であり、安心して取引ができます。
通常のラダーオプション取引のみのサービス提供ですが、大手としての安心感に加えシステムの使いやすさにも定評があります。
バイナリーオプション取引を始める際には、口座開設を欠かすことができない業者といえるでしょう。
筆者の一言
FX業界の老舗かつ大手企業のGMOクリック証券は、古くからバイナリーオプション取引も手掛けています。
取引業者の安心感重視でバイナリーオプション取引を行うなら、GMOクリック証券での取引がおすすめです。
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パソコンとスマホどちらでも超高性能ツールが使える!
信頼できる日本国内企業が運営し、サポート体制も充実しています。
GMOクリック証券の詳細は「FXネオ(GMOクリック証券)の評判・口コミは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
③GMO外貨(オプトレ!)【レンジオプション取引が可能】
ヤフーグループのYJFX!は2021年10月にGMOインターネットグループ入りしました。
現在は名称変更がなされ、GMO外貨としてFX及びバイナリーオプション(オプトレ!)の各サービスを提供中です。
GMOクリック証券でも、バイナリーオプションサービスを提供しています。
しかしGMO外貨では、GMOクリック証券で取扱いのないレンジオプション取引が可能です。
筆者の一言
GMO外貨はGMOインターネットグループの企業ですが、GMOクリック証券では取扱いのないレンジオプション取引が可能です。
GMOインターネットグループでレンジオプション取引に組むなら、GMO外貨の利用が不可欠となります。
\判定時刻60秒前まで取引OK/
オプトレ!なら、1口1,000円未満から気軽にバイナリーオプションを利用可能。
ラダー取引とレンジ取引の両方に対応しているので、戦略に合わせて使い分けられます。
GMO外貨の詳細は「【アプリが便利】GMO外貨(外貨ex)の評判・口コミは?デモ口座・最新キャンペーンも解説!」をご覧ください。
④楽天証券【ラダーオプション取引可能】
ネット証券大手の楽天証券はFXサービスに加えて、バイナリーオプション取引サービスも提供しています。
バイナリーオプション取引サービスは2020年9月からの開始であり、新規参入のサービスです。
ラダーオプション取引のみのサービス提供ながら、楽天証券上で株式、FX、バイナリーオプションと様々な取引ができます。
1つの業者で様々な取引を行いたい場合、楽天証券の利用がおすすめです。
筆者の一言
楽天証券なら、楽天ポイントでバイナリーオプション取引ができます。
最初の段階は手持ちの楽天ポイントを利用して、現金を利用せずにバイナリーオプション取引をスタートしてはいかがでしょうか。
⑤外為どっとコム【ラダーオプション取引可能】
老舗FX会社の外為どっとコムは、FXサービスに加えてバイナリーオプション取引サービスも提供中です。
外為どっとコムは動画やレポートなど、投資情報が非常に充実しています。
バイナリーオプション取引でもファンダメンタル情報を活用した取引が可能です。
情報重視の取引スタイルの方に、外為どっとコムはおすすめの業者となります。
筆者の一言
外為どっとコムの特徴は、なんといっても情報量の豊富さです。
ファンダメンタルを抑えた上でバイナリーオプション取引に臨めば、利益が積み上がる確率も高まります。
ファンダメンタルなどの情報重視の方に、外為どっとコムは特におすすめです。
外為どっとコムの詳細は「【必見】外為どっとコム(外貨ネクストネオ)の評判・口コミは?スプレッド・スワップポイント・最新キャンペーンを解説」をご覧ください。
⑥GMOクリック証券 株価指数BO【ラダーオプション取引可能】
GMOクリック証券のバイナリーオプション取引は、為替に加えて株価指数のバイナリーオプション取引も可能です。
対象となるのは日経平均と米ダウ平均の2種類。
時間帯や日によっては、株価指数は為替よりもトレンドがはっきり出ることがあります。
そのような時に、株価指数バイナリーオプション取引を行えば、利益を得やすいといえるでしょう。
為替のみならず、株価指数のバイナリーオプション取引を行いたい場合、GMOクリック証券の利用がおすすめです。
筆者の一言
GMOクリック証券は為替に加えて、株価指数を対象とするバイナリーオプション取引ができます。
日米の株価指数も取引対象となることで、取引機会を増やすことが可能です。
積極的にバイナリーオプション取引を行いたい場合は、株価指数の取引も検討しましょう。
\抜群の使いやすさが魅力/
GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!
バイナリーオプション取引とは
改めてバイナリーオプション取引の、基本的な部分を確認したいな!
バイナリーオプション取引とは、事前に決められた時間にレートが指定したレートを上回るか・下回るかを予想する取引です。
また、指定したレンジの範囲内にあるかを予想する取引(レンジオプション取引、通常の取引はラダーオプション取引)もあります。
予想が当たれば利益が得られ(ペイアウトの受け取り)、予想が外れるとペイアウトが0円となり損失が確定します。
なお、判定時間まで結果を待たずに途中で利益の確定(転売)も可能です。
レートの上下を当てるだけなら、通常のFXトレードよりも簡単に感じるよね。
関連:バイナリーオプションの攻略法とコツを詳しく解説【カギは知識とルール】
バイナリーオプション取引は投資家と事業者との取引
通常のFXトレードでは、FX会社の役割は原則的に投資家と通貨ペアを提供する銀行の仲介です。
つまり、為替レートの変動は、直接的にFX会社の損益に影響を与えません。
しかし、バイナリーオプション取引は投資家と事業者との取引となるため、一方が利益を得れば一方が損失となります。
そのため事業者にとってバイナリーオプション取引は、自社に有利な取引をさせる動機の存在が否定できません。
この事業者と投資家の関係も、通常のFX取引と大きく異なる点といえるでしょう
バイナリーオプション取引は、事業者もリスクを取ってサービスを提供しているんだよ。
国内バイナリーオプション取引の歴史
現在の国内バイナリーオプション取引は、判定時間2時間の取引がほとんどです。
以前は国内バイナリーオプションでも1時間未満の短期取引サービスがありました。
しかし、2013年にバイナリーオプション取引について大幅な規制強化が実施されています。
かつては国内でも、バイナリーオプション取引=短期取引、のイメージだったんだ……
その結果、短期取引が規制される反面、途中転売が設けられるなどしました。
転売とは?
購入したポジションを途中で売却すること
バイナリーオプション取引は、2013年に射幸心をあおる取引の規制に加えて・投資家保護のための規制強化が行われています。
2013年の規制強化により、国内のバイナリーオプション取引は健全になったといえるワン!
バイナリーオプションの具体的な特徴は、「【図解】バイナリーオプションのメリット3選」の記事にまとめたので、併せてご覧ください。
海外バイナリーオプション事業者のデメリット2点
海外バイナリーオプション業者ってどうなの?
バイナリーオプション取引サービスは、国内事業者のみならず海外事業者からも提供されています。
海外バイナリーオプションは、5分取引など短期取引が中心です。
しかし、短期取引になればなるほど、投機性は高くならざるを得ません。
投機性が高い短期取引中心の海外バイナリーオプション取引ですが、海外事業者の利用は下記デメリットがあります。
それぞれ解説します。
①投資資金の安全性(出金リスク)
海外FX会社と同様に、海外バイナリーオプション事業者についても、投資資金の安全性の問題があります。
国内事業者(国内FX会社がバイナリーオプションサービスを提供中)は金融庁の規制下にあり、出金リスクを考える必要はありません。
しかし、海外事業者は金融庁の規制は関係なく、ある日突然サービスが停止され投資資金が出金できないリスクがあります。
バイナリーオプション取引は、FX取引に比べてもギャンブル要素が高く、信頼性の低い海外事業者も少なくない点は要注意です。
FXもバイナリーオプションも、海外事業者の利用時は出金リスクを常に意識する必要があるワン!
関連:FX海外口座のメリット・デメリットを暴露【金融庁は注意喚起】
②税金
国内事業者でバイナリーオプション取引を行った場合、税制は国内FX取引と同様となるため、利益に対し約20%の課税です。
一方で、海外バイナリーオプションの場合の税金は、所得に応じた累進課税となります。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
海外事業者で取引した場合は、総合課税となるため最大で利益の45%が課税されます。
バイナリーオプション取引で大きな利益を上げようとするなら、海外より国内事業者の利用が有利といえるでしょう。
国内事業者は確定申告すれば損失の繰越ができるけど、海外事業者利用の場合は損失の繰越ができないワン!
国内バイナリーオプション取引についてよく出る質問3選
国内バイナリーオプション取引について、もう少し知りたいな。
国内バイナリーオプション取引について、よく出る質問として下記3点を取り上げました。
それぞれ見てみましょう。
①バイナリーオプションの人気は?
規制の強化もあって以前に比べると人気は下火であり、サービスから撤退する事業者もあります。
直近ではFXプライムbyGMOが事業再編に際し、バイナリーオプション取引サービスの停止を発表しました。
国内でのバイナリーオプション取引サービスの人気は「下火」と言わざるを得ません。
長く取引するためには、多数の事業者での口座開設がリスクヘッジとなります。
規制が入る前は、バイナリーオプション取引ブーム的な時期もあったんだワン!
②なぜ国内では短期取引ができないの?
短期取引は投機性が高いとして金融庁から規制が入りました。
かつては国内事業者でも、5分取引ができました。
金融商品の取引は時間軸が短くなるにつれて、利益を上げる難易度が上がります。
短期取引の規制は、投資家の資金を守るためのルールともいえるでしょう。
③バイナリーオプション取引で勝つコツは?
転売の活用、値動きの少ない深夜取引、レンジオプション特化などがアイデアとなります。
金融庁の規制導入前は、転売ができる事業者はほとんどありませんでした。
しかし規制の導入により、転売ができるようになりました。
満期到来に比べるとパフォーマンスは落ちますが、転売の活用で確実に勝ちを積み上げられます。
深夜に取引を行う・レンジオプション取引に特化するなども、勝つ可能性を上げる効果が期待できます。
ベテラン勢は複数の事業者で口座を開設して、取引のタイミングの時に最も条件のよい取引業者で取引することもしているワン!
【まとめ】国内バイナリーオプション取引では業者の特徴を把握しよう
国内のバイナリーオプション取引や、業者の特徴が分かったよ!
本記事では国内バイナリーオプション取引の特徴や、サービス提供事業者の特徴を解説しました。
最後に、本記事のポイントを3つまとめます。
- 国内のバイナリーオプション事業者は限られる
- 国内バイナリーオプション事業者は月次取引実績を開示
- 国内のバイナリーオプションはリスクが抑えられている
バイナリーオプション取引というと、海外事業者のサービス利用のイメージが少なからずあります。
しかし複数の国内FX会社も、バイナリーオプション取引サービスを提供中です。
2時間取引が中心で、途中転売もできる国内バイナリーオプション取引はリスクを抑えた取引ができます。
バイナリーオプション取引に取り組む際は、出金リスクの心配もない国内事業者の利用がおすすめです。
バイナリーオプション取引でおすすめの会社
- IG証券
公式サイト:https://www.ig.com/jp
他の業者にはないワンタッチオプション取引が可能
- GMOクリック証券(外為オプション)
公式サイト:https://www.click-sec.com/
FX業界大手が提供するバイナリーオプション取引サービス - GMO外貨(オプトレ!)
公式サイト:https://www.gaikaex.com/
GMOクリック証券で取扱いのないレンジオプション取引が可能
【消費者庁・金融庁提供】バイナリーオプション取引に関する注意喚起
海外の未登録バイナリー業者や、バイナリーオプション詐欺に関する官公庁の注意喚起をまとめました。
本記事で紹介している国内FX業者は金融庁からの登録を受けており、顧客の資産が保護される信託保全の仕組みもあるため、安心して利用できます。
- 金融庁提供
→バイナリーオプション取引にあたってご注意ください! - 国民生活センター提供
→もうかると言われたのにもうからないバイナリーオプション取引 - 消費者庁提供(バイナリーオプション取引ツールのマルチ商法事例)
→特定商取引法違反事業者【株式会社i tec japanほか2事業者】に対する行政処分について - 経済産業省提供
→海外無許可業者にご注意! - 農林水産省提供
→インターネット上で、バイナリーオプションの勧誘を行っている業者にご注意ください。