・オージー/キウイってどんな特徴があるの?
・オージー/キウイの2023年の見通しはどうなってるの?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- 2023年のオージー/キウイはNZ準備銀行の金利上昇に引っ張られ下落方向へ
- 小さなレンジを形成するため低リスクでトレードできる
- スワップポイントは期待できないため、中長期では予約決済を利用して利益を取りに行こう
オージー/キウイ(AUD/NZD)は、オーストラリアドルとニュージーランドドルの通貨ペアですが、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
過去には激しい値動きを経験しているため、過去の変動要因や今後の見通しが気になりますよね。
しかし現在は、レンジ相場を形成しやすく初心者でも比較的取引しやすい通貨ペアとして知られています。
本記事では過去の変動要因や今後の見通しだけでなく、オージー/キウイを取引するメリット・デメリットまで解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
オージー/キウイの取引のポイントや、注意点なども初心者向けにまとめているワン!
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オージー/キウイとは?
オージー/キウイって何?特徴を簡単に教えて!
オージー/キウイとはオーストラリアドル(AUD)とニュージーランドドル(NZD)のペア通貨のことでAUD/NZDと表されます。
オーストラリアとニュージーランドは、以下3つの点で共通しています。
- 第一次産業国
- 国の場所が近い
- 観光資源が多い
共通点が多いため、どちらの通貨も対円、対米ドルでは同じような値動きをすることが多いです。
オージー/キウイの通貨ぺアでは小さい幅でレンジを形成しています。
それぞれの特徴を解説していきます。
豪ドルと日本円の通貨ペアについて詳しく知りたい方は「豪ドル/円の見通しを解説!年内100円到達の可能性はある?」をご覧ください。
豪ドルの特徴
豪ドルは全体で見るとそこまで取引量の多い通貨とは言えませんが、世界のなかで6番目に取引量の多い通貨です。
特徴として以下のようなものがあります。
- 取引量が世界6位
- 原油や鉄鉱石の価格と似た値動きをする
- 格付けが良く信用リスクが低い
オーストラリアは、エネルギー・鉱物資源などを豊富に有する世界有数の資源国家のため、豪ドルは原油や鉄鉱石の価格と似た値動きをします。
2022年11月現在、格付け会社の3社によって最上級のAAAをつけているワン!
ニュージーランドドルの特徴
ニュージーランドドルは、1967年から発行されており、国鳥を由来とした「キウイドル」と呼ばれています。
世界全体の取引量調査においては、1%未満となっています。
特徴として以下のようなものがあります。
- 世界全体の取引量は1%未満
- 中国とオーストラリア経済の影響を受ける
ニュージーランドは輸出・輸入ともに多く、貿易依存度が高い国となっており、主な貿易相手国である中国とオーストラリア経済の影響を受けます。
全輸出の3割ほどを酪農製品が占めているため、農産物価格の影響を受けやすい通貨だワン!
トラリピにおすすめ?
オージーキウイは、トラリピという手法に向いています。
トラリピとは「トラップリピートイフダン」の略で、マネースクエアという会社が特許を取っている自動売買の手法です。
2020年9月から「トラリピ史上最強通貨ペア第1弾」としてオージー/キウイの取り扱いを始め、相性の良さや実績から1年間で注文量は30億通貨を突破しています。
さらに、公式サイトのアンケートによると、2021年に最も利益を上げた通貨ペアとなっています。
上下するレンジの中で複数の注文を繰り返す手法なので、ショック相場でも大幅な値動きのないオージー/キウイでよく利用されています。
レンジ相場が形成されやすいオージー/キウイとの相性は抜群だワン!
トラリピについて詳しく知りたい方は「トラリピの評判はヤバい?儲からないという口コミや特徴・キャンペーンについて解説!」をご覧ください。
オージー/キウイの現在のレート
じゃあ現在のオージー/キウイのレートはどうなっているのかな?
2023年1月下旬現在では日足の上昇トレンドから、1.0970付近で小さくレンジを続けています。
2022年10月には高値を目指し上昇していましたが、オーストラリアの政策金利の発表を受けて下落相場に入りました。
政策金利発表前は、2016年以来のレンジ上限を超えて7年ぶりの高値をつけたワン!
政策金利の発表では、予想2.85%に対して2.60%という予想を下回る結果になり、市場が「インフレが収まってそろそろ利上げの終わりも近い」と判断したことにより、上昇トレンドから1.15NZドルを突破できずに一気に下落しました。
現在はレンジ相場が続いているため、自動売買で利益を得やすい相場といえます。
自動売買について詳しく知りたい方は「FX自動売買(シストレ)ツール/アプリおすすめランキングを比較【初心者・中級者向け】」をご覧ください。
オージー/キウイの今後の見通し
オージー/キウイの現在のレートはわかったから、今後の見通しを教えて欲しいな!
2022年までの米ドル高が落着き、市場では2024年までに豪ドル相場が回復すると予想されていますが、理由は以下の通りです。
もともと値動きが安定している豪ドル・NZドルの安定性に目を向ける投資家が多いようです。
①オーストラリア・ニュージーランド経済の安定
オーストラリアとニュージーランドはともに一次産業国であり、どちらも安定した経済成長が進んでいる国です。
オーストラリアは、コロナショックにより観光業が低迷しましたが、コロナが落ち着きつつある中では観光業も元に戻り、経済成長を支えています。
また、オーストラリアは若年層の人口増加率が高く、最も多いのは購買意欲が高い30代です。
若い人は購買意欲が高い人が多く、個人消費の向上につながるため、経済が活発化していくでしょう。
②利上げ幅縮小
豪州準備銀行は2022年で計8回の利上げを行っており、3.10%まで金利が上昇しました。
2023年も引き続き利上げされると予想されていますが、豪州の利上げは終盤に差し掛かっているため、大幅なものではなく小さい利上げを繰り返すと考えられています。
市場ではあと2回の利上げで打ち止めという声もあるみたいだよ!
一方で、NZ準備銀行は2022年末に過去最大の0.75%の利上げを行い、最終金利は4.25%まで上昇しました。
会合ではさらなる追加利上げが必要との声もあり、2023年も引き続き利上げが継続される可能性があります。
ウクライナ・ロシアの情勢次第では急激に利上げを停止する可能性もあるので、注意が必要だワン!
③中国の動向に注目
2022年はアメリカや日本の選挙、中国の共産党大会など注目のイベントや要人の発言がありましたが、2023年は大きく世界に影響するような一大イベントは予定されていません。
両国のメインの輸出先である中国はゼロコロナ政策が緩和され、大勢の死者が出ています。
また、中国はロシアへの援助も積極的に行っているため、中国の動向からは目が離せません。
オーストラリアとニュージーランドは、中国を主要な輸出先としているため、中国の景気動向に影響を受けやすいワン!
オージー/キウイの過去の変動要因
オージー/キウイの過去の変動要因はどんなことがあったの?
オージー/キウイが影響を受けた、過去の年代ごとに変動要因を解説します。
【2009年】リーマンショック後のニュージーランドの景気後退
ニュージーランドドルは元々金利が高い通貨でしたが、2009年のリーマンショック以降一時8.5%まで上昇していた金利は、2.5%まで低下し徐々に景気の回復を図っていきました。
オーストラリアでは2011年まで利上げが続き、豪ドル買いの個人投資家が増加し、チャートは一時1.35NZドルあたりまで上昇しました。
利息が低い通貨を売り利息の高い通貨を買うため、利上げした国の通貨価値が上がるワン!
【2011年】ニュージーランド経済の復活
2011年にはニュージーランドでラグビーワールドカップが開催され、ニュージーランドの景気は回復に転じました。
オーストラリアよりも景気の回復が期待され、2015年までにはニュージーランドの金利は3.5%まで上昇。
オージー/キウイの上昇相場が終わりました。
さまざまなショック相場を乗り越えて、現在は小幅のレンジが続いているワン!
【2022年】10月オーストラリアの政策金利発表・ニュージーランドの四半期消費者物価発表
オージー/キウイは上昇を継続する中で、2022年10月オーストラリアの政策金利が発表されました。
予想2.85%に対して2.60%と低迷し、オーストラリアのインフレは収まり、利上げの終わりが近いと判断されたのです。
対して、ニュージーランドは四半期消費者物価を発表し、予想+1.6%に対して、結果は+2.2%と好調でした。
ニュージーランドのインフレは継続し、利上げはまだ終わらないと判断されオージー/キウイは一気に下落したんだね!
オージー/キウイを取引するメリット
色々ある通貨ペアの中でオージー/キウイを取引するメリットって何があるの?
オージー/キウイを取引するメリットは以下の2点です。
1つずつ詳しく解説します。
①一定の幅での上下を繰り返すため分かりやすい
オージー/キウイは2014年4月以降、1.02~1.15の間を上下しています。
コロナショックでもその安定性は健在で、2020年3月には一時的に1.00を割ったこともありましたがヒゲをつけて上昇に転じ、再び安定したレンジの形に戻りました。
2023年も大きな動きは予想されないことから、値動きはレンジ内で収まるのではないかと予想されています。
レンジ内で上下しているため、予想は難しくなく、FX初心者でも低リスクで取引できるのがメリットです。
一定の動きをするから自動売買にもむいている通貨ペアだワン!
②リスクオフ・リスクオンの状況でも大きく影響を受けない
オージー/キウイは、他の通貨ペアに比べてショック相場での影響が少ない特徴があります。
過去のショック相場における1カ月間の変動率は、以下のとおりです。
オージー/キウイはリスクオフでもリスクオンでも同じような動きをするため、大きな値動きが起きにくいとされています。
2021年1月〜2022年1月の期間、自動売買ツールのトラリピでは、数ある通貨ペアの中でオージー/キウイがもっとも利益をあげた通貨となっています。
ショック相場に強いから初心者も安心して取引できるワン!
オージー/キウイを取引するデメリット
メリットだけじゃなくデメリットも教えてほしいな!
オージー/キウイを取引するデメリットは以下の2点です。
1つずつ詳しく解説します。
①値動きが少ない
急激な値動きが少ない分低リスクで取引ができますが、短時間で大きく利益を取れません。
値動きの大きい通貨ペアで、デイトレードやスキャルピングをやりたい人には、不向きと言えます。
ただ、レンジの小さい幅の中で決済ポイントをつかみやすいため、ツールの操作に慣れれば初心者でも予約決済を利用して利益を積み重ねやすいでしょう。
値動きが激しくないから初心者でも安心だね!
スキャルピングについて詳しく知りたい方は「FXスキャルピングとは?実践的手法3選&スキャルOKなFX口座を紹介」をご覧ください。
②スワップポイントは期待できない
スワップポイントは、金利差の大きい通貨ペアを長期に保有することで利益を得る方法ですが、オーストラリアドルとニュージーランドドルは金利差が低いため、スワップポイント狙いの長期保有には不向きです。
以下の表で、主要通貨ペアのスワップポイントと比較しているので参考にしてください。
通貨ペア | スワップポイント |
---|---|
オージー/キウイ | 買:-16 売:15 |
米ドル/円 | 買:180 売:-180 |
ユーロ/円 | 買:110 売:-110 |
ポンド/円 | 買:170 売:-170 |
2023年はNZ準備銀行がさらなる利上げを検討していますが、インフレが終われば利上げも終わるので長期保有するメリットは無いと考えられます。
スワップポイントについて詳しく知りたい方は「スワップポイントとは?FX初心者が知りたいポイントを解説!【月10万円も目指せる】」をご覧ください。
オージー/キウイの取引におすすめなFX会社3選
オージー/キウイが取引できるFX会社の中でもおすすめを教えて欲しいな!
ここでは、オージー/キウイを取引するのにおすすめなFX会社を3つ紹介します。
それぞれ詳しく説明します。
①トライオートFX【高い勝率の自動売買】
トライオートFXは、インヴァスト証券株式会社が提供している自動売買ツールです。
面倒な設定をせず、簡単に自動売買が始められるにも関わらず、2021年1月〜12月における各月の勝敗は9勝2敗となっており、高い勝率を実現しています。
公式サイトによると、利用者の60%がFX初心者というデータがあることから、FX未経験者でも安心して利用できるでしょう。
オージー/キウイのようなレンジ相場が続く通貨ペアは、感情に左右されない自動売買が向いています。
トライオートFXの特徴
- 高い勝率を実現
- 60%のユーザーがFX初心者
- 自分で自動売買を作成できる
難しい設定や操作がないから利用者の60%がFX初心者なんだね!
最短当日から取引開始できるため、自動売買を簡単に始めてみたい方は無料口座開設をしてみましょう。
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さらに詳しくは「【評判】トライオートFXの実績・口コミは?キャンペーン・儲からないという噂も解説!」をご覧ください。
②みんなのFX【自動売買あり】
みんなのFXは、FXサービスの提供実績が豊富なトレイダーズ証券会社によって運営されている会社です。
「みんかぶFXランキング」では総合部門・スプレッド部門ともに第1位を獲得していることから、安心して利用できるFXが会社といえます。
みんなのFXでは「みんなのシストレ(システムトレードの略)」で実際にトレードしている優秀なトレーダーの取引をもとに、システムトレードを行えます。
一定の間隔で上下を繰り返すオージー/キウイは、FXの自動売買に向いている通貨の1つです。
トレードの参考になる情報を発信するYoutubeチャンネルなどもあり、初心者がはじめるには十分なサポート体制です。
みんなのFXの特徴
- 自動売買ができる(みんなのシストレ)
- スタッフがフルサポート
- 1,000通貨から取引できる
レンジ相場を繰り返しているオージー/ キウイなら自動売買もおすすめだね!
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さらに詳しくは「みんなのFXの評判・口コミは?【スワップポイントの高さが魅力】」をご覧ください。
③LIGHT FX【高スワップで稼げる】
LIGHT FXもみんなのFXと同じく、トレイダーズ証券の運営しているサービスです。
知名度はみんなのFXに劣るものの、LIGHT FXは「LIGHTペア」というサービスを導入しており、スワップでより優位性のある通貨ペアを取り扱っています。
LIGHT FXの特徴
- LIGHTペアに対応した主要通貨ペアなら、受け取れるスワップがさらに高水準
- FX取引の経験値や利用デバイスに応じて、最適な取引ツールが選べる
- コールセンター完備で、トラブルが起きても安心して問い合わせが可能
LIGHTペアを導入する主要通貨ペアも併せてスワップ投資を検討しているならLIGHT FXがおすすめだね!
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さらに詳しくは「【スプレッドが狭い】LIGHT FXの評判・口コミは?みんなのFXとの違いも解説」をご覧ください。
オージー/キウイに関するよくある質問
もう少し詳しく知りたいことがあるんだけど…
オージー/キウイについてよくある質問を3つまとめました。
①オージー/キウイの特徴は?
小さいレンジの中で値動きする通貨ペアです。
リスクオフ・リスクオンなどの政界情勢の影響を受けにくいことから初心者でも予想しやすい取引ができるでしょう。
②オージー/キウイの2023年の予想は?
現在の見通しでは、大きな値動きはないでしょう。
豪州準備銀行の利上げの幅とNZ準備銀行の利上げがどこまで進むかが最重要のポイントです。
どちらかといえばNZDに傾きやすいワン!
③オージー/キウイの取引に向いている人は?
オージー/キウイの取引に向いている人はこちらです。
- 値動きの少ない通貨ペアを好む人
- スワップポイント狙いではない人
- FX取引を始めたばかりの人
簡単にまとめると、FX初心者で低リスクで取引をしたい人に向いている通貨ペアだと言えます。
オージー/キウイの今後の見通しまとめ
本記事では、オージー/キウイの今後の見通しについてや過去の変動要因、メリット・デメリットを解説してきました。
最後に、本記事のポイントを3つにまとめます。
- 2023年のオージー/キウイはNZ準備銀行の金利上昇に引っ張られ下落方向へ
- 小さなレンジを形成するため低リスクでトレードできる
- スワップポイントは期待できないため、中長期では予約決済を利用して利益を取りに行こう
オージー/キウイの今後の見通しは、中国の情勢やロシア・ウクライナ戦争での原油価格の上下に左右されると予想できますが、まずは両国の金融政策の中で利上げの進み方を見極める必要があります。
値幅が少なく、初心者でもトレードしやすいと言われている通貨ペアなので、興味がある方は少額からはじめてみてはいかがでしょうか。
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