Arbitrum(アービトラム)はイーサリアムが抱える課題の解決を目指す仮想通貨プロジェクトです。
2023年に3月に実施されたARBトークンのエアドロップが大きな話題を呼び、Arbitrumの取引量も増加しました。
今回は、Arbitrumの将来性や投資リスク、使い方や買い方を分かりやすく解説します。
\ 気になる方はこちら /
Arbitrum(アービトラム/仮想通貨ARB)とは?
通貨名 | Arbitrum(アービトラム) |
---|---|
シンボル | ARB |
主な取引所 | 海外取引所・Uniswapなどの分散型取引所 |
現在の価格 | 約174円 |
発行枚数 | 総供給量:100億枚 発行上限:ー |
時価総額 | 約2200億円 |
ツイッター | https://twitter.com/arbitrum Twitterフォロワー数:82万人以上 |
公式HP | https://arbitrum.io/ |
Arbitrum(アービトラム)とは、イーサリアムブロックチェーンの課題解決を目指すスケーリングソリューションです。
イーサリアムのレイヤー2として開発が進んでいます。
用語解説
- ブロックチェーン
→偽造や改ざんが極めて難しい分散型のデータベース - イーサリアム
→ブロックチェーン開発における主流のプラットフォーム - スケーリングソリューション
→スケーラビリティ問題(処理の遅延やガス代の高騰など)を解決する - レイヤー2(セカンドレイヤー)
→メインのブロックチェーン(レイヤー1)の負荷を減らす技術。ブロックチェーン以外のオフチェーンで取引を実行する
ArbitrumのプラットフォームではARBトークンが流通しているよ。
Arbitrumの主な特徴として、以下の3つが挙げられるワン!
イーサリアムのレイヤー2
Arbitrumはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために設計されたレイヤー2のブロックチェーンです。
イーサリアムにトランザクション(取引)が集中すると、ガス代(取引手数料)の高騰や処理の遅延などの問題が発生します。
Arbitrumはイーサリアムチェーンで行われるトランザクションの一部をオフチェーンで処理することで、イーサリアムに集中する負担を減らしています。
ArbitrumはEVMとの互換性があり、イーサリアム基盤のDAppsをArbitrumに簡単に移植できるんだ。
※EVM(イーサリアムバーチャルマシン)…コンピュータに命令を出すための翻訳機として機能する
Arbitrumはイーサリアムのセキュリティを活用しつつ、ネットワークの混雑解消を図っているんだね。
イーサリアムについては「イーサリアム(ETH)の今後の価格予想!何倍まで上がる?アップデートを控えた将来性の高い仮想通貨を解説」の記事をチェックするワン!
ロールアップ技術を利用
ロールアップとは、トランザクション(取引)をまとめて巻き上げることで、ブロックチェーンの効率を向上させる技術のことです。
Arbitrumには「Optimisticロールアップ」が使用されています。※Optimistic(オプティミスティック/楽観的)
Optimisticロールアップ
- トランザクションをまとめ、楽観的な仮定(不正がない前提)で処理を行う
- その後、不正なトランザクションがあれば誰でも異議を唱えられる
- メインチェーンに直接書き込む必要がなくなり、処理能力が大幅に向上する
メインチェーンに負荷がかかるトランザクションが減って、ガス代を大幅に削減できるんだ。
エアドロップで知名度を拡大
ArbitrumはガバナンストークンのARBがエアドロップされており、Arbitrumネットワークの取引量拡大に成功しました。
2023年3月にはArbitrumのネットワーク参加者に、4月にはArbitrumエコシステム内のDAOにARBトークンがエアドロップされています。
また、ARBはエアドロップ直後にBinanceやCoinbaseなどの大手海外取引所に上場しており、注目度の高さがうかがえます。
エアドロップについては「【初心者向け】仮想通貨のエアドロップとは?受け取り方や税金・デメリットを解説」を確認するワン!
\2年連続オリコン顧客満足度No.1/
各種手数料が無料!20銘柄以上の板取引に対応&ステーキングや外国為替FXなどサービスも豊富。
24時間いつでも最短10分で口座開設・取引開始できます。
※2024年 オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所 初心者 ランキング 第1位
Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方
Arbitrumチェーンを使ってみたい!
使い方や始め方が知りたいな。
ArbitrumチェーンのDeFiについて解説するワン!
Arbitrum対応のDeFiプラットフォーム
Arbitrumチェーンで利用できるDeFiのうち、取引量の多いDeFiとしてGMXやUniswapが挙げられます。
GMXはArbitrum・Avalanche対応の分散型デリバティブ取引所で、Uniswapはイーサリアムの人気DEXです。
Arbitrumで人気のDeFi
- GMX
- Uniswap
- Radiant
- AAVE
- Balancer
ArbitrumのネイティブDEXではCamelotの取引量が多いんだ。
この他、NFTマーケットプレイスのOpenSeaもArbitrumに対応しているワン!
メタマスクにArbitrumネットワークを追加
メタマスクにArbitrumネットワークを追加するには、接続先のDeFiでArbitrumへの切り替えを行えばOKです。
メタマスクにネットワークの承認画面が表示されるので、内容を確認して承認を行いましょう。
その他、「ChainList」というサイトでArbitrumネットワークを検索し、Arbitrumを追加する方法もあります。
Arbitrumネットワークを追加したら、ネットワークを切り替えればArbitrumのDeFiが使えるワン!
ArbitrumチェーンのDeFiの使い方
Arbitrumはイーサリアム基盤の人気DeFiが多く対応しているため、DeFiを使った経験があれば問題なく利用できます。
Uniswapでは右上に表示されたネットワークを切り替えれば、Arbitrumのネットワークで取引可能です。
なお、Arbitrum利用時には、イーサリアムネットワークのトークン(ETHなど)をArbitrumネットワークにブリッジする必要があります。
Arbitrum Bridgeなどのブリッジサービスを使い、Arbitrumチェーンへのブリッジを行いましょう。
イーサリアムからArbitrumへのブリッジは、ガス代が比較的高くなっているよ。
\今すぐ口座開設可能/
100円から手軽に始められる!
口座開設申込から最短10分でビットコイン購入可能
Arbitrum(仮想通貨ARB/アービトラム)の価格チャート
仮想通貨ARBは2023年3月下旬に多くの海外取引所に上場されました。
上場初日、ARBの大量保有者が1700万ドル相当のARBをバイナンスに送金しており、下落を警戒する声が上がる中で155円台前後を推移しました。
4月12日にはイーサリアムの上海アップデートが実装された影響を受けて、ARBの価格が上昇しました。
4月18日には237円台まで価格を上げています。
6月中旬には、仮想通貨市場が全体的に下落しているよ。
米証券取引委員会(SEC)が、複数の仮想通貨を有価証券と指摘したことに起因するんだ。
今後のARBの価格にも注目だね!
送金手数料無料!GMOコインの詳細を見る
→こちらから
Arbitrum(アービトラム)の今後と価格予想
Arbitrumには今後の将来性はあるのかな?
価格予想と合わせて、Arbitrumの将来性をチェックしてみるワン!
ガス代の安さで人気を集めている
Arbitrumはイーサリアムに比べ、取引に必要なガス代(手数料)が非常に安く済むメリットがあります。
1秒間に40,000件のトランザクション(取引)を処理し、ガス代はイーサリアムの50分の1まで削減されると言われています。
イーサリアムの人気DeFiであるUniswapやAaveはガス代の高さが問題視されていましたが、ガス代の安いArbitrum上でも同様の機能を利用できるようになりました。
利用者のニーズに応えるネットワークとして、今後もArbitrumが拡大する可能性があります。
ガス代の詳細は「NFTのガス代とは?ガス代無料のマーケットプレイスや相場の確認・計算方法を解説!」を確認するワン!
ARB関連の給付金が話題に
2023年3月にARBのエアドロップが行われた後、ARB保有者にさらなるエアドロップが実施されて話題になりました。
特にArbDoge(AIDOGE)という犬系コインは、エアドロップ直後の価格から100倍の高騰を見せており、「給付金」として注目を集めました。
その他にもArbitrum関連のエアドロップが次々に行われ、Arbitrumの知名度拡大につながっています。
なお、エアドロップは危険なものもあるから、タダでもらえるからといって警戒を怠ってはいけないよ。
DeFiで多く利用されている
ArbitrumネットワークはDeFiで多く活用されており、TVL(預入れ資産)の額では4位につけています。※2023年7月時点
Arbitrum基盤の分散型取引所「GMX」が取引量を拡大しており、2022年末にはTVLでPolygonチェーンを抜いています。
DeFiの詳細は「DeFiとは?仮想通貨との関係・始め方やメリット・デメリットを分かりやすく解説」を参考にするワン!
レイヤー2の中でも取引量が多い
Arbitrumはレイヤー2ブロックチェーンの中でも取引量が多く、マーケットシェア率1位の座についています。(シェア率は2023年7月時点で60%前後)
今後の成長が見込まれているレイヤー2分野の中でも存在感が非常に大きく、Arbitrumに将来性を期待する投資家も多くいます。
Arbitrumは2021年のローンチ頃から、魔界と呼ばれるハイリスクDeFiと、利用実績のある古参DeFiが入り混じりながら成長してきたよ。
仮想通貨ARBの将来価格を予想
2025年 | 2029年 | |
---|---|---|
Digital Coin Price | 4.44ドル | 9.04ドル |
Price Prediction | 2.93ドル | 12.91ドル |
海外の仮想通貨AI価格予想サイトによる、ARBの価格予想は上記の通りです。
今後の価格上昇を見込んだ、ポジティブな予想が出ています。
2023年のローンチ直後に1.2ドル台だったARBが、6年後には7~10倍に高騰する予想が出ているんだね!
ARBの今後の価格は、プロジェクトの成功だけでなく市場全体の動向に左右されるんだ。
AI価格予想はあくまでも参考程度にして、冷静に投資判断を行おう。
Arbitrum(アービトラム)の投資リスク・注意点
Arbitrumの注意点も知っておきたいな。
Arbitrumの投資リスク・注意点を紹介するワン!
ハッキング被害が起きている
ArbitrumベースのDeFiはハッキング被害が相次いでいるため、利用の際はリスク管理の徹底が必要です。
Arbitrumへの取引量が増加している分、ハッカーに狙われる危険性も上がっています。
DeFiを利用する際は、失っても問題のない余剰資金の範囲で取引を行ってください。
過去に起きたハッキング事件
- Rodeo Finance
→150万ドル相当のETHが流出 - Jimbos Protocol
→750万ドル相当のETHが流出 - Lodestar Finance
→650万ドル相当が不正流出 - DEUS
→ステーブルコインDEIが攻撃を受け500万ドル相当が流出 - Treasure DAO(NFT取引プラットフォーム)
→100以上のNFTが流出
この他、2023年3月にはArbitrum公式Discordチャンネルがハッキングされ、フィッシングリンクがアップロードされる事件も起きているよ。
仮想通貨のハッキングについては「【一覧】仮想通貨のハッキング事件まとめ!手口や対策方法・おすすめの取引所を紹介」を参考にするワン!
競合プロジェクトの存在
Arbitrumの競合プロジェクトとしてOptimismが挙げられます。
ArbitrumとOptimismはどちらもOptimisticロールアップという技術を採用する、イーサリアムのレイヤー2ソリューションです。
Arbitrumのアクティブアドレス数はARBローンチの2023年3月に急増したものの、それ以降は減少傾向をつけており、Optimismは若干の上昇傾向を見せました。
レイヤー2のどちらがシェアを拡大するのか、注視している投資家も多くいます。
ArbitrumとOptimismが共存する可能性もあるし、他のプロジェクトが急成長する可能性もあるから、今後のレイヤー2競争を見守ろう。
ちなみに、両者はFraud Proof(不正証明)の方法に違いがあるワン。
Arbitrumは複数ラウンドの不正証明、Optimismは単一ラウンドの不正証明を使用していて、どちらも用途によって一長一短があるワン!
ArbitrumのDAOが炎上
ArbitrumのDAOにおいて、初めて実施されたガバナンス投票を巡る一連の流れに批判が集まりました。
※DAO…分散型自律組織
アービトラムDAOに割り当てられたARBトークンの使い道は、DAOでのガバナンス投票で決まるとされています。
アービトラム財団は「アービトラムDAOのARBトークンのうち、7.5億ARBをアービトラム財団に送って経営管理費用に利用する」という提案を行いましたが、ガバナンス投票で過半数以上が反対票を投じました。
しかし、アービトラム財団はすでに7.5億ARBを自分たちのウォレットに送っており、5000万ARBを使用していたことが判明しました。
反対多数だった提案内容を実行していたアービトラム財団に批判が集まっています。
DAOやガバナンス投票が形だけのものになってしまうのは、ARBを保有している人からするとちょっと不安だね…。
DAOについて知りたい人は「【web3で注目】DAO(分散型自律組織)とは?仮想通貨投資家が知っておきたい基礎知識」を参考にするワン!
レイヤー2は様々な技術が登場している
ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2の技術は、Arbitrumが用いる「Optimisticロールアップ」以外にも様々な開発が進んでいます。
イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏はZKロールアップという技術について、「メインネットへの資金移動が速い」などの利点から、最終的にはOptimisticロールアップを上回ると見解を示しました。
参考:Coinculture
レイヤー2技術の一例
- Optimisticロールアップ
→「全てのトランザクションは正しい」という楽観的(Optimistic)な前提のもと、間違っていた場合だけ訂正する方法
例:Arbitrum・Optimistic - ZKロールアップ
→「ゼロ知識証明」という技術によって、トランザクションの正確さを証明しつつ、詳細を公開せずにプライバシーを保つ
例:zkSync - プラズマ
→メインのブロックチェーンから子ブロックチェーンを作り、子ブロックチェーン上でトランザクションを行う
例:OMG Network - ステートチャネル
→ブロックチェーンの外部でトランザクションを行い、最終的な状態だけをブロックチェーンに記録する
例:ビットコインのLightning Network
ちなみに、プラズマを採用していたOMGは、BOBAに移行した際にOptimisticロールアップを採用したよ。
元々再度チェーン技術を使っていたPolygonは、現在はZKロールアップなど様々な技術を組み合わせているワン!
各プロジェクトが開発競争を行っているから、現在トップシェアのArbitrumも安泰ではないんだね。
値動きの大きさに伴う損失リスク
ARBはビットコインなどの主要銘柄に比べ、ボラティリティ(価格の値動き)が大きい仮想通貨です。
高騰する可能性がある一方で下落幅も大きく、投資タイミングによっては大損につながる恐れがあります。
時価総額の小さい銘柄への集中投資はリスクが高いため、投資予算のすべてをARBに回すのは控えるのが望ましいです。
仮想通貨投資に慣れていない方には、ビットコインやイーサリアムなど時価総額の大きい銘柄に分散投資をした上で、ARB投資の検討をおすすめします。
2023年4月の高値でARBを10万円分買っていた場合、2か月後には6万円以下になっている計算なんだね。
購入タイミングには気を付けた方が良さそうだよ。
仮想通貨は短期間での爆上げが注目されやすく、上昇中にインフルエンサーの発信が増えやすいよね。
その一方で暴落が起きているのも忘れてはいけないよ。
分散投資について知りたい人は「【仮想通貨】ポートフォリオの作り方とは?おすすめの管理アプリ5選や取引所も紹介」をチェックするワン!
仮想通貨と外国為替の両方を取引できる!GMOコインの詳細を見る
→こちらから
Arbitrum(仮想通貨ARB)の買い方・購入方法
Arbitrumはどこで買えるんだろう?
Arbitrumを購入する際は、国内取引所で仮想通貨を調達する必要があるワン。
買い方の流れは以下の通りだワン!
国内取引所で送金用の仮想通貨を購入
仮想通貨ARBは海外取引所で購入できます。
海外取引所は日本円の入金に対応していないので、国内取引所で用意した仮想通貨を送って入金しましょう。
取引所に登録して口座が開設されたら、日本円を入金して送金用の仮想通貨を購入してください。
送金用の仮想通貨は取引しやすいビットコインか、送金手数料が安いXRPがおすすめです。
仮想通貨の送金におすすめの国内取引所
仮想通貨の始め方を詳しく知りたい人は「仮想通貨(ビットコイン)の始め方・やり方まとめ!稼ぐ方法を初心者向けにわかりやすく解説」を見ると良いワン!
海外取引所に仮想通貨を送金
次に、用意した仮想通貨を海外取引所に送金します。
海外取引所の口座を開設し、仮想通貨の入金アドレスを取得しましょう。
海外取引所への送金方法
- 海外取引所の口座を開設する(無料)
- 海外取引所のマイページに進み、送金する仮想通貨の入金アドレスをコピーする
- 国内取引所のマイページから出金したい仮想通貨を選び、海外取引所の入金アドレスを追加する
- 数量などを入力して送金する
ウォレットアドレスなどの登録内容にミスがないか、よく確認してから送金しよう。
XRPを送る際は宛先タグの入力も必要だよ。
着金した仮想通貨を使ってARBを購入
仮想通貨が海外取引所に着金したらARBを購入します。
届いた仮想通貨をUSDTなどのステーブルコインに換え、ARBを取引してください。
1つずつ手順を踏めば、海外取引所を使ってARBを買えるんだね!
海外取引所の使い方の詳細は「【規制あり?】海外の仮想通貨取引所の使い方!税金や違法性・おすすめの取引所を解説」をチェックするワン!
分散型取引所を使う場合はUniswapで買える
海外取引所を使わずにARBを購入する場合は、分散型取引所のUniswapの利用がおすすめです。
国内取引所でETHを用意してメタマスクのアドレスに送り、Uniswapに接続すればETHとARBをスワップ(交換)できます。
分散型取引所を使う場合はセキュリティ対策をより徹底し、資産の流出防止に努めてください。
イーサリアムネットワークで買ったARBをArbitrum基盤のプラットフォームで使うには、ARBをブリッジする必要があるよ。
Uniswapの使い方の詳細は「【図解】Uniswap(ユニスワップ)の使い方!注意点やスマホアプリ情報を解説」を見ると良いワン!
【2023年7月最新】トラベルルールに伴う注意喚起
2023年6月のトラベルルール施行に伴い、国内取引所から海外取引所への送金に制限がかかることになりました。
トラベルルールの注意点
- 「特定の海外取引所への送金不可」「XRPなど特定銘柄の送金不可」など、各取引所によってトラベルルールへの対応が異なる
- 非対応の海外取引所から国内取引所に送金した場合、反映も返送もされないケースが起こる可能性がある
- どの海外取引所が送金非対応かは明示されておらず、送付先の海外取引所に問い合わせる必要がある
- 送金できない海外取引所は随時追加される可能性があり、常に最新の公式情報を確認する必要がある
主な国内取引所のトラベルルール対応
仮想通貨取引に関する新たな法整備によって、日本のユーザーが海外取引所を利用するのは一段と難しくなったんだ。
セルフGOX(仮想通貨の紛失)を防ぐためにも、今後海外取引所を利用する際は以下のポイントをおさえておくワン!
海外取引所を利用する際のポイント
- 国内→海外、海外→国内の取引所に送金する際は、少額の送金テストを行った上で仮想通貨を送金するのが望ましい
- 送金非対応の取引所は随時追加される可能性があるため、毎回送金テストを行うのが望ましい
- 現段階ではMetaMaskなどの仮想通貨ウォレットを経由すれば送金が可能
- 仮想通貨ウォレットを挟む場合は送金手数料が増える点に注意。また、ウォレットを安全に管理する知識が求められる
各取引所のトラベルルール対応
2023年6月時点、トラベルルール対応の通知システム「TRUST」「SYGNA」や、「通知対象国かどうか」などの違いによって、送金不可になっている取引所が発生しています。
送金を行う際は、必ず利用中の取引所の最新情報を確認しましょう。
「送金が反映されなかった場合も返金に応じられない」という姿勢を打ち出している取引所もあるため、少額の送金テスト後に出庫するのをおすすめします。
トラベルルールの詳細は「トラベルルールとは?仮想通貨取引所の対応まとめ・影響や回避方法をわかりやすく解説」をチェックするワン!
今から仮想通貨を始めるなら国内取引所の利用がおすすめ
最近では国内取引所での取扱い銘柄も増えており、時価総額ランキング上位のアルトコインの多くは国内取引所で買えるようになりました。
一方、海外取引所の利用は送金ミスによって資金を失うリスクや、倒産時に資産が返還されないリスクが伴います。
また、DeFiや仮想通貨ウォレットの利用にはセキュリティ対策の徹底が不可欠であり、以前に比べるとリスクに見合うリターンを得られにくくなっているのが現状です。
今から仮想通貨投資やDAppsの利用を始める方には、国内取引所を使ったトレードをおすすめします。
以下の表は、仮想通貨取引所11社の銘柄をまとめた一覧表だよ。
希望の銘柄が販売所・取引所のどちらで扱われているかを確かめておこう。
取引所名 | 銘柄数 | 販売所 | 取引所 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC | DOT | XLM | BAT | ADA | POL | LINK | ETC | ENJ | MONA | OMG | QTUM | XEM | XYM | IOST | XTZ | DOGE | SHIB | MKR | LSK | BNB | SOL | AVAX | TRX | JASMY | ONT | DAI | ATOM | WBTC | ARB | OP | COT | ASTR | SAND | MANA | BOBA | CHZ | KLAY | BSV | PLT | DEP | MV | ROND | MBX | ZPG | AXS | FLR | APE | GALA | OAS | IMX | NEAR | GRT | RNDR | FIL | EOS | HBAR | XDC | ALGO | TON | GXE | TSUGT | FCR | FNCT | NIDT | FTT | HT | FNSA | FSCC | CICC | NCXC | ZAIF | CMSX | CMSE | XCP | BRIL |
bitbank | 38 | 38 | 38 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BitTrade | 42 | 40 | 22 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ○ | ◎ | △ | ◎ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
GMOコイン | 26 | 21 | 24 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | △ | ○ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
DMM Bitcoin | 38 | 38 | - | △ | △ | △ | △ | △ | ※1 | △ | △ | ※1 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ※1 | ※1 | ※1 | ※1 | ※1 | ※1 | △ | △ | ※1 | △ | △ | ※1 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
bitFlyer | 36 | 36 | 6 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | △ | △ | △ | △ | ◎ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Coincheck | 30 | 28 | 9 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | △ | ◎ | ○ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zaif | 22 | 13 | 22 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BIT Point | 25 | 25 | 11 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | △ | ◎ | △ | △ | △ | △ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
SBIVCトレード | 24 | 24 | 7 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ | △ | ◎ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コイントレード | 14 | 14 | - | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
LINE BITMAX | 7 | 7 | 1 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | ◎ |
◎販売所・取引所/○取引所のみ/△販売所のみ/※1レバレッジ取引のみ/※2パーペチュアル取引のみ
国内で買えるアルトコインの詳細は「アルトコインおすすめ一覧!億り人を狙える仮想通貨の見つけ方・買い方をわかりやすく解説」の記事をチェックするワン!
Arbitrum(アービトラム)に関するQ&A
仮想通貨ARBについて、よくある質問集をチェックしておきたいな。
Q&Aを確認して、Arbitrumへの疑問を解消するワン!
Arbitrum OneとNovaの違いは?
Arbitrum OneとNovaはどちらもArbitrumのレイヤー2ブロックチェーンで、Arbitrum OneはDeFiやNFT、Arbitrum Novaはゲームやソーシャルアプリでの利用に適しています。
Arbitrum OneとNovaの違い
- Arbitrum One
→Optimismロールアップを使用。すべてのトランザクションをイーサリアムに送る
用途:DeFi・NFTなど - Arbitrum Nova
→Arbitrum AnyTrustの技術を使用。トランザクションデータをチェーン上に送らず、Data Availability Committeeに送る。
用途:ゲーム・ソーシャルアプリなど
Arbitrum Oneは2021年5月、Novaは2022年7月にローンチされたんだ。
Arbitrumのブリッジの使い方は?
保有中の仮想通貨をイーサリアムチェーンからArbitrumにブリッジするには、Arbitrumの公式ブリッジ「Arbitrum Bridge」などを使用します。
Arbitrumのブリッジのやり方
- 仮想通貨ウォレットをArbitrum Bridgeに接続
- ブリッジしたいトークンと量を指定
- 「Move funds to Arbitrum One」をクリックしてトランザクションを確認
※ガス代が発生
※イーサリアム→Arbitrumの移動は約10分/Arbitrum→イーサリアムの移動は約7日間かかる
ブリッジプロトコルはハッカーに狙われやすいリスクがあるから、利用の際は注意が必要だよ。
Arbitrumはステーキングできる?
海外取引所の中には、Arbitrumのステーキングに対応している取引所が存在します。
例として、Bybitは年利2%のARBステーキングを提供しています。
ただし、海外取引所は日本居住者の利用を制限するケースがあるため、長期の預け入れとなるステーキングを行う際は注意が必要です。
ステーキングについては「ステーキングとは?仮想通貨で利回りを得られる仕組みやデメリット・やり方をわかりやすく解説」を見ると良いワン!
Arbitrumの最新ニュースを確認する方法は?
Arbitrumに関する最新ニュースは、以下のサイトからチェックできます。
Arbitrumの情報を確認できるサイト
ホワイトペーパーは「Offchain Labs · GitHub」で確認できるよ。
Arbitrumの現在価格は日本円でいくら?
仮想通貨ARBの価格情報
- ARBの現在価格
→上記リアルタイムデータを参照 - ARBの最高値
→約237円(2023年4月) - ARBの最安値
→約129円(2023年6月)
※コインマーケットキャップ参考(データは2023年7月時点)
ARBが安い時期に買っておくのも有りかもしれないね!
【まとめ】仮想通貨Arbitrum(アービトラム)の買い方・使い方
Arbitrumについて、よく理解できたよ!
今回はArbitrumの将来性や使い方・買い方を紹介しました。
最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
- Arbitrumはイーサリアムのスケーラビリティ問題解決を目指す、レイヤー2のブロックチェーン
- Optimisticロールアップを採用しており、イーサリアムのレイヤー2の中でも広く活用されている
- 仮想通貨ARBは海外取引所や分散型取引所で購入できる
ARB購入に必要な仮想通貨を準備するには、送金手数料無料のGMOコインがおすすめです。
様々なアルトコインの価格推移をチェックしつつ、トレードによる利益獲得を目指しましょう!
取引所への無料登録は5分ほどで終わるから、本人確認までサクッと済ませておくワン!
早ければ即日~翌日に取引を始められるワン!
あわせて読みたい
【消費者庁・金融庁提供】暗号資産投資に関する注意喚起
- 消費者庁提供
→暗号資産にご注意ください 注意喚起 詐欺 詳細版 (caa.go.jp) - 金融庁提供
→無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について - 警察庁提供
→暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! - 国税庁
→仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- - デジタル庁
→Web3.0 研究会報告書~Web3.0 の健全な発展に向けて~ - 経済産業省
→ブロックチェーンのイノベーションに対する価値とグローバルな視点で推進のための注力すべきこと - 日本銀行
→暗号資産(仮想通貨)とは何ですか?
- 国民生活センター
→暗号資産に関する消費者トラブル - 政府広報オンライン
→暗号資産の「必ずもうかる」に要注意!マッチングアプリやSNSをきっかけとしたトラブルが増加中 - 日本暗号資産取引業協会(JVCEA)
→暗号資産に関するトラブルにご注意ください!