この記事の結論
- MRは「Mixed Relity」の略で、複合現実という意味!
- MRを使うことで、現実空間であるかのようにバーチャル操作ができる!
- 投資家は身近なところから最先端技術を探して、時代の変化を捉えよう!
皆さんはGAFAという言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
これはある4つの企業の頭文字をとったもので、恐らくほとんどの人が聞いたことがある有名な企業です。
ずばりGが「Google」、Aが「Apple」、Fが「Facebook」、そして最後のAが「Amazon」です。
どれもメガベンチャーなのですが、共通していることがあります。
それは『インターネットを活用したサービスを展開している事』『膨大な顧客の個人情報を活用している』という2点です。
例えば、Googleはインターネット利用者の閲覧履歴に合わせて広告を展開したり、Amazonは顧客の注文履歴から次に買いそうな製品をおすすめする。などのようなことです。
ここで、あるランキングを見ていただきたいと思います。
上の表は日本の2019年の働きたい企業ランキングです。
GAFAのうち3社が10位以内に入っていることが分かります。
GAFA企業が日本国内でも支持を受けていることが、はっきり認識できるのではないでしょうか。
確かに友達の間でもGAFAは人気だなぁ・・・・
そんなGAFAは近年、「MR」という新しい技術に目をつけています。
実際にAppleはすでにMR事業に着手し、ヘッドセットの開発を進めています。
そこで今回は、そんな大注目技術である「MR」とは何か、そして投資家はどのような点に注目すべきか解説していきます!
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コロナ禍でより注目されるMR
世界では目下、新型コロナウイルスのニュースが多く報道されていますね。
そんな中AppleとGoogleはコロナウイルスの濃厚接触の可能性を検知・通知する技術を共同開発すると先日発表しました。
そして、日本でも緊急事態宣言が発令されました。
それに応じて「テレワーク」という新しい働き方への取り組みも重要視されるようになり、Microsoft社の「Hololens」という製品に注目が集まりました。
Hololensという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。
下の動画はHololensというものがどういったものか分かる動画です。ご覧ください。
見ていただいて分かるように、「離れている場所でも互いに同じ画面を共有して作業できる技術」はまさにテレワークにもってこいの技術ではないでしょうか?
Microsoft社によるとHololensは 『Mixed Reality (複合現実)』を可能にする製品とされています。
MR(Mixed Reality)とは?
VRやARは聞きなじみがあるかもしれませんが、MRは近年新しく出た言葉です。
VRは「Virtual Reality」の略で仮想現実という意味を指し、ARは「Augmented Reality」の略で拡張現実を指します。
両者ともゲームや娯楽では活用されていましたが、ビジネスではあまり活用されませんでした。
ARは現実世界に視覚的な情報を追加するものであり、VRは仮想空間に自らが入り込むもので、それぞれ異なるんだワン!
しかし、MRはあたかも現実空間であるかのように操作したり、行動したりできます。
例えば、先ほどのHololensのように離れた場所でも会話しながら、同じ画面を共有して細かな作業ができます。
そのためビジネスにおいても効果的であり、特に今回のようなテレワークの状況下では絶大な効果を誇るのです。
Google社も「Google lens」という新しいサービスを展開していますが、これはカメラから読み取れる情報を提供するというARのようなサービスです。
日本でも進みつつあるMR
今まで取り上げたのはすべて海外の企業でしたが、日本も負けてはいません。
キヤノン:MR
例えばキヤノンは3Dの進化系として「MREAL」という新しいサービスを開始しました。
まだ未完成の製品や、持ち運ぶのが大変な製品をMRを使用することで、視覚的に分かりやすく見せることができる技術です。
例えば新商品の車を紹介するとします。
その際、まだ開発が間に合っていなかったり、持っていくのが難しい場合、MRを活用することでその悩みを解消できます。
この製品はキヤノンの持前である光学技術と映像技術を駆使したものとなっており、これからますます注目されていくと思われます。
ワコム:空間でデザイン編集
ワコムはMR事業を行うアメリカの企業「Magic Leap」と協力し、MR環境下で図形やデザインの編集を可能にするペンタブレットの開発を進めています。
制作した図形が実際に空間に浮かび上がり、立体的なデザインを見ながら作業できるようになる技術です。
この製品は、3Dアプリケーションの開発に大きく貢献しうるソフトとなるでしょう。
NTTドコモ:5Gの活用
同じくMagic Leapに出資し、共同開発を行っているドコモは「MR×5G」と題して5GとMRを組み合わせた新たなサービスの展開を計画しています。
Magic Leap社は通話相手の立体像を視覚化し、アバターを介して遠方の人ともコミュニケーションをとれるサービスを開発しています。
そこにドコモ社が5Gの良さである「高速・大容量」「低遅延」を生かして、サービス展開をします。
5Gの普及によってMRも注目されそうだね!
投資家に必要な視点は?
これまで最先端の技術であるMRについて見ていきました。
MRはすでに製品化されていたり、MRを活用した新たなサービスが展開されていることが分かったかと思います。
思い出してみてください。
VRやARが登場した際は、VR/AR関連銘柄が注目されたこともありましたよね。
MRは今は知名度は低いかもしれませんが、今後5Gの普及や働き方が変化していく中で、より存在感を増していくと思われます。
その際に、「MRを本質的に活用できる企業はどこか?」、「MRサービスを提供できる企業はどこか?」と今のうちから考えておくのは、投資家として重要な視点になります。
日々のニュースからMR関連の記事を探したり、身近な商品で活用されていないか、意識してみましょう。
これからも一層躍進が予想されるMR、大注目です!