オプロ(228A)のIPO初値予想と上場概要紹介

オプロアイキャッチ画像

今回はIPO企業の中から、8月21日に東証グロースに上場したオプロ(228A)をご紹介します。

オプロは、帳票や販売管理における効率化を支援する、クラウドサービスを提供する企業です。

想定時価総額は27.3億円で、情報・通信業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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オプロのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

上場日8月21日(水)
いろはにマネー独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格1,240円から、1,612円~1,860円
企業Webサイトhttps://www.opro.net/
取り扱い証券SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、楽天証券松井証券マネックス証券

IPO取り扱い数が多いのSMBC日興証券が取り扱っているね!

オプロのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,240円
仮条件1,240円~1,300円
ブックビルディング期間8月5日(月)~8月9日(金)
当選発表日8月13日(火)
公開価格1,300円
申込期間8月14日(水)~8月19日(月)
上場日8月21日(水)
初値1673円

初値は公開価格の約1.29倍となったね!

オプロのIPO初値予想【アマギフプレゼント】

オプロ初値予想

吸収金額が小さく、3週間ぶりのIPOということで注目が高まります。

また、クラウド売り上げが好調で、業績の伸びが見られます。

懸念としては、オファリングレシオがやや高いことです。

そして、需要の高まる事業内容で期待ができるものの、割高感があるのは否めません。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=1,612円~1,859円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

オプロの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)98.29%644,300株
SBI証券(副幹事)0.43%2,800株
楽天証券0.43%2,800株
松井証券0.43%2,800株
マネックス証券0.43%2,800株

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当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 91 18
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 59 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 52 18 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 67 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 49 3 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 51 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主は代表の里見一典氏です

第4位、6位、9位にはオプロの取締役がランクインしています。

株主名比率
里見 一典58.01%
オプロ従業員持株会10.81%
株式会社たいかも8.97%
安川 貴英7.20%
朏 仁雄2.80%
吉田 順一1.88%
TSV1号投資事業有限責任組合 1.40%
金野 栄太郎1.12%
長井 利仁1.12%
和田 典子0.98%
上位10名を記載

株式会社たいかもは、元取締役の資産管理会社だよ!

オプロの業績情報

オプロ業績データ
※決算期変更により2021年11月期は8か月決算。
オプロ業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸
※2024年4月15日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を実施。
2019年3月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。

EPSはほぼ横ばいながらも、BPSは前期と比較して大幅に増加しています。

EPSは2023年11月期と前期と比較すると約4%の微減となりました。

一方BPSは、前期から2.5倍以上と大幅に増加しており、企業の安定性も高くなっていると言えます。

これは主にクラウドサービス事業の成長、特にデータオプティマイズソリューションの売上増加による利益の拡大の結果です。

決算期2020年3月2021年3月2021年11月2022年11月2023年11月
売上高733 8637521,290 1,618
成長率+17.7%-12.9%+71.5%+25.4%
経常利益-35-8170132109
成長率-186.4%+88.6%-17.4%
経常利益率9.3%10.2%6.7%
当期純利益-57-811139995
成長率-239.5%-12.4%-4.0%
EPS-35.5-50.369.060.858.4
BPS-59.0-109.4-23.437.495.8
目論見書を元に、いろはにマネー作成。単位:百万
※決算期変更により2021年11月期は8か月決算。
※2024年4月15日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を実施。
2019年3月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。

売上高が増加している主な理由は、クラウドサービスの売上が大幅に増加したためです。

クラウドサービスは安定した月次のライセンス利用料をもたらします。

これにより、売上が安定し、利益率も高く維持することが可能に。

特に「データオプティマイズソリューション」が顕著な成果を出しています。

詳しい事業は次の解説をご覧ください。

受注も増えているから、今後も成長を期待できそう!

オプロの事業内容

オプロは、帳票のデジタル化を推進するDXソリューションと、サブスクリプションビジネスの販売管理を支援するクラウドサービス企業です。

提供しているクラウドサービスとして、2つのサービスを提供しております。

どちらのサービスも月額固定料金が売り上げの大半を占めているストック型ビジネスであるため安定感があります。

オプロ事業内容

データオプティマイズソリューション

企業がもつ取引情報や帳票データ等、様々な情報を処理・整理することができるソリューション

  • 金融/行政機関向け電子申請サービス「カミレス
  • クラウド帳票DXサービス「帳簿DX

など

セールスマネジメントソリューション

経営や事業のゴールに対して、達成のために必要な営業・販売に関する様々な情報を一元管理し、業務プロセスを支えるソリューション

新たなビジネスモデルであるサブスクリプション型に対応するサービスを提供

  • サブスクリプション管理サービス「ソアスク
  • 「モノ」のサブスクリプション管理サービス「モノスク

民間・行政問わず支援しているワン!

カミレス

カミレスは金融機関や行政機関が紙主体で行っていた業務や手続きなどをデジタル化できるクラウドサービスです。

各サービス利用者の「申請」から「承認」「共有」までのフローを電子化することで窓口業務を効率化できます。

帳票DX

ビジネスにおいて欠かすことのできない帳票の電子出力を行うサービスです。

また、15年以上培った電子帳票のノウハウに加え、下記のような特徴を持っています。

  • 押印やメール配信などのプロセスを省力・自動化する連携機能
  • 帳票テンプレートを自社で設計するためのツールが利用可能
  • データセンターの多重運用による安全

専用モバイルアプリから帳票の入力もできるよ!

ソアスク

サブスク向けに見積・契約・売上・請求等バックオフィス業務をサポートするプラットフォームを提供しています。

オプロ、ソアスク

モノスク

有形商材を扱うサブスク事業に特化したサブスク管理サービスです。

ソアスクの企業に追加する形で物品管理、設置情報管理、サポート・保守状況を瞬時に、正確に把握できます。

オプロ、モノスク

どの事業も大手であるSalesforceと連携していて一元管理できるよ!

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の6月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Faber Company7/31C(1.0~1.3倍)1.19倍
Heartseed7/30A(1.5~1.7倍)1.33倍
Liberaware7/29S(1.7倍~)1.46倍
タイミー7/26C(1.0~1.3倍)1.28倍
フィットイージー7/23C(1.0~1.3倍)1.23倍

円高が進み、日本株から急激に資金が退避する動きもみられています。

そんな中でも、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

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