今回はIPO企業の中から、3月27日に東証スタンダードに上場したコロンビア・ワークス(146A)をご紹介します。(同日は「ダイブ」、「シンカ」が上場しました。)
コロンビア・ワークスは、不動産開発、不動産賃貸管理、ホテル運営を行っている企業です。
想定時価総額は103.7億円で、不動産業のIPOとなっています。
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コロンビア・ワークスのIPO基本情報
ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。
上場日 | 3月27日(水) |
いろはにマネー独自の初値予想 | D(1.0倍未満) ※想定価格3,110円から、3,110円未満 |
企業Webサイト | https://columbiaworks.jp/ |
取り扱い証券 | SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 、岩井コスモ証券 、SBI証券、松井証券、 楽天証券 など |
IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!
コロンビア・ワークスのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
想定価格 | 3,110円 |
仮条件 | 3,110〜3,300円 |
ブックビルディング期間 | 3月8日(金)~3月14日(木) |
当選発表日 | 3月15日(金) |
公開価格 | 3,300円 |
申込期間 | 3月18日(月)~3月22日(金) |
上場日 | 3月27日(水) |
初値 | 3,745円 |
初値は想定価格の1.20倍となったよ!
コロンビア・ワークスのIPO初値予想
想定時価総額103.7億円、吸収金額32.7億円はいずれも標準的で、荷もたれ感はありません。
また、公募比率は91.2%と高い点はプラスに働くでしょう。
直近のIPO企業の中では特に珍しく、VC比率0%という点もプラスになります。
一方、オファリングレシオが高い点はネックになりそうです。
これらの点から、IPO評価: D(予想レンジ1.0倍未満=3,110円未満)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
コロンビア・ワークスの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
野村證券(主幹事) | 96.52% | 1,013,900株 |
SMBC日興証券(副) | 1.09% | 11,400株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 0.87% | 9,100株 |
岩井コスモ証券 | 0.44% | 4,600株 |
SBI証券 | 0.44% | 4,600株 |
楽天証券 | 0.44% | 4,600株 |
あかつき証券 | 0.22% | 2,300株 |
当選しやすい証券会社ランキング
なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
証券会社名 | 取扱数 | 主幹事数 | 抽選方法 | 事前入金 |
SBI証券 | 89 | 13 |
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
|
必要 |
楽天証券 | 65 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
SMBC日興証券 | 47 | 24 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 必要 |
松井証券 | 55 | 0 | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 不要 |
岡三証券 | 38 | 0 | 取引実績に応じて優遇抽選 | 不要 |
マネックス証券 | 60 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
※取扱数、主幹事数は2022年のデータ
松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、第2位の中内 準氏は同社取締役社長です。
また、VC比率は0%となっています。
株主名 | 比率 |
---|---|
Nstyle株式会社 | 52.00% |
中内 準 | 41.40% |
水山 直也 | 6.60% |
ロックアップ期間は90日間となっているよ!
コロンビア・ワークスの業績情報
決算期 | 2021年12月 | 2022年12月 | 2023年12月 |
---|---|---|---|
売上高 | 10,002 | 11,013 | 14,469 |
成長率 | +13.2% | +10.1% | +31.4% |
経常利益 | 1,029 | 1,854 | 2,382 |
成長率 | +17.9% | +80.2% | +28.5% |
経常利益率 | 10.3% | 16.8% | 16.5% |
当期純利益 | 682 | 1,174 | 1,516 |
成長率 | +26.3% | +72.1% | +29.1% |
EPS | 272.8 | 469.8 | 606.5 |
BPS | 1,886.3 | 2,319.3 | 2,856.2 |
※2021年12月期から連結決算へ移行。
2020年12月から売上高、経常利益ともに右肩上がりに成長しています。
2020年は新型コロナ感染症の影響を受け、ホテル運営サービスの利益が減ってしまいましたが、2021年からは順調に回復しました。
また、同社は不動産開発をメインとしており、賃貸マンションのほかオフィスやクリニックの開発も展開しています。
2023年4月にはアセットマネジメントサービスを開始し、投資家の委託を受けて資産形成や資産運用、保全を行い収益の獲得を目指しています。
不動産開発だけでなく、不動産運営なども行っているんだね!
コロンビア・ワークスの事業内容
コロンビア・ワークスは不動産開発を主な事業として、以下のようなサービスを展開しています。
中核事業の不動産開発サービスについて見てみましょう。
不動産開発サービスの特徴
同社では、案件担当者が仕入から開発、販売まで一貫して担当することによりスピード感を持った判断、機動力のある迅速な業務執行が可能です。
また、不動産開発サービスに関するノウハウ及び開発後の運営に関するノウハウを持ち合わせていることから、企画から運営まで一気通貫の不動産開発サービスの提供が可能です。
定額制のパーソナルトレーニングサービスや朝食提供サービスを導入したレジデンスの案件や、住宅街の駅前にクリニックを集めたメディカルモールの案件を販売してきた実績があります。
相場賃料や想定利用人数といった建物の需要にとどまらず、周辺地域でどのようなサービスが求められているかに至るまで徹底的なリサーチが、特徴的な案件開発を可能にしています。
また、テナントを先に決めた上でその需要に合わせて建設を行うBTS(Build To Suit)型施設の開発も行っており、PET-CTなど高度な医療機器を備えた人間ドック受診センターや学生マンションの開発も手掛けています。
そのほかにも建設期間中の開発案件をSPCへ売却し、販売後も当社のノウハウを活かし、投資家及びCM(コンストラクション・マネジメント)として関与するファンド型のスキームも継続して行っています。
顧客層・商圏
レジデンスやオフィス等を開発対象として用地を仕入れ、リターンを得られる投資対象として案件を組成した後、1棟販売にて数十億円程度のロットがある案件は不動産投資家に直接販売します。
数億円程度のサイズが小さい案件は仲介業者を通して個人富裕層または当該個人の資産管理会社、一般事業法人向けに販売をしています。
当該不動産開発サービスは、大都市圏を対象にしています。
コロンビア・ワークスの収益ポイントは以下の通りです。
同社グループは、土地に建物を建てて売却を行う通常の不動産開発のみならず自社開発型、ファンド型及びソリューション型の3つの事業スキームを展開しています。
そのため、ひとつの土地に対して最適なスキームを選択することで利益の最大化及び資産効率の最適化を図ることができます。
加えて、どのスキームでも当社グループ内でのシナジー効果が活用できることで多様な収益ポイントを確保することが可能です。
不動産開発をメインに行っている会社だワン!
直近IPOの初期予想と騰落結果
直近の2月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
---|---|---|---|
VRAIN Solution | 2/22 | B(1.3~1.5倍) | 1.74倍 |
Veritas In Silico | 2/8 | C(1.0~1.3倍) | 2.00倍 |
SOLIZE | 2/7 | B(1.3~1.5倍) | 1.30倍 |
条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。
日経平均が高値の更新を続けており、IPOにも追い風となっています。
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。
IPO投資におすすめのネット証券3選
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公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
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