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Earth Technology Group<アーステクノロジーグループ>(9333)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、10月6日に東証グロースに上場予定のEarth Technology Group(9333)をご紹介します。

同社は9月21日に上場中止を決定しました。

理由は「最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し」とのことです。

Earth Technology Groupは、バイリンガルエンジニアによるIT 総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社です。

想定時価総額は91億円で、サービス業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

Earth Technology GroupのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日10月6日(金)
いろはに投資独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格1,960円から、1,960円~2,548円
企業Webサイトhttps://www.tech-earth.co.jp/
取り扱い証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券岩井コスモ証券SMBC日興証券SBI証券マネックス証券 など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

Earth Technology GroupのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,960円
仮条件9月20日(水)発表予定
ブックビルディング期間9月21日(木)~9月26日(火)
当選発表日9月27日(水)
公開価格9月27日(水)発表予定
申込期間9月28日(木)~10月3日(火)
上場日10月6日(金)
初値10月6日(金)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

Earth Technology GroupのIPO初値予想

IPO評価Earth Technology Group

Earth Technology Groupが提供するITサービスやSaaS製品の導入コンサルといった事業内容は、トレンドであり人気化しやすいです。

会社発表の業績予想を見ても業績は良く、着実に成長しています。

一方で、オファリングレシオは75.2%と非常に高く株式が十分に消化できない可能性があります。

また、Sunrise Capitalの出口(EXIT)案件と想定され、EXIT系のIPOの初値は公募割れが続いています。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍~1.3倍=1,960円~2,548円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,960円

投票は終了しました。ご回答ありがとうございます!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

Earth Technology Groupの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主)%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券%
岩井コスモ証券 %
SMBC日興証券 %
SBI証券 %
楽天証券 %
マネックス証券 %
割当率・割当株数は、9/20付近に発表予定

\複数口座で当選確率UP!/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主であるSunrise Capital(投資ファンド)が、95.2%保有しています。

また、第5位の能代 達也氏は代表取締役、第6位の松永 好司氏は取締役を務めています。

株主名比率
Sunrise Capital III, L.P. 45.51%
Sunrise Capital III (JPY), L.P. 24.72%
Sunrise Capital III (Non-US), L.P. 20.16%
谷川 昭雄4.51%
能代 達也 4.51%
(4.51%)
松永 好司0.68%
(0.68%)
※ ( )内は新株予約権による潜在株式数及びその割合であり、内数です。

第4位の 谷川 昭雄氏は、2013年にEarth Technology株式会社を設立し2020年4月にバイアウトしているね!

Earth Technology Groupの業績情報

EarthTechnologyGroup業績データ
Earth Technology Group業績データ
決算期2021年12月2022年12月
売上高2,7763,330
成長率+20.0%
経常利益615764
成長率+24.2%
経常利益率22.2%22.9%
当期純利益449530
成長率+18.0%
EPS102.8121.3
BPS312.5434.6
目論見書を元に、いろはに投資作成
※ 国際会計基準に基づいて連結財務諸表を作成。
※2023年7月12日付で普通株式1株につき35株の割合で株式分割。

2022年12月期は、 売上高3,330百万円(前年同期比19.9%増)、経常利益764百万円(前年同期比24.2%増)となりました。

売上高営業利益率23.2%、ROE(自己資本当期純利益率)43.6%という高い収益性を達成しています。

2023年12月期においても、売上高3,759百万円、営業利益867万円と増収増益を予想しています。

同社が展開するIT市場では、慢性的なIT人材不足や、リモートワークなど柔軟な働き方へシフトするためのITシステム導入などの背景から活発にIT投資が行われています。

また、ネットワーク機器の市場シェアは海外製品が過半数を占めるなど、ITに係る業務において英語対応が不可欠であるため、英語によるITサービスの需要は今後も高い状態が続くことが想定されています。

売上高の15%弱は楽天モバイルによるものなんだよ!

Earth Technology Groupの事業内容

Earth Technology Group は、バイリンガルエンジニアによるIT 総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社です。

SI事業(システムインテグレーション事業)

  • KPI推移
  • 採用力と早期戦力化
  • バイリンガルエンジニアのニーズ
Earth Technology Group事業内容
目論見書より引用

CI事業(クラウドインテグレーション事業)

  • 自社保有プロダクトによる研究開発
  • スペシャリスト人材による柔軟な開発方法
Earth Technology Group事業内容
目論見書より引用

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の7~8月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
インバウンドプラットフォーム8/30 A(1.5~1.7倍) 1.38倍
JRC8/9 C(1.0~1.3倍) 0.92倍
Laboro.AI7/31S(1.7倍超)2.06倍
クオルテック7/28C(1.0~1.3倍)0.92倍
GENDA7/28A(1.5~1.7倍)0.92倍

日経平均は下落傾向にあり、以前ほどの勢いはなくなっています。

ただ、公募割れする企業も少々ありますが、直近のIPOは以前通りの伸び方をしています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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