GENDA＜ジェンダ＞（9166）のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、7月28日に東証グロースに上場したGENDA（9166）をご紹介します。（同日は「クオルテック」が上場予定です）

GENDAは、グループ傘下のエンターテイメント事業会社の経営支援を行う企業です。

想定時価総額は591.1億円で、サービス業のIPOとなっています。

GENDAのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日	7月28日（金）
いろはに投資独自の初値予想	A（1.5倍以上1.7倍未満） ※想定価格1,740円から、2,610円～2,958円
企業Webサイト	https://genda.jp/
取り扱い証券	SBI証券（共主）、SMBC日興証券（共主）、松井証券、 マネックス証券 、 楽天証券 など

GENDAのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格	1,740円
仮条件	1,740~1,770円
ブックビルディング期間	7月11日（火）～7月18日（火）
当選発表日	7月19日（水）
公開価格	1,770円
申込期間	7月20日（木）～7月25日（火）
上場日	7月28日（金）
初値	1,637円

GENDAのIPO初値予想

GENDAの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名	割当率	割当株数
SBI証券（共同主）	51.00%	1,122,000株
SMBC日興証券（共同主）	41.00%	902,000株
みずほ証券	3.50%	77,000株
東海東京証券	3.00%	66,000株
岡三証券	0.40%	8,800株
丸三証券	0.20%	4,400株
岩井コスモ証券	0.20%	4,400株
水戸証券	0.20%	4,400株
極東証券	0.20%	4,400株
楽天証券	0.10%	2,200株
マネックス証券	0.10%	2,200株
松井証券	0.10%	2,200株

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当選しやすい証券会社ランキング

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※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、出資者であるミダスキャピタルの資本が多く入っています。

また、第2位の片岡尚氏はGENDAの代表取締役会長、第4位の申真衣氏は同社代表取締役社長を務めています。

株主名	比率
吉村英毅・ミダスB投資事業有限責任組合	42.92%
片岡 尚	16.85%
ミダスキャピタルGファンド有限責任事業組合	13.73%
申 真衣	5.66%
合同会社シンマイ	2.96%
マリンフード株式会社	2.29%
株式会社グローウィング	2.29%
コタエル信託株式会社	1.35%
GPエンターテイメント投資事業有限責任組合	1.14%
Soltec Investments Pte. Ltd.	1.14%

GENDAの業績情報

決算期	2022年1月	2023年1月
売上高	38,111	46,091
成長率	-%	+20.9%
経常利益	3,939	4,011
成長率	-%	+1.8%
経常利益率	10.3%	8.7%
当期純利益	2,727	3,494
成長率	-%	+28.1%
EPS	93.6	110.0
BPS	242.5	353.3

同社は2022年1月期から連結決算に移行しています。

2024年1月期の業績予想は以下の通りで、緩やかに成長を続ける見込みです。

国内外ともにアニメ配信市場は右肩上がりで成長しており、同社に追い風となっています。

また、想定価格（1,740円）で算出したPERは16.9倍、PBRが3.6倍と、業界平均から大きな乖離はありません。

GENDAの事業内容

GENDAは純粋持株会社であり、アミューズメント施設やエンターテイメントに関する子会社を複数有しています。

グループ全体としての事業内容は、大きく分けて以下の4種類です。

同社の主力事業であるアミューズメント施設運営の事業内容は以下のとおりです。

事業の種類	店舗数	内容
都市型店舗運営	61店舗	首都圏や関西圏等の駅前／繁華街にある店舗の運営を行う。 複数階を利用して、階層ごとに顧客ニーズにあったゲームジャンルを提供する。
ショッピングセンター型店舗運営	77店舗	郊外の大型商業施設内にある店舗の運営を行う。 子供から大人まで楽しめる普遍的で幅広いジャンルのゲーム・屋内体験型施設を用意する。
ロードサイド型店舗運営	108店舗	全国の主要幹線道路沿いにある店舗の運営を行う。 店舗独自のイベント開催や季節に応じた装飾などで地域密着を意識した店舗づくりを行う。

アミューズメント施設運営というの中でも、立地やターゲットに応じて店舗設計を工夫していることが分かります。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の6月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名	上場日	初値予想	初値騰落結果
クラダシ	6/30	B（1.3~1.5倍）	1.53倍
ジーデップ・アドバンス	6/30	B（1.3~1.5倍）	2.37倍
ノバレーゼ	6/30	D（1.0倍未満）	0.98倍
W TOKYO	6/29	B（1.3~1.5倍）	2.34倍
ノイルミューン・バイオテック	6/28	C（1.0~1.3倍）	0.94倍

日経平均はバブル後の最高値を更新するなど好調なこともあって直近のIPOは堅調に推移しています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。